子育て

赤ちゃんをうつぶせ寝にしない理由。寝かせ方やうつぶせ寝になってしまうときの対応方法

赤ちゃんのうつぶせ寝がよくないとわかっていても、なぜよくないのか知りたい方もいるのではないでしょうか。今回は、赤ちゃんをうつぶせ寝にしない理由や寝かせ方で意識するポイント、赤ちゃんがうつぶせ寝になってしまうときの対応について、厚生労働省の資料やママやパパの体験談をもとにご紹介します。

赤ちゃんをうつぶせ寝にしない理由

赤ちゃんのうつぶせ寝がなぜいけないのか、厚生労働省の資料をもとにご紹介します。

窒息の恐れがある

睡眠時にうつぶせ寝の体勢になると、寝具によっては赤ちゃんの顔が埋まってしまい、鼻や口がふさがれて窒息の恐れがあるといわれています。赤ちゃんが睡眠中に亡くなる原因のひとつに窒息があります。窒息事故を防ぐために赤ちゃんのうつぶせ寝をしないようにしていくことが大切でしょう。

出典:睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう/厚生労働省

乳幼児突然死症候群のリスクが高くなる

乳幼児突然死症候群(SIDS)という病気は、就寝時にうつぶせ寝で寝かせたときの方が発生率が高いことが研究者の調査からわかっています。病気の治療や予防などの理由でうつぶせ寝を勧められている以外は、赤ちゃんの顔が見えるように仰向けの体勢で寝かせるとよいでしょう。

出典:乳幼児突然死症候群(SIDS)について/厚生労働省

赤ちゃんの寝かせ方で意識するポイント

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厚生労働省の資料を参考に、赤ちゃんを寝かせるときに意識するポイントをご紹介します。

1歳までは仰向けで寝かせる

乳幼児突然死症候群の発症リスクを抑えるためにも、赤ちゃんが1歳になるまでは、仰向けで寝かせることが推奨されています。なお、赤ちゃんが就寝中に自分で寝返りをしてうつぶせの姿勢になった場合は、米国国立衛生研究所(および米国小児科学会)によると、赤ちゃんが仰向けからうつぶせと、うつぶせから仰向けのどちら側も自分でスムーズに寝返りができるようになったら、戻さなくてもよいといわれています。乳幼児突然死症候群のリスクを減らすためには、眠り始めるときの姿勢が仰向けであることが大切でしょう。

出典:11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です/厚生労働省

寝具の見直し

ふかふかとした柔らかい敷き布団やマットレスなどの寝具は、赤ちゃんが寝返りをうったり体勢がかわったりした場合に、顔が埋もれてしまうため見直しをするとよいでしょう。窒息事故防止のために、赤ちゃん用の固めの敷き布団やマットレスの使用が推奨されています。掛け布団は、赤ちゃんが自分で払いのけられるような軽い掛け布団を使い、顔にかからないように意識するとよさそうです。

出典:睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう/厚生労働省

赤ちゃんがうつぶせ寝になってしまうときの対応

shutterstock.com/paulaphoto



赤ちゃんが自分で寝返りをしてうつぶせ寝の体勢になったときに、窒息などの心配をする方もいるのではないでしょうか。うつぶせ寝になってしまったときの対応について、ママ・パパたちに聞いてみました。

就寝環境の確認をする

「うちの子の場合、うつぶせ寝の方が好きなようで自分で寝返りをうてるようになると、就寝時はいつの間にかうつぶせ寝になっていることが多かったです。うつぶせ寝の体勢は口や鼻をふさぐ心配があったので、寝室に枕やクッションを置かないようにしました」(30代/11カ月の赤ちゃんと4歳児のママ)

うつぶせ寝になったときに、顔をふさぐ恐れのある物がないよう就寝環境を整えたママがいるようです。赤ちゃんがお気に入りのぬいぐるみやタオルを口元に付けながら寝る癖がある場合は、寝ついたタイミングで取るようにしたパパもいました。

就寝時の服装を見直す

「冬場の寝室は頭が寒いのではないかと心配になり、フード付きの服を使用することもありました。自分でうつぶせ寝をするようになってからは、フードの代わりに赤ちゃん用のナイトキャップを使うと就寝時に顔をふさぐようなことがなかったのでよかったです」(20代/9カ月の赤ちゃんのママ)

就寝時の服装を見直すことも大切かもしれません。パパのなかからは、スタイは顔を覆うことがあると考えて、赤ちゃんが寝ついたタイミングで外すようにしたとの声も聞かれました。

ときどき様子を見る

「寝具や服装なども意識していますが、うつぶせ寝になってしまったときはときどき呼吸をしているか様子を見ています。寝息をたてながら熟睡していると安心しました」(40代/1歳児と5歳児のパパ)

お昼寝やママ・パパが就寝するタイミングに、赤ちゃんの顔に布団などがかぶっていないか、口を覆うような物が近くにないかなど確認をすることも大事でしょう。風邪をひいているときは、うつぶせ寝だと呼吸が苦しそうだったので、寝ついたタイミングで仰向け寝にしている家庭もありました。

赤ちゃんのうつぶせ寝はスムーズに寝返りができるまでは注意を

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厚生労働省の資料によると、赤ちゃんのうつぶせ寝は窒息の恐れや乳幼児突然死症候群のリスクが高くなるといわれています。1歳までは仰向けで寝かせることや寝具の見直しを行うことが大切でしょう。赤ちゃんがうつぶせ寝になってしまうときは、寝室環境の確認以外にも、就寝時の服装の見直しや赤ちゃんの様子をときどき見るようにしたママ・パパがいました。赤ちゃんがうつぶせ寝は、スムーズに寝返りができるようになるまでは注意していくとよいですね。

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