時間外保育とは。延長保育との違いや、子どもを長時間預けるときの注意点

時間外保育と延長保育
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保育園を利用している家庭のなかには、「時間外保育」や「延長保育」という言葉を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。では、この時間外保育と延長保育とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
ここでは、時間外保育と延長保育の概要と、その違いについて紹介します。
時間外保育とは
時間外保育とは、父母の仕事の関係や家庭の事情などにより、平常保育時間の枠を超えて行う保育のことを指すそうです。
園によって、職員の勤務形態や配置は異なりますが、なかにはこの平常保育時間以外に勤務する時間外の保育士を配置する園もあるようです。
時間外保育を利用する場合は、通常の保育料のほかに時間外保育料が発生する場合もあるため、利用を検討する場合は事前に確認しておくとよいかもしれません。
延長保育とは
延長保育とは、仕事の事情などでやむをえず規定の保育時間を超えてしまう場合に、時間を延長して子どもを預けられる制度のようです。
一般的に、保護者の就労時間が、おおむね月120時間以上であれば「保育標準時間(11時間)」、120時間未満であれば「保育短時間(8時間)」の認定を受けることになります。つまり、この時間を超過した分が延長保育にあたることになります。
このように、時間を延長して保育をすることにより、就労と育児の両立を支援する目的があるようです。
時間外保育と延長保育の違い
時間外保育と延長保育の違いは、正規の職員を配置するかどうかという、実施施設側にとっての違いがあるようですが、利用する側としては大きな違いは感じにくいかもしれません。
しかし、前述したように時間外保育を利用する場合は別途料金が発生することがあります。また延長保育の場合も、延長利用時間を分単位で降園打刻時間を精算し、月の累計額を徴収するケースが多いため、その点は留意しておく必要がありそうです。
これらの規定は保育園が公立か私立かによっても異なり、定員数が設けられている場合もあるため、利用を検討する際は事前にしっかり調べておくと安心かもしれません。
出典:子ども・子育て支援新制度について/厚生労働省子どもを長時間預けるときに意識したこと
仕事や家庭の事情で子どもを長時間保育園へ預けたいとき、ママやパパたちはどのようなことを意識しているのでしょうか。次の点を心がけることで、子どもの精神面のケアにつなげていけるかもしれません。
必要な荷物を準備する
子どものお気に入りのアイテムを準備することで、子どもが安心できるよう配慮しているママがいました。ほかには、肌着やパンツなどの着替えを種類ごとに透明の袋に入れて、保育士の先生がわかりやすいようにラベリングをしているという声も聞かれました。
お迎えの時間を必ず守る
朝の登園時に子どもに伝えたお迎えの時間は守るようにしているという声がありました。送迎時には抱きしめてスキンシップをとるなど、しっかり愛情を伝えられるようなフォローができるとよいですね。
連絡帳への記入とチェックをしっかり行う
連絡帳の記入やチェックを毎日しっかり行い、保育園での子どもの様子を見ている先生と密にコミュニケーションをとれるようにしておきましょう。そうすることで、日々のちょっとした子どもの変化にもいち早く気づけるかもしれません。
子どもの気持ちに寄り添う
子どもとすごす時間を作るために、事前に食事の下ごしらえを済ませておくなどの工夫をしているママもいました。なかには、残っている家事は子どもが寝てからするようにし、常に子どもに寄り添うよう意識しているという声も聞かれました。
時間外保育と延長保育以外の子どもの預け先
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働くママやパパにとって、園の時間外保育や延長保育では利用時間が足りないシーンもあるかもしれません。時間外保育と延長保育以外の子どもの預け先についてママやパパたちに聞いてみました。
ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポート・センタ―は、子育てなどの支援を目的とした、依頼会員と提供会員による自治体主体の相互援助組織です。
たとえば、保育施設までの送迎をはじめ、保護者の病気・急用、冠婚葬祭、きょうだいの学校行事などの際に子どもを預かってもらうことができるようです。働くママやパパにとって心強い味方になってくれるかもしれません。
託児所
保育園の延長保育では保育時間が足りないと感じたときに、民間の託児所を利用したというパパの声もありました。
このような民間の託児所は、子どもを預ける理由を問わずどのようなケースでも預かってくれるところが多いようです。
なかには、保育中に習い事のような学べるプログラムを提供しているところもあるようなので、それぞれの特徴を比較しながら選べるとよいかもしれません。
ベビーシッターサービス
働き方が変わって通園している保育園の閉園時間に間に合わなくなり、ベビーシッターサービスを利用することにしたという声がありました。
ベビーシッターとは、主に自宅などで保護者が不在のときに、子どものお世話をしてくれるサービスです。子どもが慣れた環境のなかでの保育となるため、子どもにとっても負担が少なく、その子の様子や関心に応じて柔軟に対応してもらえることが特徴のようです。ベビーシッターサービスを併用することで、子どもが転園することなく自分も仕事を続けられたというママもいました。
時間外保育や子育て支援サービスをじょうずに利用しよう
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時間外保育は、一般的に平常保育の枠を超えて行う保育のことを指し、延長保育は、家庭ごとに異なる保育の認定時間を超えて預けることを指すようです。
保育園を利用する際に大きな違いは感じられないかもしれませんが、それぞれ保育料が別途発生したり、保育園や自治体によって規定が異なることもあるため、事前にしっかり調べたうえで利用するようにしましょう。
また、保育時間が足りない場合は、必要に応じてベビーシッターサービスなどを利用してもよいかもしれません。
子どもとコミュニケーションをとる時間を積極的に作るなどの工夫をして、親子が離ればなれのときもお互い気持ちよく過ごせることができるとよいですね。
時間外保育や延長保育などで困ったときには「キズナシッター」の活用を
「普段から時間外保育を利用している」「延長保育の時間だけでは足りないこともある」と感じているママやパパもいるようです。
そんなときは、子どもの預かり先のひとつとして「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターは、保育士や幼稚園教諭、看護師などの国家資格を所有したベビーシッターの方が登録しています。保育現場での経験や専門知識を活かしたシッティングをしてくれるため、利用者から子どもに寄り添った保育をしてくれると好評です。
専用アプリを使うことで、会員登録からシッティング依頼、利用料金の支払いまでを一括に行うことができます。
前日の依頼にも対応可能なため、仕事が忙しい時期や保育園が臨時閉園したときなどに備えて、まずはキズナシッターの会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
Click!詳しくはこちらお住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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