ワンオペとはどんな意味?育児がワンオペになる背景やリスク、上手に乗り越える方法
ワンオペとは
さまざまな媒体や職場などで「ワンオペ」という言葉をよく耳にするという方も少なくないかもしれません。
このワンオペは、育児のシーンにおいてよく取り上げられていますが、介護や深夜営業の飲食店、コンビニなど、さまざまな現場において社会問題となっています。
このワンオペという言葉の正しい意味は「ワンオペレーション」の略で、“ワン=ひとり”、“オペレーション=作業”を合わせた和製英語とされています。
本来ひとりでは回らないような作業を、たったひとりで担当しなければいけない過酷な状況のことを指しています。
このように、ひとりですべてを行なう過酷な状況に近いことから、パートナーの単身赴任や残業などの理由で、夫婦のどちらか一方に家事や育児の負担がかかっている状態を「ワンオペ育児」と呼ぶようになったようです。
一般的に、ママがワンオペ状態となっている家庭が多いようですが、どこからどこまでがワンオペという定義はないため、夫婦のどちらかに負担が大きくかかっているときは、いわゆるワンオペ育児状態といえるかもしれません。
ワンオペ育児の悩み
では、このワンオペ育児について、ママやパパはどのような悩みをもっているのでしょうか。聞いてみました。
ワンオペ育児の当事者で今の生活に疲れた方や、周囲のワンオペ育児アピールがうざいと感じて交友関係に悩む方がいるようです。
ほかには、ワンオペ育児中も自分の時間を作りやすい1日のタイムスケジュールが知りたいというママの声もありました。
ワンオペ育児とはどんな状態のとき?
ponta1414 / stock.adobe.com
ワンオペ育児になる原因はそれぞれの家庭によって異なるようですが、ここでは、どのようなときにワンオペ育児の状態になってしまうのか、ママたちに聞いた体験談をいくつかピックアップして紹介します。
パートナーが単身赴任中
パートナーの単身赴任の場合、いっしょについて行くことが現実的に難しいこともあるでしょう。
このように家事や育児のすべてをひとりで担う場合はどうしてもワンオペレーションの状態になってしまいがちです。
パートナーが仕事で帰りが遅いとき
ほかにも、仕事をしていない場合でも「子どもと毎日2人きりで、家事や育児には休みがなく、ワンオペ状態に疲れた」という声も聞かれました。
パートナーの仕事が忙しく、家事や育児に協力してもらえないことで悩みを抱えている方もいるようです。
近くに実家など頼れる人がいない状態
近くに両親など頼れる人がいない場合、どうしてもひとりですべてを抱え込んでしまうことがあるかもしれません。
このようなときはパートナーだけが頼りですが、パートナー自身が家事や育児に協力的でなければ、結果的にワンオペ育児になってしまうこともあるようです。
ワンオペ育児のリスク
ママたちの体験談から、さまざまな原因によってワンオペ育児に陥ってしまっていることが分かりました。では、このようなワンオペ育児の状態が続くことでどのようなリスクがあるのでしょうか。2つの観点から考えます。
疲れがたまる
まず第一に、疲れがたまりやすくなることが考えられます。
赤ちゃんの夜泣きで夜に十分な睡眠時間が確保できず、朝起きても疲れが取れていないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
それと同様に、ずっと子どもといっしょではストレス発散できず、疲れがたまっていく一方です。
このように疲れがたまっている状態が続くと、心身ともに悪影響をおよぼすかもしれません。
孤独を感じる
ワンオペ育児のシーンでは、誰にも頼ることができない状態が続くことになります。
このようにひとりきりだと孤独を感じやすくなる傾向にあるようです。
子どもを出産し、育児が始まると思うように外出できないこともあるかもしれません。
そのため、パートナーだけでなく友だちや家族などにも相談できずにいると、育児の悩みをひとりで抱えてしまいがちになります。
このような孤独は、うつやノイローゼなど健康を損なうことにつながってしまうこともあるようです。
ワンオペ育児を乗り越えるコツ
metamorworks / stock.adobe.com
ワンオペ育児の状態になってしまったとき、このようなさまざまなリスクを引き起こさないための改善策はあるのかと頭を抱えてしまう方もいるかもしれません。
ここでは、ワンオペ育児を乗り越えるコツを紹介します。
気持ちに余裕をもつ
子どもを育てていると「ご飯はきちんと栄養バランスを考えて」「毎日掃除をするべき」など完璧に家事をこなさなければとがんばっている方も多いかもしれません。
しかし、家事や育児、場合によっては仕事まで加わってしまうと、すべてをひとりで行なうことが難しいのが現実でしょう。
ワンオペ育児になっている場合には、「家事は完璧でなくても大丈夫」という気持ちの余裕が大切です。
子どもがケガなく元気にすごせればそれだけで「1日がんばった」と自分を褒めてあげるようにしましょう。
スケジュールを見直す
1日のタイムスケジュールを書き出し、育児や家事のタスクを見直してみるのもよいかもしれません。
