東京都品川区の保育園に入るには。入園に関する点数や選考基準、認可保育園以外の子どもの預け先について
東京都品川区の認可保育園の保活事情
東京都品川区は、大企業の本社が多い地域で、大崎、大井地区にはタワーマンションや高層ビルが多く、近代的な町並みが広がっている都市です。オフィス街も多いですが、昔ながらの商店街も多く、保育園も町中に多く建設されています。
そんな品川区の保活事情は近年どのようになっているのでしょうか。
品川区の資料を見ると、待機児童数は年々減少しており、2022年度は0人になりました。認可保育施設の開設サポートや増設を積極的に行なったことで、待機児童が緩和につながったようです。さらに、待機児童対策の一貫として、ベビーシッターやベビーホテルなどの認可外保育施設の保育料の助成制度などが整備され、保護者にとって預け先の幅が広がったといえるかもしれません。
東京都品川区の保育園利用に関する情報
待機児童0人を達成した品川区ですが、自分の子どもを預ける保育園は妥協することなく、しっかり吟味したいのが親の本音でしょう。そこで、東京都品川区の2025年度の認可保育園の利用に関する情報を、選考スケジュール、申込みに必要な書類に分けて詳しく説明します。
選考スケジュール
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2025年4月入園の申込みについては、2024年10月9日より申請受付を開始しているようです。申請期間は11月22日までで、申請締切日必着になります。また、窓口混雑緩和の観点から郵送またはオンラインでの申請受付を実施しているそうです。
申請先は、「保育入園調整課入園相談担当」で、申請した方については、申請後2週間程度を目安に受領書を自宅に郵送してくれます。例年、郵送申請における到着確認の連絡が多いため、3週間を過ぎても受領書が届かない場合のみ連絡するよう、呼びかけられています。一次の結果発表日は2025年2月4日を予定しているそうです。
なお、提出した申請書は、原則として2026年2月入園の利用調整まで有効となるようです。
提出書類
保育園の入園には、さまざまな書類の提出が必要になります。受付期間に、きちんと提出ができるよう、事前の準備を怠らないことが保活を進めていく上で大切でしょう。
申込み書類は、品川区のホームページからもダウンロードができるようです。
- 保育認定申請書 兼 保育所等利用希望申請書(必須)
- 入転園確認表(必須)
- 重要事項説明書 ※申請前に必ず確認
- きょうだい入園(転園)条件確認表(複数の児童を申請する場合のみ)
- 就労証明書(雇用されている・内定が出ている場合)
※親族の経営する会社に勤務する場合も含む - 就労証明書および就労を証明する書類(自営業・経営者・役員等)
上記は一例であり、それぞれの家庭によって必要となる書類は異なるため、あてはまるものをしっかり確認しておきましょう。
東京都品川区の選考基準
認可保育園は、年齢別に定員が決まっており、定員を上回る申請がある場合は、希望の保育園に必ずしも入れるとは限りません。そこで市区町村独自の選考基準を作り、定員を超えて申込みがあった場合には家庭の点数(選考指数)に応じて、優先順位を決めています。
品川区の選考基準には、ほかの自治体にはあまり見られない「病院施設等への付添」というものがあります。在宅介護や看護以外にも、病院の通所の付き添いでの保育を必要としている方へも支援を広げているようです。
ほかにも、品川区には、「育児休業明け入園予約制度」というものもあります。この制度は、品川区に住んでいる保護者が、子どもが1歳以降になるまで、育児休業を取得した場合、復職する月からの入園をあらかじめ申し込めるものです。申込み人数が受入予定数を超えた場合は、選考となるようです。
このように、品川区には独自の選考基準があるようですが、ほかにどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
指数の特徴
東京都品川区のフルタイム勤務の定義は「月20日以上、日中8時間以上の就労を常勤(週40時間以上)」となり、親一人のフルタイムが20点換算で、合計40点がフルタイム共働きの点数になります。
育児短時間勤務等を利用している場合、1日あたり2時間以内の短縮であれば、本来の勤務時間で採点するようです。
指数の点数付けについては、ほかの自治体では詳細を明記し、細かく点数付けをしていますが、品川区では、介護や看護、病院施設への付添、就学などは、明確に点数を決めていない内容もあり、8点から20点など幅広く点数を設けています。
保育の実施選考指数表に基づき、世帯ごとの「選考指数」は変わってきます。
選考指数の計算方法は「選考指数=基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数」となり、この合計点が選考基準になります。
ひとり親家庭の場合は、「不存在」となり基本指数においても20点が加算されるようです。
2024年4月認可保育園の選考での内定者の最低指数は、園によって異なりますが、おおむね0歳児と1歳児は40点、1歳児は42点以上、2歳児は42点以上の児童が内定しています。それぞれの保育園の倍率が知りたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
出典:令和7年4月認可保育園の申請について/品川区 ※最新の資料を掲載しております。(2024年10月28日時点)
主な調整指数
東京都品川区の調整指数は、加算指数が17項目、減算指数が2項目にわかれており、加算指数が多くを占めています。加算指数のなかには、兄弟姉妹に関する内容や、育休明けの再入園の項目など、高い加点項目もあります。
ほかにどのような加算・減算項目があるのか、詳しく見ていきましょう。
【加算される場合】
・区内在住の兄弟姉妹で異なる区内認可保育園に在園しており、第一希望で同一区内認可保育園に転園申請する場合:プラス1点
・兄弟姉妹が区内認可保育園に在園している区在住児童が、区内認可保育園・家庭的保育事業・ 小規模保育事業に入園申請する場合:プラス3点
・入所を希望する児童を定期利用保育事業・空きスペース利用型年間保育事業・連携施設未設定の地域型保育事業(居宅訪問型保育事業を含む)・認可外保育施設等に預けている場合:プラス2点
・年齢上限のある区内認可保育園(日本音楽学校保育園・短時間保育室)を卒園する場合:プラス2点
・兄弟姉妹で同時に区内認可保育園・家庭的保育事業・小規模保育事業に入園申請する場合:プラス1点
