育児に限界を感じたときに利用できる子どものショートステイ。民間のサポート事業やサービスも
育児に限界……子どものショートステイは利用できる?
育児疲れや子育てに限界を感じたときに子どものショートステイは利用できるのでしょうか。事業の内容について内閣府の資料をまとめました。
事業の概要
「ショートステイ」とは、国が主導して自治体が実施している、親子を対象とした「短期入所生活援助事業」を指します。
こども家庭庁が公開している資料によると、以下のように定められています。
保護者の疾病や育児疲れ、仕事等の事由によりこどもの養育が一時的に困難となった場合や保護者の育児不安や過干渉等により、児童自身が一時的に保護者と離れることを希望する場合に、児童養護施設等で一定期間こども及び保護者を預かる事業。
出典: 子育て短期支援事業について/こども家庭庁より抜粋
ショートステイは、国の事業として以前より実施されてはいましたが、2022年の児童福祉法改正にともない、子どもにとっての適切な成育環境を整えるため、「親子入所等支援・入所希望児童支援」および「専用人員配置支援」が2024年度より拡充されました。
これにより、さらに子育て家庭の現状に沿った制度になっているようです。
対象者
国や自治体が行なうショートステイを利用できる対象者は以下の通りです。
- こどもの保護者の疾病や育児疲れなど、身体上または精神上の理由
- 出産、看護、事故など家庭養育上の理由
- 冠婚葬祭、出張や公的行事への参加など社会的な理由
- 養育環境などに課題があり、児童自身が一時的に保護者と離れることを希望する場合
- レスパイトケア(保護者の休息など)や、児童との関わり方・養育方法などについて親子での支援が必要である場合
- 経済的問題などにより緊急一時的に親子の保護が必要な場合
ショートステイ事業は、子どもだけでなく親子で利用できるとされており、入所にあたっては主に以下のような支援を受けることができるようです。
- 保護者のレスパイトケア
- 育児不安の解消や養育技術に関する相談・支援
- 育児・家事などを協働することによる保護者のエンパワメント
- そのほか親子支援にあたる取り組み
利用料金
国の規定として利用料は定められていないため、利用にあたってかかる費用・料金は市区町村や施設ごとにそれぞれ設定されるようです。
ここでは、大田区のショートステイ事業の利用料金を紹介します。
【料金】 1泊2日 6,800円(以後1日ごとに3,400円加算)
この料金には、食事や入浴、宿泊などが含まれているようです。
ショートステイ利用で確認したいこと
各自治体では、ショートステイは主に児童養護施設や母子生活支援施設、乳児院、保育所、ファミリーホームといった施設で実施されていることが多いようです。
実施施設が確保できない自治体の場合は、保育士や里親などに委託して、子どもの自宅で養育・保護を行なうこともあるようです。
ショートステイを利用する場合の利用方法などについて、大田区の一例をもとに紹介します。
利用の流れ
- 電話で問い合わせる
- 利用説明を聞き、施設を見学する
- 書類を提出し、利用登録をする
- 利用申し込みをする
登録用の書類は区のホームページよりダウンロードして作成できます。利用申し込みは利用日の3カ月前の1日より受け付けており、申込書類の提出と利用料の支払いは利用日2日前までに済ませることになっています。
利用日数や時間
- 保育時間は24時間(受け入れや引き渡しは8:00から20:00の間)
- 利用期間は、1回の申し込みにつき1泊2日から6泊7日以内
- 子ども1人が利用できるのは1カ月に7日まで(保護者が入院する場合は14日まで)
- 年度内(4月から翌年の3月まで)に利用合計日数は28日が上限
大田区の場合、子ども1人が利用できる日数に制限があるため、利用するときは説明を聞いたうえで預ける日数などを考えるとよさそうです。
育児に疲れたときのショートステイ以外のサポート事業
利用対象に該当せずショートステイを利用できない場合、宿泊をともなわず子どもを預けたい場合などに利用できるサポートには、どのような選択肢があるでしょうか。
自治体などの事業や、民間のショートステイの代わりになるサービスを利用したママやパパたちに聞きました。
一時預かり
育児疲れや子育てに限界を感じたときに、一時預かり事業を利用してリフレッシュしているママがいました。
一時預かりを希望する場合は、預けたい施設によって申し込み方法が異なるようです。早めに対象年齢や利用料金、申し込み方法などを確認しておきましょう。
ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポート・センター事業は、子育てのサポートを希望する方と、子どもの預かりの援助を行ないたい方との相互援助活動です。
センターのアドバイザーが会員の希望に合わせて連絡や調整を行なってくれるので、育児疲れや子育てに限界を感じたときには窓口に相談するとよいかもしれません。
ベビーシッターサービス
ショートステイを利用するまでもないけど、リフレッシュや休みたいときなどさまざまな理由でも気軽に利用できる民間の預かりサービスとして、ベビーシッターを利用するママも増えています。
自宅で子どもを預かってもらえるベビーシッターサービスなら子どもの送迎が不要なため、疲れているときや用事がある際も気軽に頼めて助かるというママの声もありました。
民間の託児所
育児疲れでリフレッシュをしたいときには、民間の託児所に子どもを預けるのもよいかもしれません。
ママのなかからは、休息をとりたいときのために、利用しやすい民間の託児所をいくつかピックアップしているという声も聞かれました。
育児疲れや子育てに限界を感じたらサービスの利用を
子育てをしているママやパパは、育児疲れやさまざまな理由で子どもをショートステイに預けたいと思うこともあるようです。
ショートステイの利用方法は自治体によって異なるので、利用を考える場合は窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
子育てのサポート事業やサービスは多様です。自分や家族にとって最適なサポートを利用できるとよいですね。
出典: 子育て短期支援事業について/こども家庭庁出典: ショートステイ(宿泊型の一時保育)/大田区出典: 一時預かり事業/大田区
「キズナシッター」はショートステイに代わって気軽に利用できる民間のサービス
子育てをしているママやパパのなかには「子どものお世話で疲れたので、リフレッシュをするためにベビーシッターに預かってほしい」「子どもをシッティングしてもらっている間、休養をとって気分転換をしたい」と考える方もいるようです。
育児疲れや子育てに限界を感じたときの子どもの預け先として「キズナシッター」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターは当日の利用予約にも対応可能なため、ママやパパが休みたいときの子どもの預け先としても利用しやすいと好評を得ています。
育児疲れや子育てに限界を感じたときは、ベビーシッターの方に子どもをシッティングしてもらい、リフレッシュのための時間として活用する家庭も少なくありません。
専用のアプリを使って会員登録をすると、ベビーシッター検索や依頼、利用料金の支払いまでを一括で行なえるので、子育てに疲れたママやパパにも利用しやすいサービスといえるでしょう。
ベビーシッターサービス探しで迷ったときは、0歳の赤ちゃんから12歳の子どもまでシッティング可能なキズナシッターのアプリをダウンロードするところから始めてみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
お住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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