保育・保活

東京都渋谷区の保活事情。保育園の入園に関する点数について

東京都渋谷区の認可保育園では、申し込みの際に、各家庭状況に応じて付けられる点数がとても重要になりますが、それぞれの自治体によって点数付けには違いがあります。 今回は、渋谷区の保活事情とともに、2019年度の入園案内を参考に、選考基準について渋谷区の特徴を踏まえながら詳しく紹介します。

東京都渋谷区の認可保育園の保活事情

渋谷区は、ターミナル駅である渋谷駅を中心とした渋谷地区は副都心のひとつとなっており、アクセスがしやすい地域です。

 

渋谷や恵比寿は繁華街として知られており、商業施設やファッション関連の産業が集積しています。

 

近年はIT系の企業も多く進出しており、職場近隣に居住する共働き家庭も増えてきているようです。

 

2018年、新しく7カ所の保育園を開設したことで、定員数が614人増加し、渋谷区の認可保育園の待機児童数は、151人となりました。

 

一方で、近年の出生数の増加等に伴い、入園申し込みは今後も増加傾向にあると見込まれ、区では待機児童対策として、建物の賃貸や施設の設置運営を行う事業主を募り、保育施設の見直しと整備に努めているようです。

 

今後、2020年度までに、9カ所の保育園の開設を予定しており、さらなる定員確保を予定しています。

出典:都内保育サービスの状況について/東京都
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/07/30/04.html

出典:今後開園予定の保育施設一覧/渋谷区
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000036438.pdf

東京都渋谷区の保育園利用に関する情報

ここでは、東京都渋谷区の認可保育園の利用に関する情報を、選考スケジュール、申し込みに必要な書類に分けて詳しく説明します。

選考スケジュール

2019年度の入園申込みは、2018年11月30日が申込締切となっており、受付場所は、渋谷区役所仮庁舎第一庁舎西棟2階保育課窓口です。

 

なお、渋谷区では、4月の入園申込みのみ、2019年4月までに出産予定の子どもについても、出産前の利用申込みができるようです。

 

入園の内定結果は、2019年2月7日に郵送にて発表します。

 

内定した場合には「利用調整結果(内定)」が届きます。

 

その後、保育園から連絡があり、面接や健康診断が行われるようです。

 

内定しなかった場合には、「利用調整結果(待機)」が届きます。

 

申込書は2019年の1月まで有効となり、希望園に欠員が出た場合に利用調整の対象となります。

提出書類

保育園の入園には、さまざまな書類の提出が必要になります。

 

受付期間に、きちんと提出ができるよう、事前の準備を怠らないことが保活を進めていく上で大切でしょう。

 

家庭の状況によって必要書類は異なるため、早めにどんな書類が必要なのか、確認をしておくとよいでしょう。

 

詳しくは「保育園入園のご案内」を確認してください。

1、支給認定申請兼保育所利用申込書
2、家庭現況届
3、確認票
4、エントリーシート(全ての項目を確認し、チェックする)
5、保育が必要な状況を証明する書類
6、加算の対象となる書類や保護者の状況を申立てる書類

東京都渋谷区の選考基準

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東京都渋谷区の選考基準

認可保育園は年齢別に定員が決まっており、希望者全員が入ることはなかなかできません。

 

そこで市区町村独自の選考基準を作り、定員を超えて申込があった場合には家庭の点数(選考指数)に応じて、入園の優先順位を決めています。

 

渋谷区の利用調整のなかには、他の自治体には見られない「感染症」「妊娠初期及び中期に長期間にわたって安静が必要な場合」「日本語習得のため日本語学校に通学している場合」という

 

項目があり、多様な保護者のあらゆる場面を想定しているといえるでしょう。

 

他にもどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

指数の特徴

東京都渋谷区のフルタイム勤務の定義は「週5日以上就労し、1日8時間以上の就労を常勤(おおむね月20日以上)」としており、親一人のフルタイムが20点換算で、合計40点がフルタイム共働きの点数になります。

 

渋谷区の基本指数は、東京23区や他の自治体と大きく変わりはありません。

 

就労については、事業所に雇われている方と、自営業で働いている方で点数の違いはありませんが、内職等については、別で点数付けをしているため、注意が必要でしょう。

 

保育の実施選考指数表に基づき、世帯ごとの「選考指数」は変わってきます。

 

選考指数の計算方法は「選考指数=基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数」となり、この合計点が選考基準となります。

 

2018年4月の保育所利用申込みの内定状況では、0歳児から2歳児では44点以上で内定という結果がある一方で、2歳児においては、そもそも受け入れがないという園が多くありました。

 

0、1歳については、点数が多いことで有利に保活を進めていけそうですが、2歳児では、入園の枠自体がかなり狭く、希望園によっては厳しい状況になるでしょう。

 

また、内定者のなかには、認可外施設等に預けているという優先順位で、内定している方も多くいました。

 

兄弟関係が在園していない場合は、早めに復職することもひとつの手段かもしれません。

出典:平成30年4月1日保育所利用申込み 申込・内定状況一覧/渋谷区
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/hoikuen_moushikomi1_ichiran.pdf

