東京都杉並区の認可保育園入園に関する基本情報。選考点数や同一指数の優先順位

東京都杉並区の保活事情
東京23区の最西端に位置する杉並区は、荻窪や高円寺、阿佐ヶ谷など魅力的な商店街が多く、物価が比較的安いことや静かな住宅街があることでファミリー世帯から人気を集めている区です。
そんな杉並区は、令和4年に5年連続で「保育待機児童ゼロ」を達成しました。認可保育園の整備を進めてきたことで、認可保育園等入所決定率も96.6%と高い数値となっています。
しかし、まだ希望の認可保育園に入園できなかった家庭がある、という事実をもとに、今後も認可保育園の整備を進めていくとしています。
出典:5年連続で保育の「待機児童ゼロ」を実現しました/杉並区東京都杉並区の認可保育園入園における選考基準
認可保育園は年齢別に定員が決まっており、定員を超えて申込みがあった場合には市区町村独自の選考基準により、家庭の点数(選考指数)に応じて優先順位を決めています。
まずは、この入園選考基準となる指数について、詳しく見ていきましょう。
点数計算とボーダーライン
東京都杉並区のフルタイム勤務の定義は「月20日以上、週40時間以上の就労を常勤」としており、親一人のフルタイムが20点換算で、合計40点がフルタイム共働き家庭の点数になります。
杉並区の指数の特徴は、「週3日以上の交替制による勤務等」という働き方に分けて記載している点です。週3日以上の交替制勤務の場合、フルタイムの定義に当てはまりにくいため配慮されているのかもしれません。なお、週3日以上の交替制勤務で、週40時間以上の就労の場合も20点換算となります。
選考指数の計算方法は「選考指数=基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数」で、この合計点が「選考基準」となります。
各園の入園選考結果のボーダーラインは、0歳児や1歳児では40点、2歳児では募集人数が少なく、そもそも受け入れがないという園が多くあるようです。0、1歳においては、加点を狙うことで有利に保活を進めていけそうですが、2歳児では入園の枠自体がかなり狭く、希望園によっては入園が厳しい状況になるかもしれません。
出典:利用調整の指数・同一指数の場合の優先順位について/杉並区 出典:保育施設別指数一覧(令和6年4月入所の利用調整分(一次))/杉並区主な調整指数
東京都杉並区の調整指数は、加算項目が20項目、減算項目が6項目の合計26項目があり、加算指数の種類が多い傾向にあります。
また、子どもの年齢や人数に応じて加点があるなど、ほかの自治体に比べ内容が細かく記載されていることも特徴でしょう。さらに育休中の場合、入所申込みの年齢が高いほど高い加点がつくようです。
ほかにも、どのような場合に加算や減算があるのか、一部抜粋して紹介します。
【加算される場合】
- 生計を一にする子が3人以上いる世帯:プラス1点
- 保護者と同一の世帯にいる子を年齢の高い順に数えて3番目以降の児童の申込み:プラス4点
- 兄弟姉妹が利用希望月前から引き続き利用している認可保育所等を第1希望とした入所申込みの場合:プラス3点
- 兄弟姉妹が利用希望月前から引き続き利用している認可保育所等を第1希望とした転園申込みの場合:プラス3点
- 年齢上限がある保育施設を卒園(進級を希望する際に、再度申込みが必要な場合も含む)し、引き続き区内の認可保育所等の入所を申し込む場合:プラス4点
- 区内の認可保育所等の利用を、保護者の育児休業取得を理由として終了した児童が、当該育児休業明けに再度入所を申し込む場合、または当該児童の弟妹が申し込む場合:プラス10点
- 申込日現在、保護者が育児休業を取得している場合:1歳児プラス2点、2歳児プラス3点、3歳児プラス4点
- 保護者全員が育児休業制度のない自営業や勤務先に育児休業制度があるが適用対象外の場合であって、出産休暇後、復職(予定)する場合:0歳児プラス4点、1歳児~2歳児プラス2点
【減算される場合】
- 提出書類で、1か月以上の就労実績が確認できない場合:マイナス2点
- 就労状況(日数・時間等)に対して就労実績に整合性がない場合:マイナス2点からマイナス12点
- 希望する認可保育所等に入所できない際に、育児休業を取得(延長)する場合:マイナス20点
- 過去に利用調整時の入所要件(家庭・就労状況等)と利用開始後の状況が異なっていることが判明した場合または利用期間中に違反行為が判明した場合(届出義務違反や書類未提出の場合含む):マイナス5点
- 保護者が区外に在住し、かつ、区内に在勤または在学している場合:マイナス5点
このように、家庭の状況によって項目が細かく設定されているため、自分の家庭がどの項目に当てはまるか事前に確認しておくとスムーズに進められるかもしれません。
同一指数になった場合の優先順位
一般的な夫婦フルタイムの共働きを基準とすると、選考指数40点前後に多くの家庭が集中することになるため、同一の点数になった場合の優先順位についても決められています。
杉並区では、その優先順位を7項目に分けており、内容もシンプルです。1番目から区に在住している方、障害児認定を受けている児童と続き、3番目には兄弟姉妹が同じ認可保育所等の利用を申込む場合を優先しています。そのため、すでにきょうだいが認可保育園に在園している家庭は、選考を優位に進められるかもしれません。
