保育・保活

育休退園を回避する方法は?育休取得中も園を継続利用する際に確認したこと

これから育休を取得する方のなかには、育休退園を回避したいと考える方もいるのではないでしょうか。今回は、育休中の園の利用事情、育休退園を回避するために確認したことや手続きについて、ママ・パパたちの体験談を交えてご紹介します。

育休退園とは

自治体や園によっては、育児休業を取得する際に在園中の子どもが退園になるケースがあるそうで、一般的に「育休退園」と呼ばれています。育休退園になると、出産後に退院してすぐに赤ちゃんと子どもを自宅で保育するため、なんとか回避したいと考えるママやパパも少なくないのではないでしょうか。

内閣府の資料によると、育児休業取得時に、保育園に通っている場合は継続利用できるとされています。しかし、保護者の申請を受けた市町村が客観的基準に基づき、保育の必要性を認定するため、自治体によっては継続利用がむずかしいケースもあるそうです。

出典:Ⅴ.保育の必要性の認定・確認制度/内閣府

出典:保育の必要性の認定について/内閣府

育休中に退園した?

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ママ・パパたちに、育休取得期間中に保育園を退園したか、継続利用したか聞いてみました。

退園した

「保育園から育休を取るなら退園してほしいと言われ、下の子を出産するときに退園しました。私の住むエリアは待機児童が多いので、うちの子が退園することで1人入園できる子どもが増えるならという想いで決断しました」(30代/1歳児と5歳児のママ)

保育園から声がかかり、育休取得のタイミングで退園した家庭があるそうです。他には、里帰り出産先で保育園に通いたいという目的から、退園後に転園したというパパの声もありました。

退園しなかった

「私の育休中、子どもは退園せずに同じ園を継続利用しました。保育園の先生からも退園を促すお話はありませんでした」(40代/11カ月の赤ちゃんと3歳児と6歳児のママ)

通っている園を退園しなかったケースもあるようです。ママのなかからは、「可能であれば家庭で保育してください」との声がかかったが、産後の体調が優れなかったので継続して利用させてもらったという声も聞かれました。

育休退園を回避するために確認したこと

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育休による退園を回避するために、ママ・パパたちが確認したことをご紹介します。

再入園の優先枠

「育休退園になった場合、再入園できるのか気になりました。保育園の先生に確認すると、うちの子が通う園は育休退園した子どもを優先的に入園させてくれるとのことだったので、万が一回避できなかったときは優先枠で再入園しようと思いました」(30代/2歳児と3歳児ののママ)

育休退園を回避する際、再入園時の優先枠があるか気になる方もいるのではないでしょうか。もし再入園の確約がない場合は、退園を回避したいと考える家庭も多いようです。

園や自治体の制度

「育休退園の話が出たので、保育園や自治体の規定を確認しました。どのような制度になっているのかわかると、自分の家庭が退園対象に当てはまるのかや、回避する方法を考えやすかったです」(20代/2歳児のパパ)

通っている保育園や住んでいる自治体の制度を確認したパパがいました。自治体によってはホームページで育休退園に関する内容を公開しているようなので、早めに確認しておくとよいでしょう。

保育の必要性の認定項目

「育休中も保育の必要性認定が受けられたら園の継続利用は可能だと思います。項目を確認し、育休中も保育が必要である状態を明確に伝えたことで、うちの場合は退園を回避しました」(30代/6カ月の赤ちゃんと2歳児のママ)

保育の必要性の認定には、育児休業取得時に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であることという項目もありますが、他にも必要性を証明する項目がある場合は申請するとよいかもしれません。妊娠や出産、疾病や障害、介護など10個の項目があるため、目を通しておきましょう。

出典:Ⅴ.保育の必要性の認定・確認制度/内閣府

育休中に保育園を利用するときの手続き

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育休中に保育園を継続利用する際、どのような手続きが必要なのでしょうか。ママ・パパたちが実際に行った手続きをご紹介します。

育児休業証明書を提出

「育児休業証明書の提出が必要でした。会社に記入してもらう書類ため、早めに担当者に依頼するなど提出期限にゆとりをもって用意しておくと安心です」(40代/4歳児と6歳児のパパ)

大田区の資料によると、育児休業証明書は保育園の利用継続や入園選考のために使用されるそうです。大田区では、ホームページから書式をダウンロードできる他、記入例も公開しています。

出典:(1)産前産後休暇や育児休業に関する証明書(PDF:1,206KB)/大田区

保育時間の確認

「フルタイム勤務だったので、保育標準時間として最長11時間預かってもらっていました。育休取得に伴い保育短時間認定へ変更になり、保育園の利用時間が最長8時間になりました」(40代/3カ月の赤ちゃんと3歳児と7歳児のママ)

保育標準時間から短時間に認定が変更になったケースがあるそうです。ママのなかからは、保育園に通常時間に合わせて利用し、早朝や延長保育は利用しなかったという声も聞かれました。

育休退園を回避するために制度を確認しよう

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育休によって保育園を退園したかは、園や自治体、家庭によってさまざまなようです。育休退園を回避するために、園や自治体の制度と保育の必要性の認定項目を確認した家庭がありました。また、退園後に再入園する際に優先枠があるか確認しておくと安心かもしれません。育休中に保育園を継続利用する際は、育児休業証明書を提出し、利用時間を園と確認しましょう。育休退園の回避につながる項目を確認し、育休期間中も気持ちよく園を利用できるとよいですね。

園以外の赤ちゃんや子どもの預け先が必要なときは「キズナシッター」

育休取得予定の方のなかには、「育休中に退園になった場合の預け先がほしい」「保育園以外に子どもの預け先がない」という家庭もあるそうです。赤ちゃんや子どもの預け先を探すときは、「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。

キズナシッターは、保育を必要とする方と保育を提供したい方をつなぐベビーシッターのマッチングサービスです。シッティングを担当する方は、保育士、幼稚園教諭、看護師いずれかの国家資格を所有する方のため、保育の質が高いと好評を得ています。

0カ月の赤ちゃんから12歳の子どもまでを対象とし、同時に3人まで利用可能なため、年齢差のある兄弟がいる家庭にも利用しやすいといえるでしょう。育休退園になってしまったときなど、いざというときの預け先としてキズナシッターの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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