【取材】てぃ先生のおうち保育「大事なのは保育にストーリー性を持たせること」
目次
てぃ先生、人生2回目のベビーシッター
前回、人生初のベビーシッターを経験した、てぃ先生(1回目のベビーシッター体験記事はこちらから)。今回ご当選された菅原さんご一家、なんとお父さまからのお申込みでした! ご両親ともに在宅でのシッティングとなりました。
菅原さんご一家のプロフィール
てぃ先生プロフィール
てぃ先生、おうち保育でのストーリー性
15:30 ご自宅訪問&ごあいさつ
玄関先でまずお母様とかける君が出迎えてくれました。かける君はてぃ先生を見つけると、「せんせいきたよー!」とお父さまに元気に報告していました。
事前にてぃ先生の動画や写真を見ていたかける君、てぃ先生に会えるのを楽しみにしていたとの事です。
リビングにてご挨拶。ベビーシッターを行う前に、子育て方針や家庭のルールをお伺いする「面談」を実施。
(※キズナシッターでは、初めての保護者さまからのご依頼時は必ず面談を行い、ご家庭のルールや子育てについてお伺いをします)。
今回はお父さまからのお申し込みだったため、お父さまと「面談」を行いました。かける君とご両親との日常会話は基本英語で、ご両親以外との会話は日本語と、かける君本人が言葉を使い分けていることなどもあらかじめお話されていました。
最初はお父さまの隣に座っていたかける君。スタッフがカメラを構えているのを見ると、自分のカメラを持ってきて真似っこをはじめました。
てぃ先生が「かっこいいね!何撮ってるの?先生にも見せて」と声をかけると、てぃ先生の横でカメラを見せ、そのまま自然とてぃ先生の隣の椅子にちょこんと座るかける君。
椅子に座って少し会話を挟んだ後は、机の上にあった紙相撲で遊び始めた2人。面談もそこそこに、シッティングを開始しました。
てぃ先生はかける君と目線の高さが合うように隣に移動し、かける君も遊び慣れている紙相撲を前に、「どれにする?」とてぃ先生と会話してコミュニケーションをとります。
紙相撲勝負が始まると、「かける君のかちー!」と第一勝負を制したのはかける君。その後、てぃ先生も負けじと「今度は先生の勝ちー!」と勝負を楽しみ、終わるころにはかける君もすっかりてぃ先生に打ち解け、今度は自分からてぃ先生をおもちゃのあるスペースへ案内し始めました。
16:00 電車遊び
おもちゃを選び始めてすぐにかける君がてぃ先生に見せたのは、お気に入りの電車のおもちゃ。
ご両親曰く、電車がなにより好きで、各線のアナウンスなども覚えているくらい。保育園から帰った後も一人で電車で遊ぶことが多いとのこと。
実はこの後、シッティング終了までの1時間30分、ほとんどの時間を電車のおもちゃで遊んで過ごします。
まずは電車に人形を乗せて、いつも遊んでいるように遊び始めたかける君。部屋からキッチンへ続く通路がいつものかける君の線路です。
「しゅっぱつ しんこうー!」と電車を走らせるかける君に、てぃ先生は「じゃあ何駅にいきますか」「これは新横浜駅行きで、ご飯屋さんにいきたいな」と話していきます。
かける君はそれを聞くと、「つぎはしんよこはま~しんよこはま~」「ごはんを たべるひとは おりてください」とてぃ先生の声にあわせて行き先を決めはじめました。
シッティング終了後にてぃ先生に尋ねた所、何気ないこの一言も、「保育のストーリー性」を持たせるために“あえて”投げかけた言葉でした。
「電車遊びの中に『ストーリー性』を持たせてあげた方が遊びが広がると思ったんです。例えば、新幹線で駅に行くけど、その駅に『ご飯屋さん』があった方が話が広がり面白いですよね」(てぃ先生)
人形たちの声もてぃ先生が担当。低めの男の子の声や、高い女の子の声などいろいろなキャラクターでかける君に話しかけていました。
木琴でてぃ先生が鳴らした音は「ぴんぽんぱんぽーん」電車のホームアナウンスの音。
てぃ先生が「かける君も鳴らしてみて」と渡すと、「こっちは とうきょうメトロの おと」「ぴんぽんぱんぽーん」と自分でもたたいてみるかける君。「じゃあ新幹線の音は」「飛行機の音は」と色々な音をだして楽しみ始めました。
