横浜市のベビーシッター補助はある?そのほか活用したい子育て支援事業や助成制度

子育て支援が充実「横浜市」
自然環境や充実した保育施設、そして多様な子育て支援制度が整っていることから、子育て世帯に人気の「横浜市」。
横浜市では、子どもを妊娠してから、出産、育児にかけて保護者が感じる不安を解消できるよう、「子ども・子育て支援事業計画」が策定されています。これは、自治体の一方的な政策でなく、実際に子育て世帯にアンケートを取り作成されたもののため、実態に合った具体的な事業計画となっているようです。
今回は、そんな横浜市の子育てに関する補助や支援事業、施設について、詳しく解説していきます。
出典:横浜市子ども・子育て支援事業計画/横浜市横浜市の子育て補助金制度
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まずは、横浜市の子育てに関する補助金制度についてみていきましょう。「妊娠・出産に関する助成」と「子育てに関する助成」に分けて解説します。
妊娠・出産に関する助成金
横浜市は、妊婦健康診査の費用を助成しており、妊婦健康診査費用補助券を14枚、多胎妊娠した場合は5枚を追加で交付しています。令和6年10月からは、新たに5万円の追加助成も開始しました。
横浜市と契約をしていない医療機関などでは使用できないため、里帰り出産を検討している方は注意しましょう。
妊娠中になりやすい虫歯予防のために、歯科検診を無料で1回受けられる制度も整っています。重度の歯周病により、早産・低体重児出産の頻度が高まる可能性もあることから、ママの口の中の健康状態は、生まれてくる赤ちゃんに大きく影響するといわれています。妊娠12週~27週頃に忘れず受診するようにしましょう。
そのほか、生活保護世帯など出産費用の負担が困難な方でも安心して入院・出産できるための助産制度もあります。
出典:妊婦健康診査/横浜市 出典:妊婦歯科健康診査/横浜市 出典:助産制度/横浜市子育てに関する助成金
子育て家庭へのさまざまな生活支援として、「小児医療費助成」や「未熟児養育医療給付制度」、家賃の一部を助成する「子育てりぶいん」などの制度があります。
特に、「小児医療費助成」は、0歳~中学3年生の子どもを対象に、入院・通院にかかる保険診療の自己負担額を全額助成してくれます。所得制限や通院時にかかる実費負担もないため、すべての家庭が安心して医療機関にかかることができる制度といえそうです。
ひとり親家庭を対象とした、「母子・父子家庭自立支援教育訓練の給付金事業」、「母子・父子家庭高等職業訓練促進給付金等事業」、「ひとり親家庭等医療費助成」などの制度や、障がいのある子どもの家庭支援では、「障害児育児手当金」と「特別児童扶養手当」の制度などもあります。対象の家庭は確認してみるとよいでしょう。
また、子育て中に「用事を済ませたい」「自分の時間をつくってリフレッシュしたい」など、誰かの手を借りて子どもを見てもらいたいときに、認可保育所や認可外保育施設などの一時預かり施設を無料で体験できる電子クーポンも配付しています。利用理由は問わず、どのようなシーンでも利用できるようです。
子どもが安心してすごせる環境での個人保育を希望している方のなかには、ベビーシッターを利用したいと考える方もいるかもしれません。2025年4月現在、このベビーシッター利用時の助成について、横浜市独自のものは実施されていないようです。
一方で、仕事などの理由によるベビーシッター利用が、子ども1人につき1回あたり4,400円(2,200円×2枚)割引になる「ベビーシッター派遣事業割引券」は、2025年度も利用できるようです。
詳細は以下の記事からご確認いただけます。気になる方はチェックしてみてください。
横浜市の子育て支援事業やその施設
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横浜市にはどのような子育て支援事業や子どもの預かり施設があるのでしょうか。ここでは、横浜市の公式サイトをもとに、子育て支援事業やその施設について紹介します。
子育て施設
横浜市には、「保育所」と「幼稚園」以外に、幼稚園と保育所の機能をあわせもつ「認定こども園」があります。また、地域型保育事業では、0歳から2歳の子どもを預かる「家庭的保育」「小規模保育」「事業所内保育」の3種類の事業も行われています。
そのほかに、小学校入学前の親子を対象とした、子どもの遊び場や親子同士の交流、育児相談などを提供している「地域子育て支援拠点」が横浜市内の各地にあります。
なお、横浜市では、子ども・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」において保育・教育施設情報を公表しているため、自宅周辺の保育や教育施設を検索したいときには活用してもよいでしょう。
出典:令和7年度 横浜市保育所等利用案内/横浜市 出典:地域子育て支援拠点/横浜市 出典:保育・教育施設検索(子ども・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」)/横浜市一時保育
一時保育とは、保護者の就労や病気、入院などにより一時的に日中の保育が必要な場合や、保護者の育児不安の解消と子育ての負担軽減のために子どもを預かる制度です。
対象は、保育所などの保育施設に在籍していない、小学校入学前の児童となります。
一時保育の利用種類には、保護者の就労や就学などによって断続的に利用できる「非定期保育」、保護者の病気や冠婚葬祭などによる緊急一時的な利用として「緊急保育」、育児のリフレッシュを目的とした「リフレッシュ保育」の3種類があります。利用の種類によって預けられる日数が異なるため、利用前に詳細を確認しておくと安心でしょう。
出典:一時保育のご案内/横浜市乳幼児一時預かり
横浜市には、子育て中に用事を済ませたいときやリフレッシュをしたいときなど、理由を問わず子どもを預かる、乳幼児一時預かりという事業があります。
