モロー反射とは?繰り返すときに取り入れたことや気になった場合の相談先
モロー反射とは
モロー反射とはどのようなことを指すのかや行う時期について、体験談を交えてご紹介します。
概要
モロー反射とは、大きな音や明るい光などの外部からの刺激に赤ちゃんが反応し、手足をビクッとさせ両腕を万歳するように広げるような動作のことを指すといわれています。赤ちゃんが生まれたときから体にある原始反射のひとつとされているそうです。
時期
実際にモロー反射がどのくらいの時期に見られたのでか、ママ・パパたちに聞いてみました。
「生まれて2日後くらいから手足をビクッとさせていたと思います。初めての出産だったので、両手を広げてしがみつくような動作をしたときは、思わず駆け寄って『大丈夫だよ』と声をかけました」(30代/5カ月の赤ちゃんのママ)
「うちの娘は、生後1カ月くらいからするようになりました。赤ちゃんの頃しか見られない動きだと聞いていたので、急いで動画を撮りました」(20代/6カ月の赤ちゃんのママ)
モロー反射は、生まれたときから数カ月の間見られる動きのようです。生後3カ月頃から生活音に慣れてきたのか、徐々に見られる頻度が少なくなったというパパの声も聞かれました。
モロー反射を繰り返すときに取り入れたこと
モロー反射が頻繁にあると、驚いて泣いたり起きたりする赤ちゃんがいるようです。ママ・パパたちに聞いた、赤ちゃんがモロー反射を繰り返すときに取り入れた工夫をご紹介します。
環境を見直す
「生活音が大きいことで、赤ちゃんを驚かしているのではないかと考えて、ドアの開け閉めをゆっくり行うようにしました。音が小さくなると、モロー反射をする回数が少なくなり、ゆっくり眠れるようになったのでよかったです」(30代/6カ月の赤ちゃんのパパ)
大人が気にならない生活音でも、赤ちゃんによっては気になる場合もあるかもしれません。ママのなかからは、窓から差し込む光がまぶしい様子だったので、遮光のレースカーテンを取り入れたとの声も聞かれました。
おくるみで包む
「うちの子は、自分のモロー反射に驚いてよく泣いていました。姉に『おくるみで包んであげるとよかったよ』とアドバイスをもらい試したところ、包んであげることで手足がビクッとしても泣かなくなり嬉しかったです」(20代/3カ月の赤ちゃんのママ)
モロー反射で赤ちゃんが泣いたり起きたりしてしまうときは、おくるみで体を包んであげるのもひとつの方法かもしれません。着脱がしやすいファスナータイプのおくるみを取り入れると、うまく赤ちゃんを包めないといったことが少なく活用しやすかったというママもいました。
抱き方に気をつける
「赤ちゃんを抱っこするときに、急に動かすと驚かせてしまいモロー反射をしていました。しっかり頭を支えた上でゆっくり抱き上げるように意識すると、驚かせることも少なくなりました」(30代/4カ月の赤ちゃんのパパ)
抱き方を意識するのもよさそうです。赤ちゃんを布団に降ろす場合は、頭が先に下がらないように気をつけたというママの声も聞かれました。
モロー反射が気になったときの相談先
モロー反射のことが気になった際、どのような場所に相談したのか、ママ・パパたちに聞いてみました。
かかりつけの小児科
「出産時にモロー反射があるか確認してもらっていましたが、退院後はあまりしていないように感じたので心配になりました。かかりつけの小児科で話をすると、親身になって相談にのってもらえたので心強かったです」(20代/7カ月の赤ちゃんのママ)
モロー反射が少ないことを気にかけ、かかりつけの小児科に相談したママがいるようです。生まて間もないときはかかりつけの小児科がなかったため、出産した産院で行われた1カ月健診の際に相談したというパパもいました。
自治体の保健師
「母子手帳の1カ月頃の赤ちゃんの様子を記入する欄に、手足をビクッとさせるか項目があり気になるようになりました。うちの子は、生後1カ月を過ぎてもモロー反射をしている様子がなかったので、自治体の保健師さんが自宅訪問したときに相談したことを覚えています」(30代/6カ月の赤ちゃんのパパ)
モロー反射が気になる場合には、自治体の保健師さんへ相談してもよさそうです。自治体の3カ月健診の際に、モロー反射が頻繁にあることを相談したというママもいました。
赤ちゃんのモロー反射はやさしく見守ろう
モロー反射とは、音や光など外部からの刺激に赤ちゃんが反応して、手足をビクッとさせ両手を広げる動作のことを指すといわれています。生まれて間もなくから生後3カ月頃まで見られたというママやパパの声がありました。モロー反射を繰り返し赤ちゃんが泣いたり起きたりしてしまう場合は、環境の見直しやおくるみで包むなどの工夫を取り入れてもよさそうです。モロー反射が気になるときは相談も視野に入れながら、やさしく見守っていけるとよいですね。
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