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子どもにかかわる仕事

外遊びの注意すべき点とは?戸外保育のヒヤリハット対策

幼稚園や保育園とは異なり、シッターはひとりで戸外保育を行わなければいけません。近年は、多様な働き方が増えたことで、保護者さまの在宅ワーク時などに戸外でのシッティングを希望されるケースも増えています。そこで今回は、戸外保育で起こりやすいヒヤリハットとその注意点についてまとめました。安全で楽しいシッティングのために、ぜひ参考にしてください。

外遊びなどの戸外保育で注意したいポイント5選

kapinon / stock.adobe.com

お子さまの外遊びなど戸外保育の際は、複数のお子さまの対応や交通量の多い場所、猛暑や突然の悪天候などの気候条件といった、さまざまなリスクが伴います。そのようななかで、安全なシッティングを行うためにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。

ここではまず、戸外保育中の注意点を5つピックアップして紹介します。

迷子

戸外だからこそ起こるトラブルのひとつに、まず「お子さまの迷子」があります。実際に、これまでのシッティングで、お子さまを見失ってしまったというヒヤリハット事例も起こっています。

複数名のお子さまをお預かりする場合は、年齢や発達段階に差があることから迷子になってしまう可能性が高まります。十分注意していきましょう。

また、迷子はお子さまの大きな事故や誘拐などの事件に発展することも考えられます。こちらの記事では、迷子が起こらないための対策を紹介しています。しっかり確認しておきましょう。

単独でのトイレ利用

戸外のトイレを、絶対にひとりで利用させないことも重要な点です。

必ずシッターが付き添い、異性のお子さまの場合でも、シッターがいっしょに入れる性別の方を選ぶか、多目的トイレを利用しましょう。

また、なるべくお子さまを個室にひとりにしないようにすることも忘れてはいけません。急に倒れてしまった場合や鍵が開かなくなってしまった場合など、開けるまでに時間がかかってしまうと、迅速な対応ができなくなります。

熱中症

夏場は特に、熱中症に注意しなければいけません。

子どもは、温度変化の影響を受けやすいうえ、体温調節の機能が十分に発達していないため、熱中症になりやすいとされています。また、晴れた日は地面に近いほど気温が高いことから、身長の低い幼児は、大人より高温の環境にいることになるでしょう。

さらに、お子さまが遊びに夢中になり、喉の渇きに気づかず水分補給を怠り、結果的に体温が上昇して熱中症になってしまうケースもあるかもしれません。

こちらの記事では、熱中症対策について紹介しています。必ず確認し、お子さまが快適にすごせるよう心がけましょう。

通行人や自転車、車との衝突

お子さまとの移動中は、道で歩行者や自転車、車とすれ違うことがあります。お子さまにとって気になるものがあると、周りを見ずに急に違う方向へ走り出したり、はしゃいで車道側に出てしまったりするケースもあるかもしれません。

特に、都心部では歩道が狭いうえに通行人が多く、自転車が歩道を走っている場合もあります。また、ガードレールのない道を移動することも多いでしょう。

移動中は、シッターが車道側を歩き、必ず手をつなぎましょう。小さいお子さまと横断歩道を渡るときや歩道が狭いところを移動するときは、抱っこをした方が安全です。

通行人やほかのお子さまとの関わり

移動中や外遊びのとき、地域の方が声をかけてくれることもありますよね。

元気よく挨拶するのはもちろん大切ですが、「どこに住んでるの?」「保育園はどこ?」など聞かれることもあるかもしれません。そのような場合は、むやみに個人情報を教えないようにしましょう。

また、公園でお子さまが遊んでいるとき、ほかのお友だちからお菓子などの食べ物をもらうこともあります。このような場合、保護者の方の許可なく、お子さまがその食べ物を口にすることは絶対に防ぐようにしましょう。

お菓子をくれたお友だちには、笑顔で「ありがとう」と伝えて受け取ります。そして、お預かりしているお子さまには、「おうちに帰ってママに聞いてから食べようね」と伝えて、お菓子はシッターが預かるようにしましょう。その後、保護者さまにお渡ししてください。

安全に戸外保育をするための3ステップ

kapinon / stock.adobe.com

ステップ1.事前に保護者さまに確認しましょう

戸外保育を引き受ける際は、事前に保護者さまに以下の項目を確認しましょう。

  • いつものお散歩・公園へ向かうルート
  • 外に行く時間帯(通行人や車通りが多い時間、暗い時間などは避ける)
  • 今まで危険を感じたことがある場所の有無
  • 気をつけた方がよいことの有無(お子さまが急に走り出すことがある、エスカレーターにひとりで乗ろうとするなど)
  • 近隣のトイレの有無
  • 持ち物(動きやすい靴や服装、水分、ハンカチ・タオル、ウェットティッシュ、アルコール、着替え、必要であればオムツ類、ビニール袋、救急セット、雨具、ベビーカーや抱っこひも、シッターの財布・携帯電話、ご自宅の鍵)

<暑い日>

  • 帽子
  • 虫よけスプレー
  • ハンディタイプのファン
  • 保冷剤 など

<寒い日>

  • 防寒具 など

また、荷物を持ちながらでもお子さまと手をつなげるように、ストラップ付きのスマホケースやリュックを使うなどして、両手が空くように工夫しましょう。

ステップ2.当日、戸外に出る前にお子さまと約束をしましょう

戸外に出る際は、お子さまの目を見ながら、外でのルールやマナーなどの約束事を確認しましょう。

  • 移動のときは、シッターとしっかり手をつなぐ
  • 急に走らない、飛び出さない、隠れない
  • よそ見歩きをしないで、前を見て歩く
  • 勝手にお店や人の家に入らない
  • 知らない人に話しかけられたら、シッターを呼ぶ
  • シッターの見えないところにひとりで行かない
  • 公園の外に出ない

「こうしてね」と話すだけでなく、「どうしてこの約束が大切なのか?」という理由もいっしょに話すことで、お子さまに伝わりやすくなります。意識してみましょう。

ステップ3.安心安全なシッティングを意識しましょう

シッティング中も以下のことを忘れず、安心安全な時間をすごせるよう心がけましょう。

  • お子さまとしっかりと手をつないで歩く
  • 常に、シッターが道路側、線路側、出口側にいるような配置を心がける
  • 点滅信号は渡らない
  • お子さまを急かすことがないよう、時間に余裕をもって移動をする
  • お子さまが、シッターといっしょに歩くことに集中できるような工夫をする(いっしょに歌をうたう、クイズを出す、歩数を数えるなど)
  • お子さまから絶対に目を離さない
  • 場合によっては、保護者さまやお子さまのご意向よりも、お子さまの安全を第一に考え、臨機応変な行動をとる

外遊びなどの戸外保育は、お子さまも開放的になりがちです。お子さまとシッターがともに戸外での時間を楽しめるよう、今回紹介した注意点と3ステップをシッティング前に必ず確認するようにしましょう。

出典:熱中症を防ぎましょう/厚生労働省
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