【2025年最新】東京都中野区で保育園に入園できる点数は。保活事情や認可園以外の保育サポート

東京都中野区の認可保育園の保活事情
中野区は東京23区の西部に位置し、都心への出やすさから若者が多い街として発展してきました。
2014年ごろから再開発により街が一新され、新しい住宅棟や大学のキャンパスが増えている一方で、昔ながらの商店街にも活気があり、注目が集まっている都市です。
近隣の自治体に比べて、単身者やファミリー層を問わず住宅地が多い区でもあり、落ち着いた生活の場としてにぎわっていることも特徴です。
中野区の2024年4月時点での待機児童は0人で、これは2022年度から継続して3年連続の達成となっています。
また4月の時点で、最も入園申し込みが多い1歳児クラスに関して中野区の認可保育園全体で42人分の空き枠があることからも、どの年齢においても入園しやすい自治体であることが分かります。
しかし、区が公表している資料によれば、2024年4月入園の申し込み者数が1606人、実際に入園した数は1271人となっています。申し込んだにもかかわらず入園していない335人は待機児童数にカウントされていません。
内訳としては、335人のうち認証保育園に入園した数が15人、「私的な理由等」で入園を辞退した数が320人とされています。
これは申し込みを行ない入園内定したにもかかわらず、なんらかの理由で認可保育園に入園しない判断をした「隠れ待機児童」と呼ばれる人数であることが分かります。
この「隠れ待機児童」は、実際の待機児童数には数えられませんが、たとえば「第一希望ではない認可園から内定が出たが、どうしても第一希望の園に入園したいので辞退して希望の園が空くのを待っている」や「育児休暇を延長したいため、あえて入園しなかった」といったケースが考えられるようです。
東京都中野区の保育園利用に関する情報
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東京都中野区の認可保育園の利用に関する情報を、選考スケジュール、申し込みに必要な書類に分けて説明します。
選考スケジュール
2025年4月入園の申し込みは、一次募集と二次募集の2回に分けて実施されています。
一次募集
申込期間:2024年10月2日から2024年11月1日 17時まで
結果発送:2025年1月31日
二次募集
申込期間:2024年11月5日から2025年2月10日 17時まで
結果発送:2025年3月10日
一次募集で内定しなかった場合、自動的に二次募集の選考対象となります。ただし、申込書類の有効期間は受理日から6カ月間のため、5月以降の入園を希望する場合は再度申し込みが必要です。
中野区では、保育園利用申込みについて、電子申請(Logoフォーム)での提出が原則のようです。それ以外の提出方法は中野区が発行している各年度ごとの「保育所等のごあんない」を確認しましょう。
提出書類
申請に必要な書類は以下のとおりです。これは基本の書類なので、家庭状況によって追加書類が必要となる場合があります。詳細は中野区が発行している「保育所等のごあんない」を確認しましょう。
そのほか、保育の必要性を確認するための資料として以下の提出が必要です。
- 教育・保育給付支給認定申請書兼保育所等利用申込書
- 家庭状況書
- 保育の必要性を確認できる書類(例:就労証明書)
- 保育料を決定するための税関係書類
- 母子健康手帳のコピー(出生前申込の場合)
- 個人番号(マイナンバー)の提供に関する書類
- その他、該当する方に必要な書類
内定結果は、一次募集は2025年1月31日、二次募集は2025年3月10日に発送される予定のようです。内定した場合は、速やかに入園先に連絡し、健康診断や面接を行なう必要があります。
東京都中野区の選考基準
東京都中野区では、認可保育園の利用申し込みが定員を超えた場合に、家庭の状況を点数化した選考指数を用いて優先順位を決定しています。
この選考基準は、家庭の事情や地域事情を反映したものとなっており、申込み時に十分な理解が必要です。
点数(選考指数)の特徴とボーダーライン
認可保育園には、それぞれの園ごとに年齢別の定員が決まっています。
そのため、市区町村独自の選考基準を作り、定員を超えて申込があった場合には家庭の点数(選考指数)に応じて、優先順位を決めています。
中野区では、保護者の就労状況や家庭環境にもとづく「基本指数」と、特別な事情を反映する「調整指数」で構成されています。
基本指数
基本指数は、両親の就労状況を点数化して世帯での指数を算出するものです。
