一時的に子どもを預ける施設には何がある?ママたちが利用したいシーンや注意点
一時的に子どもを預けることはできる?
日々忙しくすごしている子育て世帯のママやパパのなかには、「子どもを短時間でいいから預かってほしい」「一時的に子どもを預けられる施設が知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
そのようなときに活用できるのが「一時保育」というサービスです。
まずは、この一時保育を利用したことがないママやパパたちのために、一時保育とはどのようなものなのかを紹介します。
一時保育とは
「一時保育」とは、保護者が子どもの面倒を見ることができないときに、1日や時間単位などで一時的に子どもを預けることをいいます。
一時保育は「一時預かり」ともいわれており、なんらかの理由で保育園に通園していない子どもが対象となるようです。
預けられる年齢は施設によって異なり、生後2カ月の0歳児から預かってくれるところもあれば、2歳児以上を対象としているところもあります。
近年この一時保育は、多忙な子育て世帯に対する地域の子育て支援として需要が高まっているようです。
一時保育を利用する理由
では、この一時保育はどのような理由で利用することができるのでしょうか。
一時保育は、仕事や急な用事だけでなく買い物やリフレッシュなど、基本的にはどんな理由でも利用できます。
ただし、認可保育園での一時保育を利用する場合は、その理由を申請しなければいけないケースがあるようです。
この認可保育園での一時保育を利用する理由は、以下の3つに分類されます。
- 非定型保育:保護者の就労、労働、通学、職業訓練、介護など
- 緊急保育:保護者の病傷、事故、出産、出張、家族の看護、冠婚葬祭など
- リフレッシュ保育:育児の心身のリフレッシュ、趣味など私的な理由
このように、やむを得ない理由があるときや緊急時だけでなく、育児疲れなどによる心身のリフレッシュのためにも活用できるようですね。
一時的に子どもを預けられる施設には何がある?
buritora / stock.adobe.com子育てをするなかで、「子どもを短時間預けたい」「数日間だけ宿泊付きでお願いしたい」など、そのときどきによって子どもを預ける時間やニーズも異なるのではないでしょうか。
先ほど、認可保育園の一時保育についてお伝えしましたが、ここでは、一時的に子どもを預けられる施設をまとめて紹介します。
それぞれの施設やサービスの特徴をあらかじめ知っておくと、利用したいときにスムーズに活用できるかもしれません。
認可保育園・認定こども園
認可保育園や認定こども園では、通常の保育と別枠で一時保育を設定しています。
保護者の冠婚葬祭の出席や通院、リフレッシュなどを理由に、保育の必要のある乳幼児を昼間の時間帯に一時的に預かってもらえます。
ただし、日常的に保育園を利用している園児は対象外となります。
また、すべての保育園で実施しているわけではないため、どの施設が一時保育を行なっているか、自治体の窓口やホームページで確認してみるとよいかもしれません。
保育園によっては、夜間の一時預かりに対応している場合もあるそうです。
また、待機児童が多い地域では、利用者が多く受け入れができないこともあります。
いざというときのために、このような認可保育園や認定こども園だけでなく、いろいろな施設の情報を調べておくとよいかもしれません。
なお、利用には事前登録や事前予約が必要になる場合があるため、利用を検討しているときは早めに詳細を確認しておくことが大切でしょう。
ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポート・センターとは、自治体が運営する地域の相互支援事業です。
子育ての支援を受けたい方と提供したい方がそれぞれ会員になり、依頼に合わせてセンターの職員がマッチングを行なうしくみになっています。
利用例としては、子どもの送迎や預かりなどがあるようです。
このサービスを利用するためには、住んでいる自治体での会員登録が必要で、利用前には事前の打ち合わせも行なわれるそうです。
料金は自治体によって異なりますが、1時間500円から1000円ほどの場合が多く、平日や休日によって料金が異なったり早朝や夕方以降の時間帯は料金が上がったりする自治体もあるようです。
出典:ファミリー・サポート・センターのご案内/厚生労働省ベビーシッターサービス
ベビーシッターサービスとは、主に自宅などで保護者が不在のときに、子どもの世話をしてくれるサービスのことです。
対象となる年齢はおおむね0歳から12歳となっています。
預かりの内容は、マンツーマンの保育となるため、保護者の要望にあわせ、子どもの様子や興味に応じて柔軟に対応してくれるようです。
ただし、それぞれのベビーシッターサービスによってこれらの内容も異なってくるため、事前の確認が必要でしょう。
料金は、依頼するベビーシッターサービスによって異なり、基本料金が1時間いくらと決まっているところもあれば、数時間のパック料金となっているところもあるそうです。
子どもを1時間預けたときにかかる料金の相場は、1000円から4000円ほどと幅広く、ベビーシッターサービスに登録してから利用する場合には、基本料金とは別に入会金や年会費がかかる場合もあるようです。
子どもの年齢や依頼する時間帯に応じてオプション料金がかかる場合もあるため、利用する前には詳細を確認しておくと安心かもしれません。
ショートステイ
ショートスティとは、子育て中の保護者が病気や出産等で一時的に子どもの養育ができず、宿泊または日帰りの保育が必要になったときに施設で子どもを預かってもらうことができる事業です。
料金は自治体によって大きく異なり、1泊3000円から6000円程度で、食事代が別途かかることもあるようです。
また、利用できる子どもの年齢や預けられる期間は自治体によって異なるため、利用を検討する場合にはこちらも事前に確認をすることが大切でしょう。
トワイライトステイ
トワイライトステイとは、親の仕事の都合により、夕方から夜間にかけて家庭で子どもの保育ができないときに、施設で数時間子どもを預かってもらうことができる事業です。
利用料金とは別に送迎料がかかりますが、保育園や小学校と施設との送迎を依頼することも可能です。
