子どもの引き受け・引き渡しをスムーズに。事前にできるトラブル対策とは

実際にこんなことが起こっています!
お子さまの引き受けや引き渡し時に起こりがちなトラブルとは、どのようなものなのでしょうか。まずは、実際にシッターの方々が経験した事例を紹介します。
【事例①】保護者さまがシッティング終了時間になっても帰宅しない
【事例②】お子さまがひとりで留守番中に家の鍵が見当たらない
安心安全な引き受け・引き渡しは、事前確認がカギ!
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トラブルゼロのシッティングにするためには、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。対策を2点まとめました。
【対策①】引き受け・引き渡しは成人の方から
保護者さまからメッセージで「先に帰宅してください」との指示があると、そうしてもよいのかと迷うこともあるでしょう。キズナシッターでは、お子さまの引き受け・引き渡しについては、保護者さま、または保護者さまから依頼された成人の方の対応をお願いしています。
以下に、引き受け・引き渡し時の重要ポイントを紹介します。
- お子さまをひとりにしない
お子さまが就寝中であっても、窒息や転落の危険、新生児突然死症候群のリスクがあります。
事故防止と責任の所在を明確にするためにも、お子さまだけになる時間がないよう徹底しましょう。 - 保護者さまへの確実な引き渡し
必ず保護者さまが帰宅するまで待ち、お子さまを直接引き渡してください。
終電がなくなるなどで帰宅が難しい場合は、タクシー利用を検討し、保護者さまにその旨を伝えましょう。 - 延長料金・交通費について
保護者さま都合による延長や、交通手段にかかる費用は、基本的に保護者さま負担となります。 - 引き受け時の注意
安全にお子さまを預かるため、小学生以上のお子さまでも、保護者さま、または保護者さまから依頼された成人の方からの引き継ぎがもっとも安全です。
【対策②】事前面談で保護者さまとすり合わせを
引き受け・引き渡し時のトラブル防止のために、事前面談では以下の点について、保護者さまにしっかり確認することが大切です。忘れず、チェックしておきましょう。
- 引き渡しは、成人の方でなければいけないこと
- 保護者さまの帰宅が遅れた場合、延長料金がかかること
- 終電後はタクシーを利用すること(公共交通機関を利用している場合)
- 延長不可日のお知らせ(特に、一日に2件シッティングを控えている方は、当日引き受け時にも、その旨伝えておくと安心です)
- お子さまが寝ている場合でも、安全のために目を離せないこと
- 普段、家庭ではひとりで行っていること(小学校への登校など)でも、引率の必要がある(シッティングに含む)こと
特に、延長料金やタクシー代については、保護者さまにとって想定外の出費になるため、事前に伝えておくことでトラブル防止につながります。また、延長の希望があったときには、延長料金の詳細を伝えると安心でしょう。
事前面談で保護者さまとの密なコミュニケーションを
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お子さまの引き受け・引き渡し時には、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。どんな場合でも、保護者さまと細やかな連携をとることを忘れないようにしましょう。
また、事前面談の重要性を再確認し、面談時に使用するヒアリングシートに、保護者さまから情報共有いただいたことを漏れなく記載しておきましょう。
面談の重要性はこちらから確認できます。ご一読ください。
なお、ヒアリングシートは、随時更新されています。定期的に確認しておくと安心です。
キズナシッターの公式Instagramには、シッターに役立つ情報が多数投稿されています。ぜひ参考にしてみてください。