主な調整指数

東京都渋谷区の調整指数は、加算指数が18項目、減算指数が4項目の合計22項目があり、加算指数の種類が多いです。

 

渋谷区の加算の対象は、障害や収入、ひとり親世帯など生活に困難を抱えている家庭に高い加点があります。

 

また、他の自治体には見られない、就労している場合において、同居者に常時介護が必要な者がいる場合や、保護者のどちらかが単身赴任の場合に加点(2020年廃止)があります。

 

全体的に、保護者の負担が大きい家庭に、優先的に入園できるよう配慮しているといえるかもしれません。

 

他にも、どのような場合に加算や減算があるのか、抜粋して紹介します。

【加算される場合】
・同一世帯の同居者に、常時日常生活の全てにわたり介護が必要な者がいる場合、プラス4点
・利用申込み中の児童を有償で預けている場合で、父母の就労時間・通勤時間等をカバーしている継続的な利用の場合、プラス2点
(一時保育、認可保育所、保護者の親族または知人に預ける場合を除く。
また、保護者の いずれも、育児休業中ではなく、就労内定ではない場合)
・兄弟姉妹が既に在園している園を利用申込みする場合、又は兄弟姉妹が同じ園を同時に申込む場合プラス2点
・同居の児童が障害を有するために通所通院をしており、保護者の就労が制限されている場合、プラス2点(基本指数が20の場合を除く)
・父又は母が単身赴任中の場合、プラス2点(この加点は、2020年度入園利用調整から廃止)
・利用希望日において、就労実績が6カ月以上ある場合、プラス1点
・保護者のいずれかが、出産・育児のための休業から復職前提の場合。ただし、休業前の収入が最低賃金を下回る場合と休業前の就労実態がない場合は除く。プラス2点

【減算される場合】
・同居の親族等が、補完的な保育にあたれる場合、マイナス2点
・同一世帯内に保育園利用申込みをしていない兄弟姉妹がいる場合、マイナス2点
・保護者のいずれかが、就労実績及び収入実績に整合性がないと判断される場合、マイナス6点
・過去3カ月以上の保育料(区立保育室の保育料を含む)の滞納(卒園児を含む)がある場合、マイナス6点

同一指数になった場合の優先順位

一般的な夫婦フルタイムの共働きを基準とすると、選考指数40点前後に多くの家庭が集中することになり、同一の点数になった場合の優先順位についても決まっています。

 

渋谷区は、大前提として(1)区民の新規入園(2)区民の転園(3)転入予定の順に優先となります。

 

なお、(1)の新規入園には、0歳児から1歳児の転園、兄弟姉妹が通っている保育園への転園も対象となるようです。

 

この上で、同一指数になった場合、以下の順位を基本に保育の必要度で優先順位を判断していきます。

 

順位を見てみると、既に職場復帰をしていて、認可外の施設に預けている場合よりも、兄弟関係が在園している場合の方が、優先して入園できるようです。

 

このことから、新規で入園予定の場合には、加点を増やしておくことが重要になるといえるでしょう。

その他の順位についても、詳しく紹介します。

1、生活保護世帯
2、ひとり親世帯
3、基本指数が高い世帯
4、兄弟姉妹在園児と同じ保育園を希望している場合
5、父又は母が単身赴任中の場合(自営業等を除く)※2020年度入園利用調整から廃止
6、既に復職して、利用申込み中の児童を有償で預けている場合
7、保護者のいずれかが、就労時間に比して著しく収入が低い等の状況がない世帯(最低賃金を基準とする)
8、保護者の状況(保育を必要とする主たる要件)
(1)災害(2)疾病・障害(3)保育士等として就労する(4)保育士等以外の就労(5)その他の就労(6)出産・介護(7)就労内定・就学・求職中
9、祖父母の状況(1)別居又は同居だが保育にあたれない場合(祖父母が求職中又は就労 内定の場合を除く)(2)同居(同一敷地内居住を含む)
10、養育している小学生以下の子どもの数が多い世帯
11、前年度の渋谷区での住民税額を基準として保育料の階層を決定した場合、A~D5階層にあたる世帯
12、入園希望日において、渋谷区での引き続く住民登録期間の長い世帯を優先する。ただし、過去5年間に転出入があった場合は、過去5年間の住民登録期間を合算した期間を対象とする。
(保護者のうち期間が長い者を基準とし、長い者の期間が同一の場合は短い期間の者を基準とする)

出典:平成31年度 保育園入園のご案内 P10、11/渋谷区
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000036220.pdf

認可保育園以外の子どもの預け先は?

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認可保育園以外の子どもの預け先は?

