ワーキングマザーのなかには、業務の内容によってはどうしても出張に対応しなければならない方もいるようです。そのなかで、子どもの預け先や、出張に対応するときにどのようなことに注意したほうがよいのか悩みを抱えている方もいるかもしれません。そこで今回は、体験談を交えて出張時の子どもの預け先や出張のときに意識していることについて紹介します。

ママの出張。子どもの預かり先など気になること

ワーキングマザーのなかには、取り組んでいる業務によって国内外の出張に対応する方もいるようです。しかし、子どもが小さいうちは、家を空けることで家事や子育ての対応など不安に感じることもあるかもしれません。

ましてや、共働き家庭では、パートナーの勤務状況によっては、ママが不在になることで、子どもや家事の対応が難しいということもあるようです。

出張の対応は、勤務先によって本人の意向をきちんと確認した上で進めていくこともあるようですが、職場の状況やキャリアアップを考慮して、やむを得ず対応しなくてはならないことも出てくるでしょう。

出張を経験しているワーキングマザーの体験談を交えながら、子どもの預かり先や出張のときに意識していることについて見ていきましょう。

出張中の子どもの預かり先

polkadot / stock.adobe.com

出張の機会があるママに話を聞くと、最も多い悩みは「出張中の子どもの預かり先の確保」のようです。ここでは、出張中に子どもの預かり先をどうしていたか聞いてみました。

夫

日帰りの出張の場合には、夫にその日だけ定時で仕事を終わらせて保育園のお迎えなど対応してもらっています。食事は、作り置きしているものを食べてもらい、お風呂や寝かしつけも夫が行ないます（30代/3歳児のママ）

出張で2泊ほど家をあけるときは、パパに子どものことや家事をまかせています。子どもも自分のことは自分でできるようになってきたので、食事や保育園の送迎を行なえば、あとはパパと協力してやっているようです（40代/5歳児のママ）

出張の対応を夫に依頼しているワーキングマザーもいるようです。夫婦で協力している方のなかには、事前に定時での勤務や早退してもらうことが可能なのか、きちんとパートナーに確認をしたうえで出張に対応しているという意見も聞かれました。

両親や義父母

子どもがまだ小さいので、私が日帰りの出張で帰りが遅くなる場合には、出張の当日に実家の両親に子どもを預けて、夫が仕事帰りに迎えに行くようにしています。います。食事や子どもの対応などを両親に依頼することで、夫も安心して仕事に専念できるようです（20代/2歳児のママ）

宿泊をともなう出張の場合には、夫婦だけでは対応が難しいので、近くに住む義父母に子どもたちの預かりを依頼しています。最初は不安もありましたが、出張中は夫も義実家にお世話になるので、子どもたちも慣れてきているように感じます（30代/3歳児と4歳児のママ）

頼れる家族が近くに住んでいる場合には、出張の際に子どもの預かりを依頼するワーキングマザーもいるようです。

両親や義父母に依頼する際は、普段遊びに行くときとは違い、保育園の送迎や入浴・寝かしつけといった対応が必要になるため、事前に出張時の練習として家族でお泊りに行ったという方もいました。

ベビーシッター

近くに頼れる家族もいないので、ベビーシッターと夫の協力で出張の対応をしています。出張中の食事は事前にまとめて作っておき、保育園への送迎や夫が帰って来るまではベビーシッターに依頼をしています。シッターさんが夜遅い時間まで対応してくれるので助かっています（40代/4歳児のママ）

子どもをおいて出張する際に預かり先が見つからない場合、ベビーシッターを依頼しているという声も聞かれました。

近くに頼れる家族がいないと、夫だけでは対応が難しい面があるかもしれません。そのような際に、ベビーシッターに来てもらい自宅を預かり先にすることで悩みを解消したという方もいました。

出張するときに意識していること

ワーキングマザーのなかには、出張に対応するために「子どもの預かり先」以外にも考慮していることがあるようです。出張するときに意識していることについて聞いてみました。

早い段階で出張予定を立てる

上司に出張に対応できるか相談を持ちかけられたときに、早めに出張予定を決めてもらうよう依頼をしました。早い段階で出張予定が決まれば、預かり先の検討や家庭での準備などを余裕をもって対応できます（30代/3歳児と小学生のママ）

出張に行く場合には、会社側に早めに出張予定を決めてもらうよう依頼している方もいるようです。出張が突然決まると、子どもの預かり先の確保などの対応が難しかったり、十分な準備ができなかったりすることもあるかもしれません。

