メッセージで保護者さまの心をつかむ。ベビーシッターが知っておくべきやり取りのヒント集

保護者さまとのメッセージで心がける3つのポイント
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シッティングを依頼する保護者さまのなかには、疑問を抱えている方や、「こんなことを聞いてもいいのかな」と不安に感じている方もいるかもしれません。
そんな保護者さまとのメッセージのやり取りでは、シッター自身が保護者さまの気持ちに寄り添うことが大切です。まずは、保護者さまとのメッセージで、シッターが心がけるべき3つのポイントについてお伝えします。
1.疑問や不安に対して、詳しくていねいにお答えする
特に、初めてベビーシッターを利用する保護者さまは、不安に思っていることがたくさんあります。まずはシッティングの依頼をいただき、勇気をもってメッセージを送ってきてくださったことに感謝しましょう。
保護者さまの気持ちに寄り添ったメッセージにするためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- お困りになっている疑問・不安点が何なのか
- どのような返答をすると安心していただけるか
また、感謝をお伝えしながら、詳しくていねいにお答えすることも重要でしょう。
では、保護者さまからの質問メッセージには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
最低限でも、このような初回面談や予約・料金についての質問には明快に答えられるように準備しておきましょう。以下のリンクを参考に、自分でわかりやすくまとめておくと安心です。
2.メッセージにはなるべく早く返信する
メッセージへの返信が遅いと、不安になる保護者さまもいらっしゃいます。
夜遅くのメッセージでない限り、なるべくその日のうちに返信するよう心がけましょう。レスポンスを早くすることで、「心配ごとを早く解決してくれるシッター」という印象をもっていただけるだけでなく、次回以降のシッティング依頼にもつなげられるかもしれません。
3.把握していないことを答えるときは確認をとってから
保護者さまから自分が把握していないことについてメッセージが来たときは、必ず確認をとってからお答えするようにしましょう。
【確認方法】
- キズナシッターの「よくある質問」で調べる(フリーワードで検索できます)
- それでも分からない場合には、キズナシッター事務局に問い合わせる
事務局などへの確認で、返答に時間を要することが想定される場合は、保護者さまに待っていただくことになります。調べごとをする前に、「確認をとってからご返答いたします」とメッセージしておくと、ていねいな印象をもってもらえるでしょう。
一方で、シッター自身の判断になる部分も多数あります。たとえば、予約の受け方や病児保育の範囲など、自身でしっかりと基準を設けておきましょう。
なかには、調理・掃除・洗濯など家事に関する質問メッセージもあるかもしれません。
キズナシッターでは、お子さまを安全にお預かりするために、掃除や洗濯、料理・調理、ペットのお世話などの家事サービスは提供していません。
ただし、保護者さまにご用意いただいたお子さまの食事を電子レンジで温めたり、乳児向けにミルクを用意するなど、保育に不随する業務であれば引き受けることが可能です。
以下のメッセージ例を参考に、保護者さまにていねいにお伝えしましょう。
家事のご依頼について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
保護者さまに寄り添ったメッセージ例
ここでは、実際に想定されるメッセージ例を紹介します。保護者さまの気持ちに寄り添うことを第一に、ていねいなメッセージを心がけましょう。
【事例①】初めての依頼で、予約手続きに不安を感じている保護者さま
こちらの保護者さまは、予約操作に慣れず、スムーズな対応ができないかもしれないことを心配されているようでした。
- メッセージ上で日程調整済みのため、日時は押さえてあることを再度言語化する
- シッティング予定日まで余裕があるご依頼であれば、手続きを焦る必要はないことをお伝えする
- 予約が完了したことをなるべく早く返信する
このように対応することで、保護者さまに安心感を届けられるでしょう。
【事例②】クーポンを利用したい保護者さま
保護者さまからクーポン利用についての質問を受けた事例です。
クーポンについて把握していない場合は、キズナシッターのサイトから検索して調べましょう。詳細はこちらからも確認できます。
保護者さまの使いたいクーポンが分かったら、まずは詳細を確認しましょう。また、保護者さまの現在の状況や疑問に感じている部分を伺ったうえで、的確にお答えできるよう心がけましょう。
【事例③】病児保育の利用について確認したい保護者さま
以下の事例は、兄がインフルエンザ罹患で、妹のシッティングができるかどうかの確認メッセージです。
このような場合は、以下の手順を踏みましょう。
- キズナシッターの病児保育のルールを確かめる(こちらから確認できます)
今回の場合は、兄が罹患しているため、妹のシッティングは病児保育扱いになります。 - キズナシッターでのルールを伝え、シッター自身の病児保育のルールもあわせて伝える
今回のシッターさんの場合は、
・シッターの病児保育の料金が1時間あたり+500円
・本人がインフルエンザ罹患の場合はキャンセルになる
というルールを設けているため、その旨をお伝えしています。
メッセージは保護者さまからの信頼を得る第一歩
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今回は、保護者さまとのメッセージで心がけることについて紹介しました。
保護者さまにとって、メッセージのやり取りが的確かつ素早くできるシッターは安心感があります。保護者さまの気持ちに寄り添ったメッセージを心がけ、信頼されるベビーシッターを目指しましょう。