料金は自治体によって異なりますが、1回2000円程度のところが多いようです。預けられる年齢や利用できる時間帯は自治体によって異なるため、詳細を確認しておくとよさそうです。
一時的に子どもを預けられる施設を利用したいシーン
kapinon / stock.adobe.com育児中の方のなかには、出産時や仕事の関係などで急きょ子どもの預け先が必要となり悩んだことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
また、緊急のとき以外にもママやパパがリフレッシュをしたいときに、子どもの預け先を検討する場合があるかもしれません。
そこで、一時保育を利用したことがあるママやパパたちに、具体的にどのようなシーンで一時保育を利用したのか聞いてみました。
産後のサポート
このように、事前に産後のサポート体制を家族で検討している場合でも、急きょ子どもの預かりサポートが必要になる場面もあるかもしれません。
ほかにも、出産後に上の子の送迎に悩んだ際、ファミリー・サポート・センターに依頼したというママもいました。
仕事や介護
共働き家庭のなかには、仕事の関係で保育園や習い事教室のお迎え時間に対応が難しい場合もあるようです。
ほかには、家族の介護や急な接待などで夜間に子どもを預けたいときに、トワイライトステイを活用しているとの声も聞かれました。
ママの入院中
両親や義父母が遠方に住んでいたり、仕事や介護をしていたりすると、子どもの宿泊を伴うサポートを依頼しにくいこともありますよね。
このように家族での対応が難しい場合は、自治体にどのような預かりサポートがあるのか事前に調べておくと、緊急時に対応しやすくなるかもしれません。
結婚記念日やデート
夫婦だけで出かけたいと思ったときに、民間の預かりサービスを活用した方がいるようです。
ベビーシッターサービスは遅い時間まで子どもを預かってくれるので、夫の退勤時間に合わせて夫婦で出かける場合も利用しやすいとの声も聞かれました。
ライブ
子どもを預けたいと思ったときにすぐ対応できるよう、預かりサポートの事前登録をしておくとよさそうです。
最近では、託児サービスが設けられているライブ会場もあり、子育て中のママやパパもライブに行きやすい環境が整えられているようです。
そのようなサービスがあるかどうか前もって調べておくのもよいでしょう。
美容院やショッピング
赤ちゃんが生まれると子育てや家事などでゆとりがなく、自分の時間を作ることが難しい方もいるかもしれません。
公的な保育施設や民間の託児サービスなどを上手に活用することで、忙しい日常から離れられ、前向きな気持ちになれたというママもいました。
一時的に子どもを預けられる施設を利用する際の注意点
では、実際にこのような一時保育の施設やサービスを利用するとき、どのようなことに注意するとよいのでしょうか。
事前に把握しておくことで、利用したいときもスムーズに進められるかもしれません。
必ず事前に予約や登録をする
認可保育園などでの一時保育は、どの施設でもまずは登録が必要になります。
初めて利用する場合は、事前面談にて健康状態やアレルギーの有無など、子どもの状況などを確認するのが一般的でしょう。
その後、登録書類を提出してはじめて予約できるという流れになっています。
いきなり登録したり予約なしに預けたりすることはできないので注意しましょう。
必要な持ち物をきちんとそろえる
一時保育の予約が完了したら、次に持ち物を準備する必要があります。
一時保育中に子どもに必要なものがなくて保育者が困るというようなことがないように、月齢に応じた持ち物を忘れず用意しておきましょう。
特に、自宅で子どもを見てくれるベビーシッターサービス以外は、ほかの一時保育利用者がいるため、子どもたちの荷物が混ざってしまわないように名前をすべての持ち物に書いておく必要がありそうです。
園によっては必ずしも記名が必要ではないところもあるそうですが、トラブル防止のためにも書いておくと安心でしょう。
料金や時間を確認する
一時保育の料金や時間を事前にしっかり確認することも大切でしょう。
それぞれの施設によって、料金を支払うタイミングや送迎の時間など、定められているルールもさまざまです。
余裕をもって行動することで、子どもを安心して預けられそうです。
一時的に子どもを預けられる施設を見つけて活用しよう
一時的に子どもを預けられる施設を利用する場合は、子どもが楽しくすごせるのかや、預け先にはどのような場所があるのか不安に感じる方もいるかもしれません。
子どもを一時的に預けられる施設のなかには、保育園以外にも、ファミリー・サポート・センターやベビーシッターなど、さまざまな特徴をもったサービスがあるようです。
そのため、預け先の特性や預ける理由に応じて、上手に預け先を選んでいけるとよいかもしれません。
このような施設やサービスを活用して、子どもも保護者も安心してすごすことができるとよいですね。
育児のサポートやリフレッシュの活用に「キズナシッター」も
子育て家庭のなかには、「子どもを預けてリフレッシュしたい」「夜間の寝かしつけをサポートしてもらいたい」といった要望をもつ方もいるかもしれません。
このように育児のサポートや預け先が必要になったときには「キズナシッター」を検討してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターとは、保育士や幼稚園教諭、看護師といった専門の知識や資格をもった方のみが登録しているベビーシッターサービスです。
自宅での預かりはもちろん、出張や旅行先での一時預かりにも対応しています。
入会金や年会費は一切かからず、利用した分だけの支払いになるため、初心者にも利用しやすいと好評です。
無料の会員登録を済ませ、お住まいの地域にどのようなベビーシッターの方が登録しているか、検索してみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
Click!詳しくはこちらお住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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