保育士の副業について解説!アルバイトや内職、ベビーシッターなど
保育士の副業とは?
保育士が副業を行うということに、イメージが湧かない方もいるかも知れません。
しかし、保育士は日曜日・祝日は休みのところが多く、自分のスキマ時間を活用することで、ダブルワークを行うことは、そこまで難しいことではないでしょう。
中には子ども関連のお仕事など保育士が取り組みやすい副業もあるため、自分の経験や特性を活かし、職業を選ぶこともできるでしょう。
保育士の仕事のやりがいを大切にしながら、無理なく続けられる副業を見つけていきましょう。
保育士は副業をしてもよいのか
「ダブルワークがしたい」と思たとき、そもそも保育士は副業をしてもよいのか気になる方もいるでしょう。
副業が行えるかは、勤めている保育園によって異なります。
公立保育園の正規職員は、公務員扱いとなるため副業はできません。
私立保育園であれば、副業ができる保育園もあるので、就業規則をしっかり確認することが大切です。
副業が禁止となっている場合には、ダブルワークをしないようにしましょう。
どんなに隠しても、確定申告で本業に見つかってしまったり、保育士は保護者や子どもに見つかるケースもあります。
保育士が副業しやすいお仕事とは
保育士が副業しやすいお仕事には、いくつか種類があります。
本業を活かしたお仕事や、特性を活かせるお仕事など多岐にわたります。
ここでは、それぞれの職業の特徴とともに、おおよそどのくらいの収入が期待できるかも合わせて紹介します。
コンビニ、飲食店の店員
取り組みやすい職業として、コンビニや飲食店の店員のアルバイトがあります。
保育士はコミュニケーション能力が必要になる職業であり、接客業に抵抗なく取り組むこともできるでしょう。
また、空いた時間にお仕事を入れやすいことも特徴です。
時給は、おおよそ900~1000円となり、1週間に1日6時間程度働くことで、月に2万~3万円程度の収入が期待できるでしょう。コンビニや飲食店のアルバイトは、夜間の勤務になると、時給がアップすることも。
気をつけるべき点として、接客業となるので、近所で探すと保護者や子どもに見つかる可能性があり、仕事がやりづらくなることもあります。
ベビーシッター
保育士の経験を活かす副業として、ベビーシッターというお仕事があります。
ベビーシッターは、主に保護者の自宅へ出向き、子どもの保育を行います。
一人の子どもに寄り添って保育を行うことができ、保育現場で身に着けたスキルを十分に活かしていくことができるでしょう。
まったく別のお仕事を選ぶと、慣れるまで苦労しますが、ベビーシッターであれば、普段のお仕事に通じる部分も多いため、仕事に慣れるのも早いでしょう。
時給は、おおよそ1000円となり、一週間に6時間程度働くことで、月に2万円〜3万円程度の収入が期待できます。
ベビーシッターは、自分の空いた時間に数時間からお仕事を行うことができるので、時間の融通が効きやすいといえるでしょう。
保育士資格・幼稚園資格を持っている方であれば、有資格者のみ登録ができるキズナシッターがあります。キズナシッターは、利用者と保育者をつなぐマッチング型のサービス。
他のお仕事だと必ずしも希望通りのシフトになるか分からないため、時間の調節が難しいですが、キズナシッターでは先に自分が働ける時間を登録し、そこに利用者が仕事の依頼をするので取り組みやすいです。
お仕事の時間は2、3時間の需要が多く、空いた時間にお仕事を入れやすく、有効に時間を使うことができるでしょう。
給与ついては、一般のアルバイトより時給が高い1600円となり、一週間に6時間程度働くことで月3万円程度の収入を得られます。
塾講師やピアノの先生
自分の得意分野を活かす職業として、塾講師やピアノの先生があります。
子どもの個性を読み取り、一人ひとりの個性や特性に応じて教えていくという視点では、保育士の経験を活かせることもあります。
教えることが得意な方にとっては、ぴったりなお仕事かもしれません。
塾講師で時給はおおよそ1200円となり、1週間に1日6時間程度働いた場合、収入は月に2万から3万円程度。
また、ピアノ講師の時給は、おおよそ1000円となり、1週間に1日6時間程度働いた場合、月に2万から3万円程度の収入が期待できるでしょう。
在宅ワーク・内職
自分のすきま時間を有効活用することができる職業として、在宅ワークや内職があります。
在宅ワークとしてイメージがしやすいお仕事として、ライターがあります。