以上のように、都市部であるほど認可保育園に入るのは難しい基準があります。

 

保活を進めていくなかでは、認可保育園以外の子どもの預け先についても、検討しておくことが大切でしょう。

 

ここでは、東京都渋谷区の「区立保育室」「居宅訪問型保育事業」「認定保育所」について詳しく紹介します。

区立保育室

区立保育所とは、待機児童解消のために、渋谷区が設置し、民間事業者に運営を委託している認可外の保育施設です。

 

認可保育園の申込みを行い、待機となった子どもを対象としています。

 

渋谷区には、7カ所の区立保育所があります。

 

開園時間は、7時30分から19:30(延長時間含む)となります。

 

保育料は、保育室が定める基本保育時間の保育料と認可保育料を比較し低い額が、区立保育室の保育料となるようです。

 

そのため、家庭の状況に応じて保育料は変わってくるでしょう。

出典:平成31年度 保育園入園のご案内 P20/渋谷区
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000036220.pdf

居宅訪問型保育事業(ベビーシッター)

渋谷区では、認可保育園に申込みを行い、待機となった子どものうち、0歳から2歳児を対象に、居宅訪問型保育事業を行っています。

 

居宅訪問型保育とは、子どもの自宅において1対1で保育を行うことです。

 

保育料は、認可保育園と同額となりますが、保育料とは別に、保育者の交通費として、1日1000円が必要になるようです。

 

昼食やおやつについては、保護者が準備する必要があります。

出典:平成31年度 保育園入園のご案内 P22/渋谷区
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000036220.pdf

認証保育所

渋谷区には、9カ所の認証保育所があります。

 

認証保育所とは、待機児童の解消や駅の近くに保育施設を作り通園の負担を減らすなど、さまざまな保育ニーズに対応するため、東京都が独自の基準で設置した保育施設です。

 

全施設で、0歳児保育を実施し、13時間以上の開所をしています。

 

認証保育所を利用する場合には、利用者と施設が直接契約をします。

 

認証保育所は、認可保育園より保育料が高額なイメージがありますが、保護者の経済負担を軽減するために保育料の補助が整備されています。

 

渋谷区の補助額は、世帯の所得に関係なく、25000円の助成があります。

 

なお、家庭によっては、認可保育園に入った場合の差額が支払われることもあるようです。

 

詳しい内容については、渋谷区の入園のご案内を確認してください。

出典:平成31年度 保育園入園のご案内 P26/渋谷区
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000036220.pdf

東京都渋谷区の情報をもとに、保活をスムーズに進めていこう

KPG_Payless/shutterstock.com

東京都渋谷区の情報をもとに、保活をスムーズに進めていこう

東京都渋谷区の保活事情や、保育園の入園の際に基準となる点数について詳しく紹介しました。

 

保活は疑問点が多く、不安に感じることがあるかもしれません。

 

悩みが出てきたときには、気軽に子ども家庭部保育課入園相談係に相談してみてはいかがでしょうか。

 

子どもの生まれる時期によって、保活の動きが変わってくることもあるかもしれません。

 

渋谷区の情報をもとに、保活をスムーズに進めていきましょう。

キズナシッターについて

もし、待機児童になったときの子どもの預け先として、キズナシッターを検討してみてはいかがでしょうか。

ベビーシッターを定期的に利用すると保育園入園に有利に

ベビーシッターは定期利用すると認可外保育園の扱いとなり、調整指数の加点対象となります。

 

渋谷区では「利用申込み中の児童を、認可外保育施設やベビーシッター等に定期的に預けてる場合」プラス2点となり、今後の認可保育園への入園が有利になるでしょう。

 

また、この加点を確実にするためには「受託証明書」が必要となります。

 

受託証明書は区の様式となりますので、必ずベビーシッターに記入してもらい、子どもを預けていることを証明してもらうとよいでしょう。

保育士の先生とマンツーマン「キズナシッター」とは

渋谷区では待機児童を対象に、居宅訪問型保育(ベビーシッター)を実施しています。

 

しかし、この制度では、保育者を自ら選ぶことができず不安を感じる保護者がいるかもしれません。

 

一方、キズナシッターでは、依頼するベビーシッターを、専用アプリの紹介ページや利用者のレビューを参考に、自分で選ぶことができます。

 

事前面談を行い、相性や人柄を確認してからお願いすることもできるので、納得したベビーシッターを見つけることができるでしょう。

 

また、特定のベビーシッターの定期利用も可能なため、信頼関係も築きやすく、育児の相談もしやすいようです。

 

キズナシッターに登録しているベビーシッターは、厚生労働省のガイドラインを遵守した対面面談と審査を経ており、全員が保育士または幼稚園教諭、看護師のいずれかの資格を持っています。

 

自宅にいながら、保育園の先生にマンツーマンで保育をしてもらっているイメージでしょう。

 

保育のプロが家庭の要望にあわせ、子どもに寄り添ったシッティングを行うため、保護者からも「最初は、ベビーシッターの利用に不安がありましたが、子どもの様子や興味にあわせ、活動を工夫してくれるので、毎回楽しそうで、安心して預けられます」など、多くの声が寄せられています。

 

料金についても、各社の福利厚生サービスを利用することができるので、ご自身やご家族の勤め先の会社が加入している、ベビーシッター補助サービスを活用することで、お得な料金で利用することができるでしょう。

 

なお、受託証明書は、キズナシッターでも対応しています。

 

希望保育園の内定がもらえなかったときには、キズナシッターも預け先のひとつとして、候補に考えてみてはいかがでしょうか。

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