出張が事前に予測される場合には、ほかよりも早い段階でのスケジューリングが必要であることを勤務先や上司などに伝えておくのがよいようです。

不測の事態に備える

出張中に子どもが体調を崩したりけがをしたりすることも想定して、不測の事態に備えています。かかりつけの病院の診察券や医療証の置き場所を共有したり、夫の勤務先にもパートナーが出張中である旨を把握してもらい、いざというときにはすぐに対応できるように根回ししたりしています」（40代/5歳児のママ）

ワーキングマザーのなかには、自分の不在中に子どもに何かあったときの対応を心配する方も多いようです。あらゆる不測の事態を想定し、それぞれの対応を夫婦で話し合っているという方もいました。

なかには、近くに住むママ友にいざというときの対応を依頼している方もおり、事前に周囲との協力体制を作っているという声も聞かれました。

不在になることを子どもに伝える

出張が決まった際には、どこに、なぜ行くのかなど詳しく子どもに伝えるようにしています。言葉だけではなく地図を使って話をすることで、子どもも理解が深まっているようです（30代/3歳児ママ）

出張に行く場合には、子どもに不在になることをきちんと伝えているというワーキングマザーの声も多く聞かれました。

子どもの年齢によって伝え方を工夫している方もおり、子どもが不安になることがないよう丁寧な伝え方を意識しているという声も聞かれました。

ビデオ通話などの活用

泊まりでの出張の夜には、顔が見えるオンライン通話で子どもと必ず話すようにしています。メールで状況を聞いても不安が残るので、子どもの表情を見ながら直接話すことで安心できます」（30代/5歳児のママ）

出張中は、ビデオ通話などを活用して子どもの様子を把握している方もいるようです。子どもの表情を見ることができるので、メールの文章や電話では感じ取れない子どもの気持ちを感じることができるという方もいました。

また、子どもにとっても寝る前にママと顔をあわせて話をすることで不安が軽減されているように感じるという声も聞かれました。

お土産を準備する

私が出張中、子どもは慣れない環境のなかでがんばってくれているので、お土産を買って帰るようにしています。子どもはお菓子よりもおもちゃを喜ぶこともあるので、好きなキャラクターのおもちゃを買って、帰ったときに渡しています（40代/4歳児のママ）

出張にでかけたときには、お世話になった家族などに渡すお礼のほかに、子どもが喜ぶようなお土産を準備するというワーキングマザーもいました。

事前に、がんばってくれたら欲しいおもちゃを渡すことを子どもに伝え、ママが不在の間も子どものモチベーションにつながるような声かけをしたという声もありました。

 

関連記事

キズナシッター

育児に限界を感じたときに利用できる子どものショートステイ。民間のサポート事業やサービスも

育児に限界……子どものショートステイは利用できる？ 育児疲れや子育てに限界を感じたときに子どものショートステイは利用できるのでしょうか。事業の内容について内閣府の資料をまとめました。 事業の概要 「ショートステイ」とは、国が主導して自治体が実施している、親子を対象とした「短期入所生活援助事業」を指します。 こども家庭庁が公開している資料によると、以下のように定められています。 保護者

子どもをおいての出張は預かり先の確保が大切

tomoco / stock.adobe.com

出張時の子どもの預かり先や、出張のときに意識していることについて、体験談を交えて紹介しました。

ワーキングマザーのなかには、出張は避けて通れないという方もいるかもしれません。子育てをしながらの出張は、不安を感じる部分が多いかもしれませんが、預かり先の確保がとても大切になってくるようです。

周囲の協力を得ながら、子どもへの対応も丁寧に行なっていくことで理解を得て仕事に励めるかもしれませんね。

出張時の預かり先に悩んだときには「キズナシッター」を活用しよう

出張に対応しなければならないワーキングマザーのなかには、近くに頼れる家族がいないことで悩みを抱えることがあるかもしれません。

そのようなときには、保育のプロに子どもを依頼できるベビーシッターサービス「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。

キズナシッターでは、登録しているベビーシッター全員が保育士、幼稚園教諭など子どもに関わる資格を保有しているため、専門知識をしっかり身につけ、保育現場での経験豊富なシッターによる子どもの思いを尊重した丁寧な対応に定評があります。

ベビーシッターとの事前面談を済ませていれば、前日の依頼にも対応できるベビーシッターもいるため、突然の出張にも対応しやすいでしょう。

また、キズナシッターでは、シッティング料金のなかで保育園の送迎から自宅での預かり保育も可能です。 キズナシッターは宿泊をともなうお預かりには非対応ですが、首都圏をはじめとした各地方で登録シッターがおり、出張先で仕事の間だけ子どものシッティングを依頼するという利用方法も可能です。

出張時は、子どもへの対応が難しい部分が多いかもしれません。あらかじめキズナシッターに会員登録を行なっておけば、子どもをおいて出張する必要がある場合など、いざというときのための選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら

お住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。