対象児童は、市内居住者で生後57日から小学校入学前の子どもです。利用する場合には、原則として、利用を希望する施設に直接訪問し、事前登録が必要となります。
なお、施設によって、利用申込みの方法が異なるため、訪問した際に確認しておくとよいでしょう。横浜市の公式サイトには、乳幼児一時預かり事業を実施している施設の一覧とともに、実施時間など各施設の詳細が掲載されています。気になる方は、以下のページよりご確認ください。
出典:乳幼児一時預かり事業/横浜市病児・病後児保育
病児・病後児保育とは、保護者の仕事や出産などで家庭での保育ができない場合に、病気や病気の回復期にある子どもを預かる事業です。
病気の状態によって預かる施設が異なります。病児保育では、医療機関併設型の病児保育室で看護師・保育士が病気の初期段階から子どもを預かり、病後児保育では、専用の保育室で看護師等の専門スタッフが対応します。
対象は、生後6カ月から小学校6年生までですが、利用する施設に応じて、小学校3年生までのところもあるようです。病児保育と病後児保育それぞれで利用条件や方法が異なるため、利用前に詳細を確認しておくとよいでしょう。
出典:病児保育事業/横浜市 出典:病後児保育事業/横浜市24時間型緊急一時保育
保護者の病気や仕事などで、緊急に子どもの預け先が必要になったときに、保育所で一時的に子どもを預かる事業です。
夜間や宿泊も含め、24時間365日対応しており、利用対象は生後6カ月から小学校入学前の児童です。実施施設は市内に2カ所あり、利用する場合には実施している保育所に直接の申込みが必要となります。
出典:24時間いつでも預かり保育について/横浜市横浜子育てサポートシステム
横浜子育てサポートシステム事業は、子どもを預かってほしい人と子どもを預かれる人が会員登録し、条件の合う近隣の方との出会いをサポートする事業です。地域の中で子どもを預けたり預かったりすることで、人と人のつながりを広げ、地域ぐるみでの子育て支援を目指しています。
会員になるためには、まず入会説明を受ける必要があります。利用時間や費用などの利用条件も詳細に定められているため、説明会の際にしっかり確認しておく必要がありそうです。
また、令和5年4月1日以降に生まれた子どもがいる世帯で会員登録した方には、 8時間分のおためし券も配付されています。
出典:横浜子育てサポートシステムとは/横浜市横浜市の子育て支援情報
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子育て中のママやパパのなかには、横浜市の子育て支援に関する情報をまとめて知りたい方もいるのではないでしょうか。横浜市の子育て支援情報サイト3つを紹介します。
育児を応援する行政サービスガイド「よこはま子育てナビ」とは、子育て中に役立つ行政サービスが掲載された情報サイトです。横浜市の子育てに関連した行政支援を検索できるため、いざというときのためにスマホやパソコンに登録している方も少なくないようです。
横浜市子育て応援アプリ「パマトコ」は、横浜の子育てのすべてが集約された横浜市の公式アプリです。子育てに関するさまざまなオンライン申請や、子育てに必要な情報の取得、予防接種のスケジュール管理など、ママやパパが便利に活用できる機能が多く備わっています。
以下の「パマトコ」のページより新規登録可能です。
また、子育て家庭や妊娠中の方のお出かけをサポートする「子育て家庭応援事業ハマハグ」という事業も行われています。利用登録しておくと、ハマハグに協賛しているお店や施設でお得なサービスを受けられるしくみになっているため、子どもとのお出かけをより楽しめるのではないでしょうか。
出典:育児を応援する行政サービスガイド よこはま子育てナビ/横浜市 出典:パマトコ 横浜市子育て応援アプリ/横浜市 出典:子育て家庭応援事業ハマハグ/横浜市横浜市で子育て支援を活用しよう
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横浜市の子育て補助金制度のなかには、妊娠時期の妊娠健康診査に関する助成制度のほかにも、子育て家庭をサポートする多様な行政支援があるようです。子育てにおいて欠かせない小児医療費の助成をはじめ、ベビーシッターなどさまざまな保育ニーズに応じた補助制度も実生活に大いに役立つのではないでしょうか。
また、横浜市は、認可保育所や幼稚園、地域型保育事業などの子育て支援施設のほか、一時保育や病児・病後児保育、24時間型緊急一時保育など、保護者が子どもの預け先に困った際に利用できる、子どもの預かり事業が充実していることもわかりました。
今回紹介した、横浜市の育児を応援する情報サイトなどもじょうずに活用しながら、楽しく子育てができるとよいですね。
横浜市で子育てのサポートがほしいときには「キズナシッター」へ
横浜市や周辺の地域で子育てのサポートを受けたいとき、「一時保育の予約がとれなかった」「急な場合も対応してくれる預け先が知りたい」といったケースもあるようです。
0歳から12歳までの赤ちゃんや子どもを預けたいときは、「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターは、保育士や幼稚園教諭、または看護師いずれかの資格を所有する方のみが登録できるベビーシッターのマッチングサービスです。横浜市を拠点とする経験豊富なベビーシッターの方も在籍しております。
利用登録料や年会費は一切かからず、実際にシッティングを利用した分だけの支払いのため、いざというときのために登録している家庭も少なくありません。子育てのなかでサポートがほしいときには、ぜひキズナシッターへご依頼くださいね。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
Click!詳しくはこちらお住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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