保育士であれば、保育士の知識や経験が活かせる案件を取り組むと、執筆が進みやすいですよ。
また、保育士はお便りや書類作成の際に、パソコンを使用する方もおり、本業のスキルを活かせることも。
案件によって報酬は違うので、一概には言いきれませんが、おおむね毎日2〜5時間ほど執筆作業ができれば、月に3万〜6万円程度の収入が期待できるでしょう。
ライター業務を始める際には、きちんと調べておくことも必要でしょう。
内職には、さまざまなお仕事がありますが、袋詰、封筒詰め、シール貼りがイメージしやすいかもしれません。
単純作業になるため、仕事を繰り返し行うことによって、ペースが上がっていきます。内職は、出来高制となり、毎日少しずつ進めることができれば月2万から3万円程度の収入が期待できるでしょう。
どちらも、自宅でお仕事ができるため、勤務時間を気にしたり、人間関係を新たに作らなければならないという負担を感じることは少ないのが利点ですね。
単発のアルバイト
単発のアルバイトは、イベントスタッフ、仕分け作業など職種はさまざまであり、数多くあるお仕事から自分の得意なことを選ぶことができます。
毎回、異なるお仕事となり、一つ一つ柔軟な対応力が必要となります。
単発のアルバイトは空いている時間に働くことができ、報酬が当日払いのことが多いため、すぐに現金が得られるでしょう。
予定のない土日や休日などのダブルワークにぴったりな仕事といえるでしょう。
単発のアルバイトの時給は、おおよそ1500円となり、1週間に6時間程度働いた場合3万円から4万円程度の収入が期待できるでしょう。
大学の非常勤講師
保育士養成校の大学の非常勤講師は、実習指導室の手伝いや、教授の補佐などを行います。
教授の中には、信頼できる人に頼みたいと考えていることが多いため、母校で働くことができれば、勤めやすいといえるでしょう。
大学の非常勤講師は、何らかのツテがないとお仕事を探すことが難しい現状ではありますが、タイミングよく働くことができた際には、保育について改めて学ぶことができる機会にもなります。
大学の非常勤講師の時給は、おおよそ1300円となり、1週間に1日6時間働くと、月に3万〜4万円の収入が期待できるでしょう。
副業をする上で大変なこと
副業を始めると、大変なことも出てきます。
ダブルワークを始める際には、デメリットについて事前に理解をし、本業に負担にならないようにしていくことが大切でしょう。ここでは、副業をする上で大変なことについて紹介します。
睡眠時間が足りない
保育士の勤務が終了した後に副業している方にとっては、睡眠時間が削られることがあります。
保育士は、朝早くから勤務することもあり、寝不足に悩まされることもあるでしょう。
睡眠不足によって、本業に支障が出るようなことがあった際には、早めに副業への対策が必要です。
時間の調節が難しい
ダブルワークを行うことで、2つのお仕事のシフトを考えなければなりません。
保育士の空いている時間に、アルバイトを入れたとしても、急な保護者対応や残業のため、予定通りにいかないこともあるでしょう。また、副業の急なシフト変更があったときなど、対応が難しいことも出てきます。
体力が持たず長く続かない
保育士は体力が必要なお仕事となります。ダブルワークを行うことで、体力が普段以上に必要となり、体力が持たず長く続けられないことがあります。
体に負担が少ない職業を選んだり、勤務時間を調節するなど対策が必要でしょう。
プライベートの時間が持てない
保育士は、平日は日々の業務に追われるため、なかなか副業を入れられない方もいるでしょう。
そこで休日にお仕事を入れると、プライベートの時間が持てなくなってしまいます。
自分の趣味に使う時間や友達に会うなどの時間が取れないことで、ストレスが溜まってしまうこともあります。
仕事とプライベートのメリハリを考えて、調節できるとよいでしょう。
出典:副業について
保育士の副業は本業とのバランスが大切
保育士の副業について、そもそも副業できるのかという疑問点をはじめ、保育士がしやすいダブルワークや両立の大変さを紹介しました。
副業を行うときには、保育園の就業規則をきちんと確認をした上で、自分にとって無理のないペースで仕事内容を選ぶことが大切でしょう。
また、本業に迷惑をかけてしまうことがある場合には、副業を辞める選択肢も必要でしょう。
本業と副業のバランスを保つことで、負担が少なくなり、充実感を持ってお仕事ができることでしょう。
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