そのほかの順位についても、詳しく見ていきましょう。
- 申込日現在、申込児童及びいずれかの保護者が杉並区に住民登録し、現に在住している世帯
- 障害児認定を受けている児童(障害児指定園を除く)
- 入所申込み児童、調整指数項番9の適用を受ける転園の申込み児童、調整指数項番11の適用を受ける児童
- 申込み児童の保護者が、杉並区内の認可保育所等・定期利用保育事業(但し、民営の施設に限る。)及び認証保育所・幼稚園(長時間預かり保育実施園に限る)・グループ保育室・家庭福祉員・家庭福祉員グループ・認可外保育施設(都の指導監督基準を満たしたベビーホテル)に保育士・保育教諭として勤務し、申込日現在、育児休業中である世帯
- 経済的に困窮度が高い世帯(保育料の階層区分がA・B階層に相当する世帯)
- 杉並区に住民登録し、引き続き居住している期間(日数)が長い世帯(平成26年4月以降に転出入があった場合は平成26年4月以降の住民登録期間を合算した期間を対象とする。)
- 利用希望月に係る保育料決定の算出根拠となる区民税所得割額が低位の世帯
これらの項目には適用条件もあるため、しっかりと確認しておきましょう。
出典:利用調整の指数・同一指数の場合の優先順位について/杉並区東京都杉並区の認可保育園申込みに関する情報
次に、杉並区の認可保育園に入園するために知っておくべき情報をまとめました。ここでは、選考スケジュールと提出書類の2点から紹介します。
選考スケジュール
申込締切日は、それぞれの入所希望月の前月10日までとなっています。なお、1月と2月入所の申込み締切日はほかの月に比べて早くなり、必ずしも毎月同じタイミングとは限りません。杉並区で公開されているスケジュールを確認し、事前にしっかり備えておきましょう。
提出先は、保育課認定・入園係と、各子どもセンターでも「予約制窓口」にて受付を行なっています。子どもセンターへの提出を予定している場合には、必ず予約を行ないましょう。
出典:認定申請及び入所・転園申込みから決定までの流れ/杉並区提出書類
保育園の入園には、さまざまな書類の提出が必要になります。受付期間にきちんと提出ができるよう、事前の準備を怠らないことが保活を進めていく上で大切でしょう。
また、家庭の状況によって必要書類は異なり、杉並区指定様式の書類が必要なものもあります。早めにどんな書類が必要なのか確認をしておくことで、申込みの際に慌てることなく準備できそうです。
主な提出書類は下記のようになっています。
- 保育所等利用申込書 兼 教育・保育給付認定・施設等利用給付認定申請書
- 児童の状況
- 確認書
- マイナンバー記入用紙
- 保育の必要性を確認する書類
- その他、各世帯の状況により必要な書類
認可保育園以外の子どもの預け先
これまで認可保育園への入園についての情報をお伝えしてきましたが、子どもの預け先の選択肢は認可保育園だけではありません。どうしても仕事に復帰したい方や、希望園の倍率が高くて入園できるか不安だという方は、認可保育園と平行して認可保育園以外の子どもの預け先について検討するとよいかもしれません。
保活中はどうしても気持ちが焦りがちになってしまいますが、落ち着いて準備することでスムーズに保活を進められたり、結果的に希望する園に入園できたりしたというママたちの体験談もありました。
まずは、認可保育園以外の子どもの預け先にはどのようなものがあるのか、確認してみましょう。
家庭福祉員(保育ママ)・家庭福祉員グループ
一定の資格を持ち区長の認定を受けた家庭福祉員が、保護者の就労などで昼間家庭で保育することのできない子どもを預かり、家庭的な雰囲気を大切にしながら保育しています。
なお、子どもを預けるには、下記の要件を満たす必要があります。
- 杉並区内に在住であること
- 「教育・保育給付認定・施設等利用給付認定」を受けた方
- 生後7週目以上2歳児までで、健康であること
- 当該家庭福祉員と3親等以内の親族関係にないこと
保育する日は、日曜日・祝日、年末年始(12月29日から1月4日)以外の毎日ですが、土曜日の利用については、あらかじめ休業日としている家庭福祉員もいるため、直接問い合わせる必要があります。
保育時間は、原則として午前8時30分から午後5時までとなっています。
保育施設との直接契約となるため、利用を希望する家庭福祉員や家庭福祉員グループに直接連絡し、保育内容や契約期間などについてよく確認するようにしましょう。
出典:家庭福祉員(保育ママ)・家庭福祉員グループ/杉並区小規模保育事業
小規模保育は認可保育園の一種で、0歳から2歳児の子どもが対象の施設です。定員が6人から19人の少人数制となるため、子どもと保育者との距離が近く、信頼関係が築きやすいことが特徴でしょう。
杉並区では26カ所の施設があります。(2025年1月時点)
アットホームな雰囲気での保育に魅力を感じている方や、異年齢保育に興味がある方などはこちらの施設も検討してみてはいかがでしょう。
出典:小規模保育事業所/杉並区認可型居宅訪問型保育事業(ベビーシッター)