この基本指数の点数の計算方法は、中野区が定めている指数票にもとづき
「基本指数(父)+基本指数(母)=世帯での基本指数」となり、この合計点が選考基準となります。
中野区では、フルタイム勤務の定義を「週5日以上・1日7時間以上(月20日以上)勤務」としており、これに該当する場合は保護者1人につき20点が付与されます。
なお、これが就労内定の場合は同じ勤務時間であっても配点が異なります。
例として、両親ともにフルタイム勤務で現在就業中であるAさん世帯、また同じく両親ともにフルタイム勤務であっても片方が申し込み時に就労内定状態というBさん世帯、それぞれの基本指数を見てみましょう。
Aさん世帯
父/月20日・1日7時間勤務(20点)+母/月20日・1日7時間勤務(20点)=40点
Bさん世帯
父/月20日・1日7時間勤務(20点)+母/月20日・1日7時間勤務(18点)=38点
ボーダーライン
2024年4月入園時の第一次選考結果を参照すると、一般的に最も入園が難しいと言われる1歳児クラスの点数のボーダーラインは、園によってことなりますが、おおむね42点がボーダーラインとなっているケースが多いようです。
なお、園によって34~41点がボーダーラインだったところがあれば、44点という高い点数となっている園も複数あったようです
このように1歳児など人気のクラスは、調整指数での加点が必要な場合が多く、人気の園などではフルタイム共働き家庭(合計40点)であっても加点なしでの入園が難しい状況があると言えるかもしれません。
主な調整指数
調整指数は、基本指数で産出された点数に加点・減点するかたちで計算します。
家庭の状況に応じて自治体が定めている配点は異なりますが、中野区の特徴としては、加算項目が多く、保護者の多様な事情を考慮している様子がうかがえます。
主な加点項目
- 出産休暇・育児休業取得により中野区の保育所等を一度退園し、退園した児童と育児休業にかかわる児童が、退園(月の末日)から1年以上経過した後の期間に対して、保育所等の入所申し込みを同時に行う場合+5点
- 年齢上限のある区内の認可保育所・地域型保育事業からの転園+3点
- 中野区民で保護者が保育所等(認可保育所・区立保育室・認定こども園・地域型保育事業)において保育士又は保育教諭として週30時間以上の就労している場合又は就労内定の場合+3点
- ひとり親世帯(死亡、離婚、未婚)+3点
- 兄弟姉妹が既に入所している園に入所申込みをする場合(兄弟姉妹の在園中のみ+2点
- 認可外保育施設等(認証保育所、ベビーホテル、社内託児所)、ベビーシッター(都道府県知事等に届け出のある事業)、幼稚園、一時保育等を有料で月48時間以上利用することを常態としている場合 ※地域型保育事業除く+2点
主な減点項目
- 3カ月以上保育料を滞納している世帯‐8点
- 転入予定がない区民以外の入所申込みで、父または母の勤務地が中野区内にない場合‐8点
- 転入予定がない区民以外の入所申込みで、父または母の勤務地が中野区内にある場合‐4点
- 転入予定者として入所申込みをしている世帯‐1点
- 保育を行うことができる18歳以上65歳未満の児童の祖父母もしくは兄姉が同居している場合‐1点
- 当該児童の保護者が希望する保育所等の利用ができない場合において、育児休業の期間の延長を許容できるとき。※調整指数20に関する申立書(区様式)で①を選択し、減点を希望した場合のみ適用‐40点
最後の「‐40点」の項目は、育児休暇を延長することを希望している世帯への対策として設けられているもののようです。
同一指数になった場合の優先項目
同一の選考指数となった場合には、以下の順による優先順位に基づいて入園が決定されます。
- 中野区民(中野区へ転入予定の場合を含む)である児童
- 基本指数の高い世帯ひとり親世帯(ひとり親に準ずる世帯も含む)に属する児童
- 生活保護世帯に属する児童
- 多子世帯(当該児童のほかに就学前の児童がいる場合に限る)に属する児童
- 中野区に転入後も自宅から2㎞以上にある区外の保育所等に引き続き通園し、区内の保育所等に転園を申込みしている児童
- 保護者の基本指数(類型)により、(1)疾病負傷・障がい(2)介護・看護(3)就労・就労内定・就労拡大(4)その他とする育料階層が低位の世帯に属する児童
- 所得割課税額が低額の世帯に属する児童
中野区の選考基準は、家庭の状況や保護者の働き方を細かく反映しています。 申込み時には、自身の指数を正確に把握し、必要に応じて調整指数を活用することで、より有利に保活を進めることができるでしょう。
認可保育園以外の子どもの預け先は?
