認可保育園に落ちたらどうする?不承諾通知が届いたときにやること
保育園に落ちたらどうする?
認可保育園の入園を目指して、認可保育園の見学をしたり、入園案内の選考内容について調べたりと、懸命に保活を進めてきた方も多いかと思います。
そのなかで、不承諾通知書類が届き、保育園に落ちたとわかったとき「これからどうすればよいの?」と不安な方もいるでしょう。
しかし、認可保育園に落ちたあとでもやれることはあります。
少しでも早く子どもの預け先を見つけられるよう、焦らずにできることを整理し対策を考えていきましょう。
保育園に落ちたとき、まずやること
不承諾通知が届き不安な気持ちでいっぱいになるかもしれませんが、保育園に落ちた場合、行動を早く開始することが大切です。
ここでは、認可保育園に落ちたときにまずやることについて紹介します。
認可外保育施設へ連絡する
認可保育園に落ちてしまった場合には、認可外保育施設へ連絡してみましょう。
認可外保育施設は、細かな選考基準がなく申込順に内定が決まるところが多いです。
そのため、認可保育園と併願して申込みをしていた家庭が認可園の内定が決まりキャンセルすることがあり、タイミングによっては定員に空きが出る場合があります。
認可外保育施設は、申し込みのスピードが重要になってくるため、事前に目星をつけておくことも大切です。
認可外保育施設に預けることができれば、将来的に認可保育園に入園させたい場合、自治体によっては選考基準の加点対象となり、年度
途中や来年度の認可園の入園が有利になることがあります。
認可外保育施設は、保育料が高いイメージがあるかもしれませんが、その分サービスが充実している場合もあります。
認可外保育施設は、住んでいる自治体にかかわらず受け入れ基準が平等であることも多いため、自宅や職場周辺など通える範囲を拡大して連絡してみるのも一つの方法でしょう。
認可保育園の二次募集に応募する
認可保育園の一次選考に落ちたらあきらめずに、二次募集をしている認可保育園に応募してみましょう。
二次募集とは、募集人数より人数が集まらなかったり、転勤などで急遽空きが出たりした場合に追加募集されることです。
二次募集に応募する場合には、自分の家庭の選考指数を計算し直し、各園の当落ラインと照らしあわせ、志望順位を考え直すことも重要なポイントです。
自治体によっては、ホームページに二次募集のお知らせや内定最低指数を掲載している場合もあります。
掲載されていないときには、実際に入園できたママ友に点数を確認したという方もいました。
市区町村の役所に直接出向き、通える保育園について相談することで、当初考えていた保育園以外にも通える認可保育園をみつけられる場合もあります。
会社に連絡と相談をする
年度初めの4月の入園を目指して育休している場合、保育園に落ちたらすぐに会社に伝え相談していくことも大切です。
会社側も、保育園の結果次第では業務について調整が必要になるため、早めに状況を確認したいところでしょう。
育児休暇は、保育園に預けることを希望して入園できない場合、子どもが1歳6カ月まで延長ができるため、延長申請をして認可保育園や
認可外保育園の空きが出るまで保活を行うのも一つの方法でしょう。
さらに、2017年10月より1歳6カ月に達する前日までに保育園に入園できない場合、再延長が2歳に達する前日まで育休手当が受けられるようになりました。
出典:平成29年10月より育児休業給付金の支給期間が2歳まで延長されます/厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク
認可保育園以外の子どもの預け先は?
