ベビーシッターの募集・求人

KIDSNAシッター キズナシッター

  • サービスのご利用は
    アプリから
  • iOSアプリをダウンロード
  • Androidアプリをダウンロード
  • お問い合わせは
    こちらから
  • フリーダイヤルで電話する
子どもにかかわる仕事

公園保育で気をつけることとは。ヒヤリハットを防ぐ注意ポイント

ベビーシッターの皆さんは、お子さまと公園ですごす機会も多いですよね。しかし、慣れない公園や初めて訪れる場所での保育では、予期せぬ出来事やヒヤリハットに遭遇することがあるかもしれません。今回は、そんな公園でのシッティングを安心安全に行うための注意点と対策について、詳しく解説していきます。

公園保育で注意したいポイント

buritora / stock.adobe.com

シッティング中に公園遊びをする際、気をつけたいポイントが3つあります。

遊具の使い方

公園で遊ぶときに特に注意したいのが「遊具の使い方」です。

公園の遊具は、自治体によって定期的に管理や点検がされていますが、それでも必ず安全な状態とは限りません。遊具で遊ぶ前に、以下の点について確認しておきましょう。

【遊具を使うときの安全確認ポイント】

  • 遊具に破損やゆがみ、傾きはないか
  • 遊具の周辺に大きな凹凸や石などがないか
  • とがった角やささくれなどが生じてないか
  • なわとびなどの紐やガラス、金属片、たばこの吸い殻などの危険物が放置されていないか
  • 対象年齢

対象年齢については、遊具に貼られている以下のようなシールから確認できます。

なお、このように対象年齢が定められていますが、お子さまの発達段階はそれぞれです。お子さまの発達を詳細に把握して、安全な遊具びであるかどうか判断しましょう。

ケガ・転倒・転落

公園遊びは、さまざまな自然環境のなかで体を思いきり動かす体験です。安心安全なシッティングを行うために、多種多様な遊具を使って遊ぶお子さまにケガはつきものと考え、できるだけリスクを避けることに努めましょう。

以下に、ケガを防止するためのチェックポイントをまとめました。

  • 段差や子どもが登りそうな高い場所、危険物が落ちていないか
  • お子さまの服装が適切かどうか
    ※以下の画像をご確認ください
  • おもちゃやカバン、水筒などを手に持っていないか
  • 靴のサイズが合っているか、適切な靴(運動靴)であるか、靴紐はほどけていないか
  • お子さまが遊具の対象年齢に合っているか
  • 遊具は安全に使用できるか(濡れてすべる状態でないか、熱くないか、破損がないかなど)
  • シッティング当日のお子さまの体調に問題がないか、ケガがないか
  • 周りのお友だちと安全に遊べるか
    場所や遊具を共有する子どもが多いとトラブルのもとになります。必要に応じて、ほかの遊具に誘導するなど工夫しましょう。
  • シッターとの約束事を確認する
    危険防止のために、事前にお子さまと約束事を決めることは大切です。たとえば、順番を守る、お友だちを押したり引っ張ったりしない、シッターの目の届く範囲(公園のここからここまでなど)で遊ぶなど、お子さまの目を見ながらしっかりと話し合っておきましょう。

万が一、ケガをしたとき

お子さまにケガがないことが一番ですが、万が一ケガをしてしまった際に、どのように対応したらよいか、保護者さまとすり合わせをしておきましょう。

  • かかりつけ医の情報を確認しておく
  • 戸外遊びの際は、保険証や医療証など受診に関係するものを携帯しておく

以上のことは最低限把握しておき、緊急を要するケガの場合は、以下のリンクを参考に、緊急対応を行うようにしましょう。

また、お子さまがケガをしたときの保護者さまへの対応についても、以下のポイントを確認しておくと安心です。

シッターの明らかな過失や重大事故以外の軽微なケガについては、まず保護者さまへの謝罪を行うとともに、

  • お子さまがそのケガから感じたことに対して安心できるよう、どのように寄り添ったのか
  • お子さま自身がそのケガの体験を成長につなげるために、保育者としてどのように関わったのか

などについて、報告しましょう。

このように、保育のプロとして、お子さまへの対応をていねいに実施・記録することは、保護者さまとの信頼関係を築く点においても、非常に重要です。

お子さまがケガをすると焦ってしまいがちですが、このようなシーンは、お子さまの生きる力を育む保育者としての関わりを保護者さまに伝えられる機会でもあります。このようなときこそ誠実な対応を行い、保護者さまからの信頼につなげていきましょう。

迷子

シッターの方のなかには「ちょっと目を離した隙に、お子さまの姿が見えなくなった!」というヒヤリハットに遭遇したことがある方もいるかもしれません。

このようなことにならないよう、シッティング中は絶対にお子さまから目を離さないようにしましょう。複数のお子さまを連れて公園遊びを行う際は、特に注意が必要です。

以下の迷子対策ポイントをおさえておくと安心です。

  • 迷子防止用のツールを活用する
  • 公園の下調べをする(死角になる場所や公園外につながる出入口など)
  • お子さまの服装を目立つ服にして、自身でも覚えておく
  • シッターから離れないことをお子さまと約束する
  • どの公園に出かけるかを保護者さまに伝えてから出発する
  • 公園では、お子さまから目を離さない・常にお子さまの近くにいる

【複数のお子さまを連れていく場合】

  • お子さま全員がシッターの目の届く範囲にいるように位置取りする
  • シッターの近くから離れそうになったら、お子さまに声をかけ、近くにいるよう誘導する
    (声をかけても難しそうな場合は、一人を抱っこしたり、ベビーカーに乗せたりする)
  • すべてのお子さまが分散しないように同じ遊具や遊びができるように工夫をする

事前の聞き取りが、安心安全な公園保育のカギ

metamorworks / stock.adobe.com

初めてシッティング中に公園遊びを行う際は、事前に保護者さまに聞き取りをすることが大切です。

以下のチェックリストで確認しましょう。

【公園遊び前の確認リスト】

  • 遊び慣れている公園の場所
  • 持ち物、靴、上着、帽子、日焼け止めの有無
  • 公園までの安全な行き方
  • 移動手段(徒歩、ベビーカー、三輪車など)
  • まだ遊んだことがない遊具があるか
  • 外遊びで気をつけること(たとえば、急に走り出すことがある、手をつないで歩くのが苦手、夢中になると大人の制止が効かないなど)

キズナシッターのヒアリングシートにも、戸外遊びについての聞き取り項目があります。面談から時間が経っていたり、季節が変わっていたりする場合には、以上の点について改めて保護者さまに確認しましょう。

見落としがちな公園遊びの危険性について再認識を

polkadot / stock.adobe.com

公園遊びは、室内遊びとは違った危険が数多く潜んでいます。そのため、安全を確保できないと判断した場合には、勇気をもってお断りすることも大切です。

以下の記事では、戸外遊びでの注意ポイントについて詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

出典:安全利用表示シール/一般社団法人 日本公園施設業協会 出典:知っておきたい!子どもの迷子対策/Gakken
ページ上部へ戻る
保護者の方向けの記事はこちら
シッターとして働く