一時保育を活用してパートで働きたい。事前に知っておきたいメリット・デメリット

保育園の一時保育とは
育児中のママのなかには、保育園で実施されている一時保育を利用して、パートとして働きたいと考えている方もいるかもしれません。
では、そもそも「一時保育」とは、どのような事業なのでしょうか。
「一時保育」とは、保護者が子どもの面倒をみることができないときに、一日や時間単位で一時的に子どもを預けられる事業です。
一時保育は「一時預かり」ともいわれており、保育園を継続的に利用していない子どもが対象となります。預けられる年齢は施設によって異なり、生後2カ月ほどの0歳児から預かってくれるところもあれば、2歳児以上を対象としているところもあるようです。
利用理由や実施施設、利用方法などの詳細については、以下の記事で紹介しています。
パート勤務での一時保育の利用例
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保育園の一時保育を利用しながら、パート勤務をしている方はどのような働き方をしているのでしょうか。一時保育の利用内容とあわせて聞いてみました。
週3日、5時間程度
一時保育では、利用時間に応じて、保育園に通う子どもと同じような生活リズムですごすことが多いようです。個人差はあるものの、週3日程度定期的に通うことで、子どもも保育園での生活に早めに慣れることができるかもしれません。
週2回食事までの利用
子どもの年齢や様子に応じて、パートの勤務時間を調整するママもいるようです。親の預けたい時間に応じて対応してもらえることも、一時保育の魅力のひとつかもしれません。
仕事が入ったときに
一時保育は、限られた時期だけの勤務など、単発的な仕事の場合にも利用しやすいようです。利用するためには、事前登録や面談などが必要となるため、不定期の仕事をする場合は、勤務予定を早めに把握しておくと、申し込みやすいかもしれません。
一時保育を活用してよかったこと
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一時保育を利用してパートで働くママたちは、どのような部分にメリットを感じているのでしょうか。一時保育を活用してよかったことを聞いてみました。
子どもが集団生活を経験できる
一時保育では、子どもの年齢や様子にあわせて、同年齢くらいのお友だちといっしょにすごすことも多いようです。そのため、友だちと遊んだり、いっしょに制作をしたりするなどの集団生活を通して、子どもが刺激を感じ、新たな学びを得ることもあるかもしれません。
子どもが無理なく通える
ママのなかには、子どもが小さいうちは子どもに負担のない保育を利用したいと考える方もいるようです。通常の保育園生活では、週5日連続で登園することも多く、子どもによっては普段と違う環境に疲れてしまったり、ママやパパと離れ寂しい気持ちになってしまったりすることもあるかもしれません。その点、一時保育は少しずつ園生活に慣れていくことができるため、子どもにとっても無理なく通えるようです。
働いていることで利用しやすい
保育園の一時保育は、仕事以外にも、冠婚葬祭やリフレッシュのために利用することが可能ですが、地域によっては、仕事をしていることで、優先的に一時保育を利用できるというルールを設けているところもあるようです。そのため、パート勤務の方には利用しやすいサービスといえるかもしれません。
ママのリフレッシュの時間になる
出産をきっかけに仕事を辞めたママのなかには、子どもが成長し育児が落ち着いてくるタイミングで、「社会とつながりたい」「家族以外からも必要とされたい」と感じる方もいるようです。子どもを預けて短時間のパートをすることで、育児だけの生活にはない時間をすごすことがリフレッシュにつながるかもしれません。
一時保育のデメリット
一時保育の利用を検討するにあたって、デメリットを把握しておくことも大切かもしれません。ここでは、ママたちの声をもとに、一時保育の注意点を紹介します。
予約が取りづらい
一時保育の受け入れ人数が数人の施設もあるため、自治体によっては予約枠が争奪戦になっていることもあるようです。キャンセル待ちだったり、前述したように働くママが優先だったりして、なかなかリフレッシュ目的での予約がとれないという声も聞かれました。
利用日数や時間に制限がある
一時保育は、利用日数が週に3日以内、利用時間は平日の8時半〜17時の間というように、利用制限がある場合がほとんどでしょう。また、保育園の一時保育の場合、日曜日や祝日は基本的に利用できないため、そのような日に預けたいときは、ほかの預け先を検討する必要があるかもしれません。
利用頻度に応じて費用がかかる
一時保育の利用料は、地域や施設によっても差があるようですが、一般的に、認可保育園の場合は、1時間で500~600円、1日で2,000~5,000円程度といわれているようです。一方、民間の認可外保育施設では、1時間1,500~3,000円、1日で6,000~15,000円ほどかかるところも多いため、預ける施設の料金表をあらかじめしっかり確認しておく必要がありそうです。