この楽器遊びにも今日常に意識している、『保育のストーリー性』が表れていました。
「事前に音楽や楽器が好きだと聞いていたので、楽器を取り入れてみました。ただ、アナウンス音を鳴らして見せただけだと、音楽に興味のない子はあまり反応しないんですよね。この時点でかける君は、自分自身も楽しんで木琴を鳴らしていたので、聞いていたとおり本当に音楽が好きなんだなと思いました。大好きな電車遊びは残しつつ、楽器を取り入れることでそこから遊びが広がると思ったんです」(てぃ先生)
アナウンスの後からさらに色々な電車の種類も交え、飛行機も登場しながら、音楽で広がった遊びをこの後も楽しんでいました。
お別れの時間が近づき、「そろそろてぃ先生帰るんだって」とお母さま、お父さまがかける君に声をかけると、無言で首を横に振り「いやだ」とアピール。
「じゃあ、今からお買い物に行こう」「明日はおでかけするよ」とご両親からなだめられ、しぶしぶ納得の表情。最後に作ったおもちゃは「べりーいんぽーたんと!」と大事なものであることをご両親に英語で伝えて、そのまま残しておくことにしていました。
17:30 シッティング終了
最後は玄関先でバイバイ。かける君はてぃ先生が見えなくなるまで大きな声で「ばいばーい!!」と声をかけていまいた。
菅原さん、短い時間でしたが、ありがとうございました!
人生2回目のシッティング、保育のストーリー性
終始、どう遊びを広げるかを意識していました(てぃ先生)
今回は室内での電車遊びが中心となりましたが、色々なものに興味を持ってもらうという意味でも、電車遊びだけにこだわらずにいたいと思いながら保育をしていました。
だからといって無理に「じゃあもう今からサンドイッチ屋さんです」と遊びを切ってしまうのではなくて、かける君が好きな電車をからめつつ、本人も興味を持てるものを取り入れる事で視野が広くなると感じました。
例えば、1人だと電車を行き来するだけの遊びになってしまうと思うんです。でもその電車遊びの中に「ストーリー性」を持たせて遊びを広げる事が大切で。新幹線で駅に行くけど、その駅に「ご飯屋さん」があった方が話が広がり、面白いですよね。
他にも事前に楽器が好きだとわかっていたので、楽器を取り入れて抑揚をつけてみたり、自然な形で別のものにも興味を持てるように「ストーリー」を考えるという所は特に意識していました。
おうちでの個々の保育だと、そういう細かい所を意識して、より遊びを広げる事ができますね。
子どもにとって全力で自分一人に向き合って遊んでくれる方が必要だと思うんです(お父さま)
外国だとベビーシッターの資格とかがあるんですけど、キズナシッターの場合は保育士資格や幼稚園教諭(を所有しているシッターさん)というところがあり、そこで不安とかはなくなり、安心できるかなと思いました。
実際に利用してみて、やっぱり保育士さんのスキルはすごいなと思いました。例えば、色々なキャラクターの声の使い分けとか、電車遊びっていう中でもずっと同じではなく、どんどん新しい駅や設定がでてきて、かけるが引き込まれているのを感じました。
やっぱり子どもにとって全力で自分一人に向き合って遊んでくれる方が必要だと思うので、あえて子どもの為に時間を作ってあげるという事が必要だと感じました。仕事で外せない時はもちろんだけど、子どもとじっくり過ごせないなという時にシッターさんを利用していきたいです。
てぃ先生が意識していた、『保育のストーリー性』。
保育者からすると、同じ遊びで単調になりがちな室内保育の場面で、いかに視野を広げてお子様の興味を引き出すかという所が表れたシッティングになりました。ただ預かるのではなく、「おうち」で「保育」をするという事。
保育者ならではの視点がつまったシッティングとなり、それが保護者様にも伝わる時間となりました。
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