子ども自身が誰かに相談したいときや、大人が子どもに関する相談をしたいとき、どのような相談所があるのでしょうか。今回は、子どもに関する相談所にはどような種類があるのかや、利用方法と相談所以外の子育てサポート事業やサービスについて、ママやパパの体験談を交えてご紹介します。

子どもの相談所とは

不安や心配な気持ちを誰かに相談したいとき、どのような相談所があるのか知りたい方もいるようです。相談所について対象別にご紹介します。

子どもを対象とした相談所

1人で不安な気持ちを抱えずに誰かに話すことで少しでも楽になってほしいという思いから、子ども専用の相談所が作られています。子どもを対象とした相談所の特徴として、名前や連絡先、学校名などは伝えなくてよいというルールがあります。秘密が守られると、周りの人に知られたくないことを相談しやすい場所になるかもしれません。

 

18歳までの子どもが利用できる「チャイルドライン」では、子ども自身の気持ちを大切にしながら、どのようにしたらよいのかをいっしょに考える機関です。電話相談の通話料金がかからないため、手元にお金がない子どもにとっても安心といえるでしょう。電話の他に、ホームページ内のチャットやつぶやくというアクションから、自分の気持ちを外に出すことで気持ちが軽くなることもあるそうです。

出典：チャイルドライン/チャイルドライン

大人を対象とした相談所

保護者や地域の方を対象とした大人向けの相談所もあるそうです。東京都大田区では、18歳未満の子どもがいる家庭を対象に、子どもと家族に関わることを何でも相談できる窓口があります。「児童相談所虐待対応ダイヤル」では、「しつけが行き過ぎているのではないか」「虐待かもしれない」と感じた保護者自身や地域の方からの相談を受け付けています。

出典：子どもと家庭に関する相談/大田区

出典：児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について/厚生労働省

子どもと大人を対象とした相談所

対象を子どもと大人で区別せずに、どちらの相談も受け付けている場所もあります。文部科学省の「24時間子供SOSダイヤル」では、いじめや子どもに関するSOS全般の相談を受け付けています。都道府県と指定都市教育委員会が夜間や休日を含む24時間対応しているため、「誰かに話しを聞いてほしい」と思ったらいつでも連絡しやすいといえるでしょう。

 

出典：「24時間（じかん）子供（こども）SOSダイヤル」について/文部科学省

子どもに関する相談所の利用方法

実際に、相談所を利用するときの手順についてご紹介します。

電話相談の場合

電話相談の場合、相談所の電話番号にかけると相手の方や自動音声のガイダンスに沿って話を進めるとよいでしょう。時間が限られている場合は最初に伝えたり、話を聞いてほしい順番を考えておいたりすることもよさそうです。

番号の始まりが「0120」で始まる場合、通話料金がかからないため、おこづかいを持っていない場合でも相談することができます。携帯電話を持っていない場合や、自宅の固定電話から相談しにくい場合は、公衆電話から利用するのもよいかもしれません。

窓口相談の場合

窓口にて対面で相談するタイプでは、事前に予約が必要かどうかを確認しておくとよいでしょう。急ぎで話を聞いてもらいたいときは、予約時に伝えておくとよいかもしれません。担当の方と直接会って対話をすることで、細かなニュアンスが伝えやすくなり、より自分の気持ちに寄り添ってもらえたと感じたママもいるようです。

メールや文章の場合

相談内容を文章で伝えるときは、何から書き始めたらよいか悩んでしまう方もいるかもしれません。後から書き直すこともできると考え、じょうずな文章を作ろうとせず、力を抜いてありのままの気持ちを書いてみてもよいのではないでしょうか。不安なことによってどのような気持ちでいるのかや、どのようになりたいといったイメージを書くことで、頭の中も整理されるかもしれません。

相談所以外の子育てサポート事業やサービス

ママやパパたちに、子どもや保護者にサポートにつながる、相談所以外の事業やサービスを聞いてみました。

遊び場や交流

「ワンオペ育児で悩んだ時期に、子育て支援センターを利用していました。自宅で子どもと一対一で向き合っている日々がつらかったのですが、子育て支援センターで他の利用者親子やスタッフの方と交流することで前向きな気持になれた気がします」（20代/10カ月の赤ちゃんのママ）

 

子育て支援センターでは、遊び場の提供の他に子育て世帯同士の交流や育児相談、イベントなどを行っているそうです。他には、育児に心配事がある家庭を対象とした託児付きのお茶会やイベントに参加し、悩みを共有し合うことで新たな交流がうまれ、心強い仲間ができたというパパの声もありました。

子どもの預け先

「仕事と家庭の両立に悩み、心が疲れて仕事が続けられなくなったことがありました。保育園を退園したため、回復するまでの期間にベビーシッターサービスを利用しました。子どものお世話だけでなく、私の育児相談も聞いていただけたので心が休まりました」（30代/3歳児のママ）

 

育児疲れを感じたときにベビーシッターサービスにSOSを求めたママもいるようです。ママのなかからは、自分の気持ちが考えを整理するために子どもと一時的に距離を置きたいときに、一時預かりやファミリー・サポート・センター事業を利用したという声も聞かれました。

誰かに話を聞いてもらいたいときは相談所の利用も

子どもに関する相談所には、子どもと大人それぞれを対象としたものや、子どもから大人まで誰でも相談できる場所があるそうです。電話や窓口、文章など連絡手段や相談先によって利用方法は違うため、事前に確認しておくとよいでしょう。相談所以外にも子育て支援事業やサービスをじょうずに活用して、1人で抱え込まずに子どもと生活できるとよいですね。

「キズナシッター」は子育て家庭を応援しています

子育てに悩んだとき、「考えをまとめる時間がほしい」「一時的に子どもを預かってもらいたい」と考えるママやパパもいるようです。赤ちゃんや子どもの預け先として、「キズナシッター」を利用してみてはいかがでしょうか。

 

キズナシッターは、保育士や幼稚園教諭、看護師のみが登録できるベビーシッターのマッチングサービスです。保育や看護の経験を活かし、赤ちゃんや子どもだけでなく、保護者の方にも寄り添った丁寧なシッティングを心がけています。

 

赤ちゃんや子どもを預ける際に心配なことは、事前面談で小さなことでもお伝えください。子どもを預けることに後ろめたさを感じてしまう方もいるかもしれませんが、短時間ではない子育ての1シーンのサポートとして、キズナシッターにお手伝いさせていただけたら嬉しく思います。

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