杉並区では、待機児童対策として認可保育所に入園できるまでの間、保護者の自宅に家庭的保育者を派遣し、1対1の保育を実施する事業を行なっています。
認可事業となるため、保育料は認可保育園と同じですが、家庭的保育者の交通費が別途必要になるようです。
なお、対象年齢や保育時間はそれぞれの事業者によって異なるため、気になる方は杉並区のホームページより確認してください。
出典:居宅訪問型保育事業/杉並区杉並区保育室
杉並区保育室とは、待機児童対策として区が整備している認可外の保育施設です。区が運営している直営型は2025年1月時点で1カ所開設しています。
保育時間は午前7時30分から午後6時30分までの保育を必要とする時間で、延長保育はありません。
対象児童は、杉並区に住民登録があり、保育の利用が必要で、かつ認可保育所や地域型保育事業に入所していない子どもとされています。入所申込みには、保育の必要性の認定を受ける必要があり、申込み期間や有効期間は認可保育園と同様となります。
申込み時点で、杉並区保育室のみの希望はできず、認可保育園などの利用調整で内定に至らなかった場合に杉並区保育室を希望している方から利用調整されるため、注意しておきましょう。また、杉並区保育室に入室後であっても、申込み有効期間内は引き続き認可保育園などの利用調整の対象となるため、この点においても留意しておくとよさそうです。
出典:杉並区保育室/杉並区認証保育所
認証保育所とは、待機児童の解消や駅の近くに保育施設を作り通園の負担を減らすなど、さまざまな保育ニーズに対応するため、東京都が独自の基準で設置した認可外保育施設です。
産休明けから小学校就学前までの子どもを対象に、午前7時30分から午後8時30分まで開所しています。
認証保育所を利用する場合には、利用者と施設が直接契約をします。また、認証保育所は認可保育園より保育料が高額なイメージがありますが、保護者の経済負担を軽減するために保育料の補助が整備されています。
詳しい内容については、下記を参考にしてください。
出典:認証保育所/杉並区 出典:杉並区認証保育所等保育料補助金交付申請書(兼口座振替依頼書)、杉並区認証保育所等保育料補助金の負担軽減にかかる申出書、保育所等を利用していない理由書(6年3月25日更新)/杉並区東京都杉並区の自治体の情報をもとに、保活をスムーズに進めていこう
今回は、東京都杉並区の保活事情や、保育園の入園の際に基準となる点数について詳しく紹介しました。
保活は疑問点が多く、不安に感じることがあるかもしれません。そのような方のために、杉並区では、身近にある子どもセンターにて入園相談を受け付けているようです。保活についての悩みが出てきたときは、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
杉並区の情報をもとに、事前の準備をしっかり行なって保活をスムーズに進められるとよいですね。
出典:子どもセンター/杉並区 Check!キズナ園ナビで東京都杉並区の保育園を探す杉並区で子どもを預けたいときは「キズナシッター」の活用を
杉並区にお住まいの方やこれから杉並区に移住するという方のなかには「保活中に子どもを預けられる人を探している」「実家が遠いので近くに子どもを預かってくれる人がいない」と考えるママやパパもいるかもしれません。そんなときは「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターに登録しているベビーシッターは、厚生労働省のガイドラインを遵守した対面面談と審査を経ており、全員が保育士または幼稚園教諭、看護師のいずれかの資格を持っています。
保育のプロが家庭の要望にあわせ、子どもに寄り添ったシッティングを行なうため、保護者からも「最初はベビーシッターの利用に不安がありましたが、子どもの様子や興味にあわせ活動を工夫してくれるので、毎回楽しそうで安心して預けられます」など、好意的な声が多く寄せられています。
ベビーシッターは、専用アプリの紹介ページや利用者のレビューを参考に、自分で選ぶことができます。事前面談を行ない、相性や人柄を確認してからお願いすることもできるので、納得したベビーシッターを見つけることができるでしょう。また、特定のベビーシッターの定期利用も可能なため、信頼関係も築きやすく育児の相談もしやすいようです。
料金についても、各社の福利厚生サービスを利用することができるため、ご自身やご家族の勤め先の会社が加入しているベビーシッター補助サービスを活用することで、お得な料金で利用することができるでしょう。
なお、キズナシッターでは受託証明書も発行しています。
希望する保育園の内定がもらえなかったときなど、いざというときの子どもの預け先のひとつとして、この機会にぜひキズナシッターの登録から始めてみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
Click!詳しくはこちらお住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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