ここでは、認可保育園に落ちたあとでも利用できる「子どもの預け先」について詳しく紹介します。
また、自治体によってはここで紹介する施設を利用することで、入園申し込みの際に加点項目があり、年度途中や次年度の入園が有利になることもあります。
認証保育所などの自治体が認定する認可外保育園
東京都内にある「認証保育所」とは、東京都が独自の基準で設置した保育施設です。
認可保育園よりも施設の広さなどは劣る場合がありますが、全施設で0歳児保育を実施し、13時間の開所を基本としています。
認証保育所を利用する場合には、選考基準はなく利用者と施設が直接契約をするため、待機になったあとでも申し込むことができます。
東京都以外にも、認可外保育園は各自治体にあり、待機児童になった場合には、自治体が認定する認可外施設を利用することで、子どもを預け仕事復帰をすることができるでしょう。
保育ママ(家庭的保育事業)
保育ママとは主に0歳児から2歳児を対象に、保護者に変わって保育をするものです。
保育にあたる家庭福祉員は、市区町村の認定を受けており主に家庭福祉員の自宅という家庭的な環境の中で定員1人から5人という少人数保育を行います。
自治体によっては家庭福祉員制度と呼ばれることもあります。
保育ママの利用方法は、自治体によって異なり、認可保育園と同様に自治体に申し込む場合と、自治体に利用登録をしたうえで保育ママと直接契約するケースが多いようです。
利用を検討するときには、必ず自治体の情報を参考に利用申込みの手続きを行ってください。
小規模保育事業
小規模保育とは、認可保育園の一種で0歳から2歳児の子どもが対象の施設です。
定員は6人から19人の少人数制となるため、保育士1人が担当する子どもの人数が少なく、一人一人に目が行き届きやすいことが特徴です。
小規模保育は認可保育施設となり、申込みが認可保育園と同時に行うことになるため、二次募集の際に空きがあった場合には希望園に入れておくことも一つの方法です。
対象年齢が2歳児までと限定されるため、3歳児でもう一度保活する必要があります。
しかし、小規模保育を利用することで加点が増えたり、提携園に優先的に転園できるなど将来的に認可保育園に優先的に入園できる場合もあります。
出典:子ども・子育て支援新制度ハンドブック施設・事業者向け/内閣府・文部科学省・厚生労働省
企業主導型保育
主に各企業の従業員のために設置されているのが企業主導型保育です。
運営している企業に勤めていないと利用できないイメージがありますが、ほとんどの企業主導型保育には地域の子どもを受け入れる枠があります。
そのため、認可保育園に入園できなかった場合には、地域の企業主導型保育を検討してもよいかもしれません。
しかし、企業主導型保育は自治体の役所に確認をしても、なかなか詳しい内容を確認できないのも実情です。
利用したいと思っても、どこにあるのかわからないという場合には、保育士の求人サイトなどを参考に企業主導型保育園を探してみるのもよいでしょう。
出典:企業主導型保育事業の制度の概要と企業のメリット/内閣府
ベビーシッター
ベビーシッターは、主に保護者が不在のときに自宅に来て子どものお世話をしてくれます。
ベビーシッターと聞くと、赤ちゃんのお世話をするイメージが強いかもしれませんが、対象となる子どもの年齢は幅広く、おおむね0歳から12歳の子どもとなっています。
ベビーシッターは、マンツーマンの関わりとなるため、子どもの成長や気持ちにあわせて丁寧な保育を可能にするようです。
そのため、待機児童になったときに、ベビーシッターを利用し認可保育園に入れるまでの間対応したという保護者もいます。
自治体によっては、一定期間のベビーシッターの利用は「保育を必要としている」ということになり、認可保育園入園申し込みの際、加点対象になることがあります。
この加点を確実にするためには「受託証明書」が必要となります。
必ず、ベビーシッターに発行してもらい、子どもを預けていることを証明してもらうとよいでしょう。
自治体専用の用紙が必要になる場合もありますので、詳しい内容については自治体に確認してください。
また、会社によっては、福利厚生制度にベビーシッターの割引制度があり、高額なイメージがあるベビーシッターも割引制度を使うことでリーズナブルに活用できる場合もあるでしょう。
幼稚園という選択も
子どもの年齢によっては、幼稚園も視野に入れてもよいかもしれません。
幼稚園は、お迎え時間が早く、仕事をしている場合には利用しにくいイメージがあるかもしれませんが、最近では、さまざまなニーズに対応するため「預かり保育」を実施している園も多いです。
また、預かる子どもの年齢についても2歳や満3歳から利用できる園もあり、勤務形態や勤務時間に応じて幼稚園を利用する共働き家庭も増えてきているようです。
預かり保育の時間は幼稚園によって特色があり、その時間を活用して英語や体操教室を開いてくれる園もあるようです。
保育園に落ちたら、できることからはじめよう
保育園に落ちたらどうすればよいのか、対処法や認可保育園以外の子どもの預け先について紹介しました。
保活中は、認可保育園に落ちた場合にどうするのか対策を考えておくことが大切かもしれません。
保育園に落ちた場合、認可外保育施設を利用したり、役所に相談に行くなど焦らずにできることから一つ一つはじめてみましょう。
諦めずに行動していくことで、年度途中の内定が決まったり、来年度の入園が有利になることもあるかもしれません。
子どもの預け先を上手に活用しながら、どうするのか家族で相談しながら決めていけるとよいですね。
保育園の先生とマンツーマン「キズナシッター」の活用
認可保育園に落ちた場合には、子どもを安心して預けられるベビーシッターサービス「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターに登録しているベビーシッターは、保育士や幼稚園教諭など100%資格保有者となります。
そのため、専門知識を身につけた経験豊富な方が多く、自宅にいながら保育園の先生にマンツーマンで保育をしてもらっているイメージでしょう。
キズナシッターの利用についても、自治体によっては認可保育園入園の加点対象になることがあります。
また「受託証明書」に対応しているため、必要なときには問いあわせてみるとよいでしょう。
ベビーシッターは、専用アプリの紹介ページや利用者のレビューを参考に、自分で選ぶことができます。
事前面談を行い、相性や人柄を確認してからお願いすることもできるので、納得したベビーシッターを見つけることができるでしょう。
子どもの預け先に悩んだときには、キズナシッターの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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