・育児休業法等に基づく育休取得(1年以上)により、育休取得前に品川区内認可保育園を退園し、育休明けに再入園申請する場合(育児休業取得対象児童も加点対象):プラス4点
・保護者が保育士等として保育園等で勤務している場合:プラス1点
【減算される場合】
・申込締切日時点で給与明細等で確認できる勤務実績が3ヶ月に満たない場合(1ヶ月以内の転職等を除く):マイナス1点
・正当な理由なく、保育料(区立幼稚園・区立認定こども園含む)を滞納している場合(卒園児・ 退園児も含む):マイナス10点
このように、家庭状況に応じて細かく加点・原点内容があるので、当てはまる項目があるかどうかきちんと確認していくことが重要でしょう。
同一指数になった場合の優先順位
東京都品川区は、指数が同一になったときのルールがほかの自治体とは大きく異なります。
多くの自治体では、選考指数が同一になった場合、各自治体で独自に15から20程度の順位を作り、順位が高い世帯から順番に希望保育園に入れるように考慮しています。
一方、品川区では、同一指数になった場合の優先順位を
- 基本指数の高いもの
- 階層(課税額)の低いもの
- 同居の祖父母のいないもの
- 区内在住年数の長いもの
と決めており、とてもシンプルです。
しかし、優先順位の「2、階層(課税額)の低いもの」は、ほかの世帯との違いがわかりづらく、悩む保護者も多いようです。このことから、同一指数にならないよう、なるべく多く点数を確保することが重要かもしれません。
出典:令和7年4月認可保育園の申請について/品川区 ※最新の資料を掲載しております。(2024年10月28日時点)
品川区での認可保育園以外の子どもの預け先は?
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以上のように、都市部であるほど認可保育園に入るのには難しい基準があります。そのため、保活を進めていくなかでは、認可保育園以外の子どもの預け先について検討しておくことが大切でしょう。
ここでは、東京都品川区の「短時間就労対応型保育」「地域型保育事業」「ベビーシッター利用支援事業」について詳しく紹介します。
短時間就労対応型保育
品川区では、パート勤務や自営業等の世帯で、短時間の就労をしており、保育を継続的に必要とする方が対象となっています。また、開園時間内の送迎が可能な方といった条件もあります。
実施している園は区内に5つあり、開園時間は午前9時から午後5時となります。この短時間保育室は1歳児から3歳児までが対象のため、4歳児以降は他園への転園申請や幼稚園や認定こども園等への申請が必要となるので注意しましょう。
地域型保育事業
品川区で現在実施されている地域型保育事業は全部で3つあるようです。それぞれの特徴をまとめました。
家庭的保育事業
2歳児クラスまでの児童を対象に、定員5名以下の少人数で家庭的な雰囲気のもと、きめ細やかな保育を実施する事業
小規模保育事業
2歳児クラスまでの児童を対象に、定員6名~19名と比較的小規模な環境で、家庭的保育事業に近い雰囲気の中で保育を実施する事業
居宅訪問型保育事業
未就学児の児童を対象に、障害・疾病等で個別のケアが必要な場合などに、保護者の自宅で1対1の保育を行なう事業
このように、認可保育園以外にも子どものケアが行き届いた保育施設も多くあるようです。視野を広げて、自分の子どもに合った環境を探せるとよいですね。
ベビーシッター利用支援事業
品川区では、東京都が実施するベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型)を活用し、認可保育所、地域型保育事業(家庭的保育事業・小規模保育事業)に入園できなかった0歳から5歳の児童が、保育施設の代替手段として、東京都が認定するベビーシッター事業者を利用する場合、利用料の一部負担を軽減し、保護者の復職等をサポートします。
利用を検討したい場合は、事業の利用可能期間や利用対象者、利用方法など、あらかじめ条件をしっかり確認しておきましょう。
出典:ベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型)/品川区
東京都品川区の情報をもとに、保活をスムーズに進めていこう
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今回は、東京都品川区の保活事情や、保育園の入園の際に基準となる点数について詳しく紹介しました。
保活は疑問点が多く、悩むことも多いかもしれません。品川区では、保育園の入園相談を随時、入園相談係の窓口や電話で受け付けているようです。保活は、まず自治体の入園内容を理解することが大切でしょう。そういった理解を深めるためにも、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
保育士の先生とマンツーマン「キズナシッター」とは
希望する保育園に入れず待機児童になったときの子どもの預け先として、キズナシッターを検討してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターに登録しているベビーシッターは、厚生労働省のガイドラインを遵守した対面面談と審査を経ており、全員が保育士または幼稚園教諭、看護師のいずれかの資格を持っています。
保育のプロが家庭の要望にあわせて子どもに寄り添ったシッティングを行なうため、保護者からも「子どもの様子や興味にあわせ、活動を工夫してくれ、子どもが毎回喜んで話をしてくれます」など、好意的な声が多く寄せられています。
ベビーシッターは、専用アプリの紹介ページや利用者のレビューを参考に自分で選ぶことができます。事前面談を行ない、相性や人柄を確認してからお願いすることもできるので、納得したベビーシッターを見つけることができるでしょう。
料金についても、各社の福利厚生サービスを利用することができるので、ご自身やご家族の勤め先の会社が加入しているベビーシッター補助サービスを活用することで、お得に利用することができるでしょう。なお、受託証明書は、キズナシッターでも発行しています。希望保育園の内定がもらえなかったときには、キズナシッターも預け先のひとつとして候補にあげてみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
お住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
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