【取材】てぃ先生がベビーシッターに挑戦!「子どもが一番安心して過ごせるフィールドで行う、1対1の丁寧な保育」
訪問ベビーシッター企画、第3弾!
第1弾 【取材】てぃ先生がベビーシッター初体験「保育士が葛藤する“個別の配慮”を心置きなく実現できた!」
第2弾 【取材】てぃ先生のおうち保育「大事なのは保育にストーリー性を持たせること」
小尾さんご一家のプロフィール
てぃ先生プロフィール
のりもの大好きな男の子のシッティング
限定企画「てぃ先生があなたの家でお子様をシッティング!」。
今回は小尾さんのお宅にご訪問し、3歳のゆずる君のシッターに挑戦します。お父さま、お母さまがご在宅の中でシッティングを行いました。
13:00 ご自宅訪問&ごあいさつ
チャイムを鳴らすと、ゆずる君のお母さまがお出迎えしてくださいました。お宅の中にお邪魔すると、少し緊張した面持ちのゆずる君が。「こんにちはー!はじめまして。てぃ先生です」
てぃ先生に会えるのを楽しみにしていたというゆずる君。てぃ先生が笑顔で自己紹介をすると、お父さんにぎゅっとくっつきながらも、興味津々でてぃ先生のことを見つめていました。
ベビーシッターを始める前に、子育ての方針やお子さんの特徴についてお伺いする「面談」を実施します。(※キズナシッターでは、初めての保護者さまからのご依頼時は必ず面談を行い、ご家庭のルールや子育てについてお伺いをします)
「ゆずる君は普段どんな遊びをしていますか」(てぃ先生)
「乗り物が好きなので、電車のおもちゃでよく遊びます。あとは、戦いごっこやお絵描きも好きですね」(お母さま)
「子育てをする中で、決めているルールなどありますか」(てぃ先生)
「そうですね。あまり大きな足音を立てると下の階の方にご迷惑をかけてしまうので、走り回ったりジャンプしたりすると、注意しています」(お母さま)
「遊ぶ時に音が響かないよう気をつけますね。おやつの時間は決まっていますか?」(てぃ先生)
「いつも15時に食べています」(お母さま)
普段の遊びや生活、家庭のルールなど、お母さまからお聞きした情報は「ヒアリングシート」に書き留め、今日のシッティングに活かします。
13:30 シッティングスタート
「ゆずる君がなるべくいつも通り落ち着いて過ごせるように考えていくことが大切だと思っています。『こんな遊びがあるよ!』と僕から提案することもできるのですが、今日は初対面ということもあり、ゆずる君が自分のペースで遊べるようにと考え、まずは彼のおもちゃコレクションを見せてもらい、打ち解けるきっかけにしました」(てぃ先生)
「ゆずる君、これ何?どうやって遊ぶの?先生もつけていい?」(てぃ先生)
「これはね、腕につけるの」(ゆずる君)
てぃ先生がゆずる君のお気に入りのおもちゃについて質問すると、面談時の緊張が早くもほぐれ「これはね〜」と得意気に遊び方を教えてくれました。ヒーローの変身ブレスレットをてぃ先生の腕にも付けてくれました。
続いて、乗り物のおもちゃをてぃ先生に紹介するゆずる君。「これは総武線。これはドクターイエロー」と、電車の知識は大人顔負け。てぃ先生が「線路作って電車ごっこする?」と提案すると、「うん、する!」と嬉しそうな様子です。
「ゆずるは人見知りなんです。初対面の人の前では緊張して黙ってしまうことも多いのですが、あっという間にてぃ先生と打ち解けたので驚きました!」(お母さま)
「家でゆずると遊んでいると、どうしても自分がやりやすい遊びをしようと促してしまうんですよね……。てぃ先生のように、息子がやりたいことにしっかり向き合って遊んであげる機会がなかなか持てなかったので、本人も嬉しいのだと思います」(お父さま)
13:45〜 電車遊び
二人で力を合わせ、部屋いっぱいに大きな線路が完成しました。駅も設置して、さぁ電車を走らせよう!という時に、ちょっと困ったことが。
