ズリバイはいつから始める?ズリバイの練習方法や行なうときに意識したこと
ズリバイとは
まずは、ズリバイとはどのような動きなのかや、ズリバイをすることで現れる変化、始めた時期について、ママやパパに聞いてみました。
どのような動き?
ズリバイとは、赤ちゃんがうつぶせの状態で頭を上げ、腕や足を使って前や後ろに進む動作で、身体を引きずるように這うことから「ズリバイ」と呼ばれるようになったとされています。
一般的には、首がすわり、うつぶせや寝返りの動作に慣れてくると見られる動きでしょう。
いつから始める?
ズリバイを始める時期は、赤ちゃんによってそれぞれのようです。なかには、寝返りが遅かったせいか、生後9カ月を過ぎてからズリバイを始めたというパパの声もありました。
ズリバイとハイハイの違いは?
ズリバイとハイハイの違いは、お腹の使い方にあるようです。
ズリバイはお腹を床につけたまま移動し、ほふく前進のような姿勢になるのに対して、ハイハイでは、膝を立てて四つん這いなるため、お腹は床から浮いた状態で移動します。
ママの体験談からは、ズリバイをしてまもなくハイハイをし始めたという声もあり、ズリバイをするとハイハイをする日が近いと考える方もいるようです。ただし、赤ちゃんのなかには、ズリバイをせずにいきなりハイハイを始める子もいるため、成長には個人差があることを覚えておきましょう。
ズリバイの効果とは?
ズリバイを行なうことで、腕や足、腰などの全身を動かすようになるため、運動機能が発達するといわれています。また、赤ちゃん自身が自分の意思で行きたいところへ自由に動き回れるようになるため、気持ちが安定することもあるそうです。
ズリバイを活発にするようになると、1日の運動量が増え、食事や睡眠などの生活リズムが定まってくる赤ちゃんもいるといわれています。
ズリバイに練習は必要?
ママやパパのなかにはズリバイの練習が必要なのかどうか、疑問に思っている方もいるでしょう。
ママたちによると、練習しなくても自然とズリバイができるようになったという声も多く、生活のなかで自然と筋肉が発達し、成長の過程でズリバイするようになることもあるようです。
一方で、練習することでスムーズにズリバイができるようになったとの声もありました。赤ちゃんには個人差もあるため、ズリバイの練習を考えている場合は、赤ちゃんを遊ばせる感覚で取り組むのがよいかもしれません。
ズリバイの練習方法
赤ちゃんと遊んでいるときに、ズリバイができるように促した家庭もあるようです。ズリバイを練習するときにどのような方法を取り入れたのか、ママやパパに聞いてみました。
ズリバイの仕方を見せる
ズリバイの見本を見せたママがいるようです。赤ちゃんがうつ伏せの姿勢で遊んでいるところに、ズリバイで寄っていくと赤ちゃんがよろこび、それを繰り返しているうちに赤ちゃんもズリバイができるようになったとの声も聞かれました。
おもちゃで気を引く
おもちゃを使ったり名前を呼んだりして、興味を前方の方へ誘うのもひとつの方法かもしれません。ボールに興味をもたせたあとに、赤ちゃんの目の前から転がしてズリバイを促したというママの声もありました。
赤ちゃんの足の裏を押す
うまく進めずにいる場合には、足裏を押してサポートしてあげてもよさそうです。ほかには、赤ちゃんの足裏に手を置いて蹴りの支えを作ってあげたというパパの声も聞かれました。
ズリバイを行なうときに意識したこと
次に、赤ちゃんがズリバイを行なうときにどのようなことを意識したのか、ママ・パパたちに聞いてみました。
環境を整える
のびのびズリバイができるように環境を整えたパパがいるようです。ほかには、みずから腹ばいの姿勢になり赤ちゃんの目線に合わせて、床がきれいな状態かや、危険な物が落ちていないかなどを確認したママもいました。
動きやすい服装にする
ズリバイをするときは、動きやすい服装になっているか見直すのもよさそうです。スタイをつけている場合には、ズリバイで遊ぶときだけ取り除くと動きがスムーズになったという声も聞かれました。
赤ちゃんのペースに合わせる
その日の様子に合わせて赤ちゃんのペースを意識することも大切でしょう。パパのなかからは、自分からズリバイをしたがらず心配したが、赤ちゃんなりの成長を見守りたいと考え、子どもが好む体制でさまざまな身体の動きが楽しめるように工夫したとの声もありました。
ズリバイは赤ちゃんの様子に合わせて見守りながら
ズリバイとは、赤ちゃんがうつぶせの姿勢で頭を上げて、腕や足を使い前や後ろに移動する動作を指すといわれています。ママたちによると、ズリバイを始めた時期は生後6カ月~9カ月と、赤ちゃんによってそれぞれ違いがありました。また、成長にはそれぞれ個人差もあり、ズリバイせずにハイハイするようになる子やズリバイに興味が薄い子、生後10カ月を過ぎてから始める子などもいるようなので、ズリバイをしないからといって焦る必要はないでしょう。
ズリバイの練習方法としては、ズリバイの仕方を見せたり、おもちゃで気を引いたりしたという声が聞かれました。動きやすい服装や環境を整えながら、赤ちゃんの様子に合わせて見守っていけるとよいですね。
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