保育士資格

個別保育の魅力、ベビーシッターのやりがいを解説

近年、時間の融通が効きやすく、比較的高い収入が得られる「ベビーシッター」の働き方に注目が集まっています。子どもの自宅に行き、保育するベビーシッターについて、お仕事としての「やりがい」はどんなところにあるのでしょうか。今回は、子どもを預かる職場の代表である保育園と比較しながら、ベビーシッターのやりがいを具体的に紹介します。

ベビーシッターとは

ベビーシッターとは、利用者の自宅に行き保護者に変わって子どものお世話をする仕事です。年齢は0歳から12歳程度の子どもが対象で、幼児から小学生の需要も多く、一緒に遊ぶ以外にも、宿題を見てあげたり習い事の送迎をすることもあるようです。

 

預かる時間はそれぞれの家庭によって異なりますが、おおむね3時間~長くても6時間程度といったケースが多いでしょう。

 

保育士が感じるベビーシッターのやりがい

保育士が感じるベビーシッターのやりがい

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子どもを見守り、お世話するという保育にきわめて近いお仕事内容のため、多くの保育士さんがベビーシッターとして活躍しています。そこで、保育士が感じるベビーシッターのやりがいを、保育現場と比べながらまとめました。

 

個人保育となるので、子どもとじっくり関わる

保育園では複数の子どもを1人の職員で見ていくことになります。こうした集団保育では、なるべく子ども全体を見ていかなければなりません。制作などで、個別にもう少し丁寧に見てあげたいと思ったときに、対応が難しいこともあるでしょう。

 

一方、ベビーシッターでは個別保育となり、1回のシッティングで受け持つ子どもの人数は基本的に1人となります。マンツーマンの保育になるため子どもとじっくり関われるといえるでしょう。

 

保育活動の自由

保育園では、保育室、園庭、ホールなど、広いスペースで十分に体を動かすことができます。また、絵本や玩具は園で用意してあり、園によっては豊富な種類を揃えています。

 

一方、ベビーシッターは、利用者の自宅へ行き保育をすることが多く、子どもの過ごし慣れた環境の中で活動できます。絵本や玩具は、自宅にあるものが中心になりますが、子どもの興味を事前に聞いておくことで、自分で用意したものを使うことも。

 

保育園では自分が使ってみたいおもちゃや絵本一つとっても、同僚に相談しながら導入していくことが多いですが、ベビーシッターでは保育活動について決められていることはないので、子どもの様子に応じて自由に考えていくことができるでしょう。

 

子どもが興味のあることにたっぷり時間を使える

複数の子どもがいる保育園では、友達との関わりなど関係性を育むことができるでしょう。

 

一方、ベビーシッターは、子ども一人のために時間をたっぷり使うことができます。それぞれの子どもの興味ある活動に集中させてあげられます。

 

例えば、制作が好きな子どもは、保育園の活動時間では時間が足りず、納得した作品ができないこともしばしばあります。

 

そんなとき、ベビーシッターと過ごす時間であれば、とことん好きなことに時間を使うことができ、満足感を感じられることでしょう。子どもが困っているときには、保育士としての経験を活かし、適切なアドバイスをしていくなど、一人の子どもに集中できることでスキルを十分発揮できるようです。

 

生活リズムがゆったりしているので、様子に応じて対応ができる

保育園では、お昼や午睡の時間がある程度決まっていることが多いです。園での生活リズムに合わず、眠れなかったり、ぐずったりする子どもも少なくありませんよね。

 

一方、ベビーシッターでは、子どもの様子に応じて臨機応変に対応することができます。

 

例えば、朝ごはんを少ししか食べておらず、早めにお腹が空いてしまったときには、予定より早めに昼食にするなど、マンツーマンだからこそできる対応もあります。

 

子どもは、日によって気分にムラがあることもあるでしょう。そんなとき、子どものその日の様子に応じて対応していくことで、子どもも満たされていくでしょう。

 

人から必要とされる充実感を感じられる

保育園は、園長先生、主任保育士や同僚、給食の先生、保護者などさまざまな方と関わりがあります。

 

一方、ベビーシッターは利用者と子どもとの関わりが中心になり、人間関係がシンプルといえるでしょう。利用者との距離が近いことで、子どもの成長の姿を共有しあったり、子育ての悩み事の相談にのることもあるでしょう。

 

利用者との関係が密になりやすく、直接お礼を言われることも。「自分の保育が役に立っているんだ」という充実感を感じているベビーシッターの方も多いようです。

 

子どものことを詳しく記録できる

保育園では、さまざまな子どもの記録がありますが、複数の子どもを担当しているため、全て書き終えるまでに時間がかかったり、一人ひとりの書類にそこまで丁寧に対応できないこともあるようです。

 

一方ベビーシッターは、一人の子どもについて集中して書くことができるので、より詳しく記録に残していくことができるといえるでしょう。また、一人分なので時間もかからずに、納得できる記録を書くことにつながります。

 

時間の融通がきき、働きやすい

保育園は、正規職員で働いている場合、基本的には8時間程度の勤務となります。行事の準備や書類制作等で残業をすることも珍しくありません。

 

一方ベビーシッターは、自分の空いている時間には働くことができます。自分の予定を優先することができ、働きやすいお仕事だといえるでしょう。

 

働き方によっては高収入を得られる

保育園で正規職員として働いた場合、給与は全国平均で約22万円となり、時給に換算すると約1300円ほどです。

 

一方ベビーシッターは、時給は平均1000円~1500円で、会社によってはそれ以上の場合もあるようです。時給は、持っている資格や経験、実績、スキルによっても変動するようです。自分のスキルや経験を活かし、保育園より短い時間で、同じ収入を得ることも可能でしょう。

 

出典:保育士等に関係する資料 / 厚生労働省

 

ライフスタイルに合わせて、ベビーシッターという働き方も視野に

ライフスタイルに合わせて、ベビーシッターという働き方も視野

milatas/Shutterstock.com

 

保育園と比較をしながら、ベビーシッターのやりがいについて紹介しました。ベビーシッターは、一人ひとりの子どもに深く関わることができ、自分の保育経験を十分発揮できる場といえるでしょう。

 

経験を活かし、子どもの成長を肌で感じたり、利用者と子どもの姿を共有していくことは、保育士にとって本望といえるかもしれませんね。

 

自分のライフスタイルとバランスを取りながら仕事をしていくことができる「ベビーシッター」という働き方を、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

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子どもの怪我や事故についても、登録シッターのための保険制度を用意しているので、万が一をサポートしてくれます。また、専用のアプリをのレビュー機能により利用者の生の声が聞け、やりがいを感じられることも多いでしょう。

 

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