「ゆずる君、このままだと電車がテレビの下に入っちゃうね。どうしようか?」(てぃ先生)
「うーん……」(ゆずる君)
「どうしたら電車が止まるかな?」(てぃ先生)
「あ!これを使うんだよー!」(ゆずる君)
ゆずる君は、レールのスイッチを切り替えることで電車を止めることを思いついたのです。
楽しく遊ぶだけではなく、遊びを通してその子が成長できるような働き掛けをするのも、保育士のベビーシッターならでは。
「大人が先回りをして答えを教えてしまうこともできますが、遊びの中でゆずる君が考えられるようにしました」(てい先生)
遊びの途中で、ゆずる君の鼻水が出てしまいました。「自分でお鼻かめる?」と聞いて、てぃ先生はゆずる君にティッシュを手渡しましたが、自分で鼻をかむのは難しかったようです。その様子を見て、てぃ先生は手を添えて鼻をかむ手伝いをしました。
「ゴミはどこに捨てるの?」(てぃ先生)
「ゴミ箱はこっち!」(ゆずる君)
「じゃあ、お願いしまーす!」(てぃ先生)
鼻をかんだティッシュは、ゆずる君が自分でゴミ箱に捨てました。
「ゆずる君が自分の身の回りのことをどこまでできるかまだ分からなかったので、鼻をかめるか確認しました。子どもの育ちを考えて挑戦を促すことも大切ですが、その子の様子を見ながら必要に応じて手伝うことも大切だと思っています。もし遊びに夢中になっている場合には、遊びが中断しないように手を貸すようにしています。その場その場で最適な判断をしていくことが、保育者の役割だと思っています」(てぃ先生)
14:15〜 きっぷ作り
レールの上で電車を走らせるゆずる君に「乗り遅れちゃう!待って〜!乗せてくださーい!」とてぃ先生が声を掛けると、そのやり取りが面白かったのか「だめですよー(笑)」と言うゆずる君。電車に乗せてもらえなかったてぃ先生は、「じゃあ、電車のきっぷを作ろう」と提案。
「シッティング前の面談で、ゆずる君はお絵描きが好きだと聞いていたので、遊びの中に取り入れてみたらどうかなと思ったんです。電車遊びの延長できっぷ作りを提案してみました」(てぃ先生)
はさみとクレヨンがしまってある場所を、ゆずる君が場所を教えてくれました。てぃ先生がはさみで紙を切った後、クレヨンを使って二人でお絵描きをしました。何色がいいかな?何て書こう?と会話が弾みます。
「普段、既製品の塗り絵などはやっているのですが、紙を切って1から工作することはないので新鮮ですね。なかなか思いつきません」(お父さま)
二人のきっぷが完成! これで、てぃ先生も電車に乗せてもらうことができました(笑)。
15:00〜 おやつ
遊びに夢中になっていると、いつの間にか15時に。おやつを食べる前に、石鹸を使ってしっかりと手を洗います。
普段、お母さまの手洗いを真似をしているため、石鹸の泡立て方も上手なゆずる君。ゆずる君の手洗いを見守りながら、「手首のほうまで洗うと、バイキンがいなくなるよ」とワンポイントアドバイス。
「手洗いも作業として行うのではなく、どうして手を洗うかまで考えて洗えたらいいなと思っています。そのほうが、今後も継続して手洗いをしようという気持ちになるし、習慣になると思うんです」(てぃ先生)
「手は・・・あたま!手は・・・おしり!」と遊びを交えつつ、きちんと「いただきます」のご挨拶をして、おやつタイムがスタート。
すっかりてぃ先生と打ち解けたゆずる君は、自分のおやつをてぃ先生と半分こしたい様子。「てぃ先生は自分の分があるから大丈夫だよ。どうぞ召し上がれ」(てぃ先生)
15:30 シッティング終了
シッティングの最後は「もっとてぃ先生と遊びたい……」と名残惜しそうなゆずる君。
「タッチしてバイバイしよう!」と声をかけても、そっぽを向いてしまいました。「じゃあ、足にタッチね!」とてぃ先生が足にタッチをすると少しだけ笑顔に。
最後は玄関の外で、お父さまに抱っこされながら、てぃ先生のことを見送ってくれました。
小尾さん、ありがとうございました!
