子育て

専業主夫になったきっかけ。大変だと感じたことや意識したこと

専業主夫として、家事をメインに担当することを検討している方もいるのではないでしょうか。今回は、専業主夫になろうと思った理由と、専業主夫としての生活で大変だと感じたシーンや、継続していくための工夫をパパたちの体験談をもとにご紹介します。

専業主夫になろうと思った理由

専業主夫とは、男性版の専業主婦を指す言葉で、家庭内で主に家事を担当する男性のことをいいます。専業主夫として暮らすパパたちに、家事を担うことになった理由を聞いてみました。

経済面

「妻の妊娠がわかったとき、今後の生活について話し合いました。管理職の妻が育休明けも仕事を続け、自営業で収入に波のある私が家事と育児に専念することが合うと思ったので、専業主夫の道を選びました」(20代/10カ月の赤ちゃんのパパ)

世帯収入を考えてパパが家事を、ママが仕事を担う家庭もあるようです。他には、ママが公務員など安定した職種であることや、会社の福利厚生が手厚いという理由から、ママが仕事を続けるという決断に至り、パパが専業主夫になったという声もありました。

生活面

「夫婦それぞれがフルタイムで働いていましたが、子育てをしながら同じ量の仕事を続けていくと家事まで手が回らないことが悩みでした。お互いの実家が遠方で出張や残業が多いため、どちらかが家事に注力しようという話し合いをし、転勤のある私が主夫になる決意をしました」(40代/2歳児と4歳児のパパ)

生活スタイルを軸に考え、専業主夫になったパパもいました。また、ママは家事が苦手だったが、パパは掃除や料理が好きだったことから仕事と家事の分担を決めた家庭もあるようです。

育児面

「子育てが落ち着くまでの期間、自分の子どもと過ごす時間を作りたいと思い、専業主夫をしています。私は保育士として働いていて、乳幼児との生活には慣れているため、妻には仕事を続けてもらいました」(30代/3カ月の赤ちゃんと2歳児のパパ)

保育士の経験から、家庭内の育児もメインに担当するため主夫になった方もいるようです。他には、幼少期の子どもといっしょに過ごす時間を作りたいという考えから、子どもに手がかからなくなるまで専業主夫になりたいと希望したパパもいました。

専業主夫が大変だと感じたシーン

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専業主夫として、専業主婦と通ずる悩みや独自の大変さを感じるシーンもあるようです。専業主夫の方たちに、どのようなときに大変だと感じたか聞いてみました。

自分の時間を作りにくい

「家族の出発や帰宅時間に合わせて家事をしたり、保護者や地域の行事に参加したりと、スケジュールを立てる軸が自分にないところが大変です。マルチタスクを進行しながら自分の時間を確保するのは難しいと思いました」(20代/1歳児のパパ)

家族や地域のことを優先して生活しているため、自分の時間が作りにくいと感じるパパがいるようです。離乳食やお昼寝など赤ちゃんの生活リズムを大切にしているため、自分の休憩時間を後回しにしているとの声もありました。

社会との接点が少ない

「専業主夫になったことで、社会との接点が少なくなりました。交友関係が狭くなってしまったように感じてしまいます」(30代/8カ月の赤ちゃんのパパ)

仕事を辞めて家事に専念することで、社会との接点が少なくなったと感じる方もいるのではないでしょうか。専業主夫になる前は営業の仕事をしていたパパからは、家族以外の人と会話をする機会が減ったことで寂しさを感じているとの声も聞かれました。

周囲からの理解を得られにくい

「人によっては、『男性が仕事をし、女性が家事や育児を行うもの』という考え方があるため、主夫という役割は理解を得られにくいこともあります。いろいろな方がいると頭でわかっていても、相手の態度によっては残念な気持ちになることもありました」(30代/男性)

専業主夫をひとつの役割として認めてほしい、見守ってほしいと考える方もいました。他には、自分やパートナーの両親に主夫という選択をしたことを理解してほしいと考える家庭もあるようです。

前向きに専業主夫を続けるために意識したこと

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専業主夫をしているパパたちに聞いた、前向きに主夫業を続けるために意識したことをご紹介します。

子どもの預け先を確保する

「自分がケガをしたり体調を崩したりすると、家事や育児に影響が出ると思いました。家事は数日休むことができますが、子どものお世話は必要なので、いざというときの預け先を見つけておくと気持ちにゆとりをもって主夫ができます」(40代/2歳児と3歳児のパパ)

いざというときの預け先を確保しておくと、心に余裕をもって主夫を続けやすいそうです。パパのなかからは、週末や長期休業期間は保育園が休園なので、ベビーシッターサービスに登録をしているという声も聞かれました。

交友関係を広げる

「インターネットを通じて、専業や兼業主夫のパパ友ができました。お互い役割を理解し合える関係性なので、専業主夫ならではの悩みも相談しやすいです」(20代/8カ月の赤ちゃんのパパ)

主夫という共通点があることで、新たな交友関係を楽しむパパもいました。他には、パパ向けの子育てサークルに入会し、仲良くなった複数の親子でキャンプなど戸外遊びを楽しむパパもいました。

自信をもって生活する

「専業主夫をしていることは、恥ずかしいことではありません。自分自身がこの役割に誇りをもって暮らすことで、周りの目が気にならなくなりました」(30代)

家庭内で男性が家事を主に担当することは、世の中から見ると少数派といえるでしょう。専業主婦が家庭を支える大切な役割であることと同様に、主夫であることに自信をもつことで、より前向きになれた方もいました。

専業主夫は家庭を支える大切な仕事

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専業主夫という役割を選択する理由は、生活スタイルの変化など家庭によってさまざまです。専業主夫をしているパパたちによると、自分の時間を作りにくいなど主婦と同じような悩みの他に、周囲からの理解を得られにくいなどの悩みもありました。

家庭内で仕事や家事を分担する際、従来のやり方以外にも選択肢が多様化しているのではないでしょうか。マイノリティを感じることもあるかもしれませんが、主夫という役割に自信をもてるとよいですね。

自分の時間を確保するために「キズナシッター」

家事をしながら子育てもしていると、「自分の時間を作りにくい」「用事があるときに子どもを預かってほしい」というシーンもあるようです。赤ちゃんや子どもの預け先を探すときは「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。

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