保活の加点にならない
いずれはフルタイムで働きたいと考え、一時保育を利用しながら、認可保育園の入園を目指す方もいるかもしれません。保育園入園の選考は、家庭状況を点数で表し、持ち点が高い希望者から入園できる仕組みになっています。認可外保育施設やベビーシッターなどの利用があれば、調整指数として点数が加算される自治体もあるようですが、 一時保育では加算になりません。一時保育を利用しながらパートで働き、認可保育園の入園を希望する場合は、就労時間を長くしたり、ほかのサービスを併用したりする方がよいかもしれません。
一時保育が利用できないときの子どもの預け先
ママたちの体験談にもあるように、一時保育は、地域によっては利用者が多く、申し込んでも利用できないということがあるようです。そのため、一時保育を利用できなかったときの対応策を考えておくと、いざというときも安心かもしれません。
ファミリーサポート
ファミリーサポートとは、地域で子育てを助け合う、自治体主体の活動です。地域で育児の手助けをしてほしい依頼会員と、子育てのお手伝いをしてくれる提供会員で構成されており、ファミリーサポートセンターが仲介役となり相互援助を行います。
利用例としては、子どもの送迎や預かりなどがあるようです。利用するためには、自治体への会員登録が必要となり、利用前には事前の打ち合わせも行われるようです。
料金は自治体によって異なりますが、1時間500円~1,000円ほどの場合が多く、平日や休日によって料金が異なったり、早朝や夕方以降の時間帯は料金が上がったりする自治体もあるようです。
ベビーシッター
ベビーシッターとは、主に自宅などで保護者が不在のときに、子どものお世話をしてくれるサービスです。
対象となる年齢は、おおむね0歳から12歳で、マンツーマンの保育となります。ベビーシッター会社によってサービス内容もさまざまのようですが、保護者の要望や子どもの様子・興味に応じて柔軟に対応してもらうことができます。また、前述したように、ベビーシッターを利用することで、保育園入園の選考において加点対象となる自治体もあるようです。
料金は、依頼するベビーシッター会社によって異なり、基本料金が1時間いくらと決まっているところもあれば、数時間のパック料金となっているところもあるようです。子どもを1時間預けたときにかかる料金の相場は、1,000円から4,000円程と幅広く、ベビーシッター会社に登録をして利用する場合には、基本料金とは別に、入会金や年会費がかかる場合もあるようです。
このように、ベビーシッター会社によって、サービス内容も料金設定もさまざまなので、利用する前には詳細を確認しておくと安心かもしれません。
パート勤務にあわせて一時保育をじょうずに活用しよう
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今回は、ママたちの体験談を交えて、パート勤務の場合の一時保育の利用例や、メリット・デメリットについて紹介しました。
一時保育は、保護者の勤務状況に応じて、柔軟に利用することができ、ママにとって無理のない働き方ができたり、子どもにとっても集団生活ができたりと、魅力も多いようです。
家庭の状況や今後の予定なども視野に入れながら、一時保育をじょうずに活用できるとよいかもしれませんね。
一時保育の予約が取れないときは「キズナシッター」の活用を
一時保育を利用できなかったときや、子どもがなかなか一時保育に馴染めなかったときなど、子どもの預け先に悩んだときには「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターは、登録するベビーシッター全員が保育士や幼稚園教諭、看護師などの資格保有者です。そのため、専門知識をしっかり身につけた、保育現場での経験豊富なベビーシッターが多く、子どもの気持ちに寄り添うていねいな保育が利用者からも好評です。
子どもが安心できる自宅での保育が基本となりますが、近くの公園に連れて行ったり、自宅で制作遊びを楽しんだりと、保護者や子どもの要望に応じて、保育内容も柔軟に対応できます。
担当するベビーシッターは、利用者が希望の条件にあわせて選ぶことができるため、安心して利用できるのも魅力のひとつでしょう。
専用アプリへの登録は無料です。いざというときのための子どもの預け先として、まずは会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
Click!詳しくはこちらお住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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