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中野区では、認可保育園以外にもさまざまな形態の保育サービスが提供されており、それぞれの特徴を理解して利用できるようです。
以下で紹介する認可園以外の保育サービスは、利用することで調整指数でプラス2点の加点項目にも該当します。
小規模保育事業・区立保育室
中野区では、小規模保育事業と区立保育室が特に0歳から2歳までの子どもを対象とした保育サービスとして提供されています。
小規模保育事業は、19人以下の小規模な施設で運営されており、家庭的な雰囲気を大切にしながら認可保育園と同等の保育を行っています。小規模な環境の中で、個々の子どもに寄り添った保育が可能であり、認可保育園と同じ選考基準に基づいて申し込むことができます。
一方、区立保育室は中野区が直接運営する保育施設で、主に1歳から2歳児を対象としています。地域密着型の運営が特徴であり、低価格で利用できる点が魅力です。
ただし、3歳になると卒園となるため、3歳以降も保育園への通園を希望する場合は、2歳以降に再度保活を行なう必要があるでしょう。
認証保育所
認証保育所は、東京都独自の制度に基づいて運営されているため、認可園に比べて柔軟な運営スタイルが特徴です。
0歳から6歳までの幅広い年齢層を受け入れているうえに、早朝や夜間などの預かりが可能な園や、駅前など利便性の高い立地に設置されている園もあり、保護者の多様な働き方に対応しています。
認証保育所は、認可園と異なり中野区に申し込むのではなく施設と直接契約を結ぶ形で利用が決まります。定員は20人から60人程度と比較的小規模で、施設ごとに料金設定が異なりますが、一般的に認可保育園よりも高めな傾向があるでしょう。
ベビーシッター
ベビーシッターは、家庭の状況や希望に合わせた個別の保育サービスを提供する個人の保育サービス事業です。
家庭での保育や送迎、夜間保育など幅広いニーズに応えることができるため、利用する家庭が増えているようです。特に仕事の都合などの緊急時にも柔軟に対応できる点が大きなメリットと言えるでしょう。
就労などの利用条件は特にないため、保護者の個別のニーズに応じたサービスを受けられることや、兄弟姉妹の行事など家庭の都合や保護者のリフレッシュ、感染症の流行など何らかの理由で保育園に登園しづらくなってしまった場合など、さまざまなシーンで利用できるのが便利です。
中野区では、ベビーシッター利用に対する補助制度も設けられており、保育料の一部が補助される仕組みがあります。補助の申請は、区の福祉窓口で行なうことができます。
東京都中野区の情報をもとに、保活をスムーズに進めていこう
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中野区では、認可保育園に入園するには世帯の点数をしっかり把握して保活に臨むのがよいでしょう。
待機児童ゼロを維持している中野区ですが、内定後に入園辞退する世帯もあることから、決して第一希望の園に入園できるとは限らないかもしれません。
認証保育所やベビーシッターなどを活用し点数を加点するなどの工夫で保活をスムーズに進めることで、希望の園に入園できる可能性は高まるでしょう。
最新の情報を確認し、中野区が提供する支援制度や保育サービスを活用しながら、それぞれの家庭に合った保育環境を目指しましょう。
出典:2024年4月入園の第1次選考における、各保育園・クラスごとの下限合計指数出典:令和6年4月の保育施設利用状況について(子ども教育部)出典:保育所等についてのご案内(入園・転園申請について)出典:2025年4月認可保育所入園申込みについて出典:4月入所の利用調整結果出典:中野区保育所等のごあんない
「キズナシッター」を利用すると保活に有利
中野区にお住まいの方、転入を予定している方には「保活中に子どもを預けたい」「ベビーシッターを利用して加点したい」と考えるママやパパもいるかもしれません。
そんなとき、どちらの希望も叶えてくれるのが「キズナシッター」です。
キズナシッターでは、登録しているベビーシッターは、全員が保育士または幼稚園教諭、看護師のいずれかの資格を持っているのが特徴です
保育のプロが家庭の要望にあわせ、子どもに寄り添ったシッティングを行うため、保護者の方からの好評だけでなくリピート利用の依頼も数多くいただいています。
事前面談を行ない、相性や人柄を確認してからお願いすることもできるので、納得したベビーシッターを見つけることができるでしょう。
また、お気に入りのベビーシッターが見つかれば定期利用も可能です。保育のプロなので育児の相談もしやすいとご好評をいただくことも。
料金についても、各社の福利厚生サービスを利用することができるので、ご自身やご家族の勤め先の会社が加入しているベビーシッター補助サービスや中野区の補助制度を活用することで、お得に利用することができるでしょう。
なおキズナシッターは、保育園の申し込みの際に保活の点数を加点する「受託証明書」の発行にも対応しています。
保活中や希望の園に入園するまでの間の子どもの預け先としてキズナシッターを活用して、中野区の認可保育園への入園を叶えられるとよいですね。
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※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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