シッターを終えて
子どもが安心して遊べるように、得意なことから入っていく(てぃ先生)
今回でベビーシッターを行うのも3回目になります。最初は、「家庭で子どもと過ごすのはどんな感じだろう?」と不安もあったのですが、実際に訪問してベビーシッターを行うと、お子さんがとても落ち着いて過ごせているのが印象的でした。
ゆずる君は大好きな電車に夢中になって、自分がいちばん落ち着くことができる場所で、のびのびと遊んでいるなあと感じましたね。保育園は集団生活なのでおもちゃはみんなと共有します。その良さもあるけれど、自分がトイレに行ってる間に他の子に取られないように……と落ち着かない姿も見られます。その点、自分のペースで遊びに没頭できるのは家庭の良さだなあと気付きました。
今日は、ゆずる君のフィールドで彼の得意な遊び(電車やお絵描きなど)が展開できたらいいなという思いでシッティングに臨みました。保育園では次の活動が控えているため、子どもが自分でやったり考えたりする時間を、十分に設けられないこともあります。忙しい家庭生活の中でも、ついつい「お母さんが代わりにやってあげるから!」と先回りしてしまう場面も多いかと思います。
ベビーシッターは目の前の子に100%向き合える仕事なので、ゆずる君と過ごしている時も、遊びが広がるような提案をしたり、じっくりと彼の言葉に耳を傾けることができました。
資格を持っている人なら、安心して任せられる(お母さま)
ベビーシッターを利用する時に、どんな人にお願いするかはいつも悩むところでした。てぃ先生と過ごす息子の姿を見ていて、私にはできない遊び方をしていたり、息子がのびのびと遊んでいたりしていたので驚きました。
やはり、幼稚園教諭や保育士の資格を持っている方は、子どものことをよく分かっていますね。安心して任せることができました。
シッターを利用することで、夫婦喧嘩が減るかもしれない(お父さま)
ベビーシッターの文化は日本ではあまり浸透していませんが、家庭で子どもを見ていただけるのは親としても楽だし、何より子どもが一番リラックスできると思います。
子どもが「またこの人に会いたい!」と言うシッターさんに巡り会えて関係性を作ることができたら、ぜひ継続的にサービスを利用したいですね。
特に子どもが病気になった時こそ家庭で見ていただきたいです。息子が病気になると、妻ばかり仕事を休むことになり、それが原因で夫婦喧嘩が起こることも。子どもの前で言い合いになり「しまった……」と反省しているんです。
キズナシッターのように、病気の時も安心して任せることができるプロがいたら、私たちにも選択肢が増えるのでとても助かります。
保育士・幼稚園教諭・看護師100%の安心安全ベビーシッターサービス
キズナシッターでは、ベビーシッターとして働いてみたい方、ベビーシッターを利用したい方を、募集しています。
興味をお持ちいただいた方は、下記URLから、もしくはフリーダイヤル 0120-689-724 (10時〜19時 土日祝除く) までお気軽にご連絡ください。
ベビーシッターとして働いてみたい方
KIDSNA キズナシッターは、保育士・幼稚園教諭・看護師の資格・経験を活かして働ける、ベビーシッター/キッズシッターのお仕事。自分の働ける時間だけ、しっかり子どもと向き合って個別保育ができます。仕事の登録、説明会は随時開催中。
ベビーシッターに子どもを預けたい方
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