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インタビュー

【シッターQuestions vol.2】アメリカでのシッター経験を活かして ~『個』を大切にした保育~

『シッターQuestions』は、KIDSNAシッターで現役でご活躍されているシッターさまに、シッターになるまで、シッターとしての思い、そしてこれからの展望をお伺いする企画。 第2回はアメリカでのシッター経験を活かしてKIDSNAシッターでご活躍されている永窪愛美さんにお話をお伺いしました!

シッターになるまでの道のり

 永窪さんのこれまでのご経歴を教えて下さい。

もともと保育ではない仕事をしていましたが、いろんなことから逃げたくなり、「逃げるなら海外だ!」と思い立って検索。オペアプログラムなら低価格で渡米でき、住むところも給与も保障されるようだったので、それを使ってアメリカに渡ることを決めました。

22歳でアメリカに渡り、2年間住み込みでベビーシッターとして働きました。シッター経験を積んで、子どもが好きだと再確認したため、日本に戻り、インターナショナルスクールに10年間勤めました。その間に、独学で保育士を取得しました。

インターナショナルスクールでは大人数に対して保育士1人で保育しなければならず、子どもたちを集団の活動に付き合わせる形になってしまうことに違和感を感じるようになりました。アメリカでの経験もあったので、思い切ってベビーシッターをしてみようと思い、KIDSNAシッターに登録しました。

 

 

 アメリカでのベビーシッターで苦労したことはありますか?

英語ができないままでの留学で、最初の1年間全くコミュニケーションが取れなかったことです。保護者との引継ぎ時にどのように伝えたらよいのかと、子どものお昼寝中に辞書を引いて考えたり、4,5歳の子どもに英語を教えてもらったりしていました。ホストファミリーにお世話になりながら、1歩ずつコミュニケーションが取れるようになりました。

インターナショナルスクールでの経験を詳しく教えてください。

保育士資格がなかったので、保育補助として働いていました。ネイティブの英語の先生と、日本人の保育士の2人の先生がいるクラスのサポートをしていました。業務としては担任と変わらず、遊びや設定保育、排泄・食事の補助をしていました。3年ほど勤めたのちに担任を任されるようになったため、保育士資格を取得することにしました。

 

KIDSNAシッターでの働き方

KIDSNAシッターで働くことに不安はありましたか?その不安は現在解消されましたか?

多少の不安はありましたが、アメリカでシッターを経験していたので、保育面よりもお給料面が心配でした。

今は全く不安でないことはないが、心配することは減りました。自分で時給を設定できること、定期やリピートしてご依頼してくださる家庭があり、安心できるようになりました。

保護者との信頼関係が築け、長く定期的にご依頼くださることでとても安心感があります。

 信頼関係を築くにあたって意識していることはありますか?

保育園だと園の方針に親が従う形だが、ベビーシッターはシッターが家庭に入っていく形です。

自分の考えを貫いたり、全面に出すぎると信頼してもらえないと考えています。そのため、ご家庭の方針をまず受け入れ、保護者と会話を積み重ねていく中で、自分の考えは後から伝えていく方法を取っています。

ご家庭の方針を優先しているうちに、「先生はどう思う?」と聞いてくれるようになりました。

 アメリカと日本でシッターをしてみて、感じた“違い”を教えてください。

アメリカではシッターを雇うことが普通で、日本だとまだまだ馴染みがないことだと感じています。

日本ではどこまで頼んでいいのか探り探りなところがあったり、「このお部屋には入らないで」などとシビアなところがあったりします。

アメリカでは子どもがいたとしても、『自分優先』という感覚があるように感じました。例えば「ジムに行きたいから」「ランチだから」「結婚記念日だから」という理由でシッターを使っていました。日本ではまだまだ親が一緒にいてあげないと、という感覚が根強いように思います。

シッターとしての思い・成長

働くうえで大切にしていることはなんですか?

シッターにしろ、保育園にしろ、自分の考えを押し付けないことを心がけています。「保育士だから…」という発言や行動はしたくないと思っています。色んな人がいて、いろんな考えがあってのこの世界なので、お子さまや保護者の考え方、生き方を尊重したいと思っています。

シッターをしていく上でも保護者とのコミュニケーションを大切にしています。尊重し合って相乗効果の中で保育できたらと思っています。『個』を大切にした保育をしていきたいですね。

 

今までで印象に残っているエピソードを教えてください。

アメリカでシッターをしていた時、当時20代前半だったが、「保育って難しい…何をしたらいいんだろう」と思うことばかりでした。ある日、お子さまが泣いて泣いて泣き止まず困っていた時に、別のシッターさんがお部屋に入ってきてくれて、私の肩をトントンとした後にお子さまをただただ抱きしめていました。するとお子さまが泣き止んだんです。

この時に、「保育って、言葉だけではないんだな」と思いました。

KIDSNAシッターで働き始めて得られたスキルや成長を教えてください。

園では大人数を1人で対応していましたが、シッターになり、1対1での密なかかわりになったことで、言葉端や表情などから子どもの放つ空気感が分かるようになってきました。会って数分で「今日嫌なことがあったんだろうな」「今これをすると怒るだろうな」と察せるようになり、そこからどんな遊びやかかわりをしたら良いか考えられるようになりました。

シッターとして働く中での課題や難しさを教えてください。

難しいのはタイムマネジメントです。ちょうどよく依頼が入るわけではなく、依頼間の時間が短いこともあります。そんな時は自分がいっぱいいっぱいにならないように調整することを心がけています。依頼が来たからすべて受け入れるのではなく、保護者さまへ相談したり、頼ってみたりして、時間を調節していただくこともあります。

 

これからの展望

今後挑戦したいこと、目標を教えてください。

英語に助けられてきた過去があるので、日本の子どもたちの英語教育の底上げに関わることができたらと思っております。

シッターはとてもいい機会になっていて、お子さまとのかかわりのなかで英語を織り交ぜてみています。

例えば「Let’s wash our hands!」や「Good job!」「You can do it!」など、お母さんが子どもたちに使いやすい言葉やポジティブな言葉を掛けています。

長い目で見たときには、子どもとかかわる方々にも英語に興味を持ってもらいたいと思っています。

最後に…これからシッターを目指す方へメッセージをお願いします。

子どもが好きな方はもちろん挑戦してみてほしいと思いますが、子どものことをより深く知りたい、と思っている方にもお勧めしたいです。子どもってどういう存在?どうしたら楽しめる?ポジティブになれる?と思っている方にお勧めしたいです。

保育の現場でも分かることがあるが、家庭という場に入るとより深く子どものことを知れると思うからです。

どうしたらシッターが増えると思いますか?

少子化で保育の現場でも子どもが少なくなってくると思うので、より保育の質が重視される時代になると考えています。保育園で方針を定められての保育よりも、個々の家庭に合わせた保育士が必要な時代になってくると思います。シッターがアピールする機会がもっとあったらよいのに、と思っています。

 

インタビューを終えて…

永窪さんのアメリカと日本でのシッター経験、そのうえで考えられている日本の英語教育に携わりたいという思いに感銘を受けました。今後も日本へのシッター普及のためにご尽力いただけると幸いです!

永窪さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

 

永窪さんのプロフィールはこちら…永窪愛美さん

 

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