手が足りない時間帯やサポートしてほしいことを見える化すると、育児や家事の時短につながる便利家電やグッズを具体的にイメージできたり、子どもを預かってもらえる事業やサービスを活用しやすかったりするでしょう。
また、ワンオペレーションの時間帯に行なうことに優先度をつけ、自分のなかで「ここから先はゆとりがあるときにしよう」とボーダーラインを決められると、心が軽くなることもあるようです。
また、スケジュールを見直すことで、パートナーにもワンオペ育児の大変さやサポートしてほしい内容を伝えやすくなるかもしれません。
パートナーと話し合いの時間を作る
ワンオペ育児の大きな原因は、どちらか一方に家事や育児の負担が大きくなっていることです。そのため、パートナーと話し合いの時間を作ることが大切だといえそうです。
そのとき、一方的につらさや大変さを伝えても、なかなか聞き入れてもらえないこともあるかもしれません。
そのようなときには、「ご飯を作る」「ゴミ出しをする」など、家事や育児の一つひとつの動きを書き出し、パパやママそれぞれが何を行なっているのかや、夫婦それぞれのスケジュールを目に見える形にしてみてはいかがでしょうか。
言葉にするより、書き出して「このときが大変だから少し手伝ってもらえないかな」と伝えることで、相手も時間を作ろうと努力してくれるかもしれません。
やってもらえたときには「ありがとう」と感謝の気持ちも伝え合いましょう。
ワンオペ育児に限界を感じている場合は、自分の状況のつらさを冷静にパートナーに伝え、環境の改善に向けた話し合いができるとよいですね。
話を聞いてもらう
ワンオペ育児のときには、「どうして私だけ……」と不満が大きくなっていくこともあるかもしれません。
そのようなときは、ひとりで抱え込まず自分の気持ちをはき出せる交流の場を作ることも必要です。
ひとりで悩みを抱えたままだと、気持ちも沈みがちになってしまうでしょう。
ママ友や子育て支援センターのスタッフ、ときにはSNSのなかなど、愚痴や自分の思いを言える仲間がいると、スッキリして気持ちが楽になったり、またがんばろうと元気をもらえたりすることもあるかもしれません。
ベビーシッターなどの代行サービスを活用する
ベビーシッターサービスや家事代行サービスなど、近年は子育てや家事をサポートするサービスが充実しています。
お金を払ってまで行なうことではないかも……と躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、ベビーシッターを利用したママのなかには「毎日忙しくワンオペ育児に疲れていたけど、思い切ってベビーシッターに子どもを預け、美容院やショッピングを楽しんだらとても気持ちが楽になった」という方もいました。
自分の時間を作ることで、気分転換になったり、自分らしくいられることもあるようです。ひとりですべてをやろうと意気込むのではなく、ときにはプロの力を借りて自分の時間を積極的に作ってみてもよいかもしれません。
ワンオペ育児の悩みはひとりで抱え込まずに
maru54 / stock.adobe.com
ワンオペ育児とは、ワンオペレーションで育児を行なう状態のことを指すそうです。
ワンオペ育児という言葉や、ワンオペ育児をしているアピールをうざいと感じる方がいる一方で、パートナーが単身赴任中などで、ワンオペ育児に疲れたり、なかには離婚を考えたりする方もいました。
夫婦だけでは手が足りないときは、育児や家事の代行サービスを活用するのもよいかもしれません。
ワンオペレーションの育児に疲れを感じている方にとって、その状態を続けることが当たり前にならないための前向きな話し合いができるとよいですね。
ワンオペ育児のサポートには「キズナシッター」
ワンオペ育児に疲れたとき、「パートナーの代わりに育児をサポートしてほしい」「自分の時間も作りたい」と考える方もいるようです。
そのように、家族だけではワンオペ育児に対応しきれないと感じたときは、「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターにベビーシッターとして登録している方は、全員が保育士や幼稚園教諭などの国家資格保有者です。
赤ちゃんや子どもだけでなく、ママやパパの気持ちに寄り添った丁寧なシッティングが好評でリピーターも増えています。
一時利用だけでなく定期利用も可能なため、パートナーの単身赴任や入院など長期的に育児のサポートを受けたい場合でも安心です。
ワンオペ育児に悩んだときは、家族のサポーターとしてキズナシッターの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
スマホ版・ベビーシッターさん検索はこちら
Click!詳しくはこちらお住まいのエリアからシッターさん検索が可能です♪
※実際のご予約依頼はアプリからお願いします。
KIDSNAシッターのご利用方法
ご利用の流れ
KIDSNAシッターのアプリより、保護者さまとお子さまの情報を登録します。事務局で確認後、審査結果をメール通知します。審査が完了したらシッターへの依頼ができるようになります。
シッター探し
審査を待つ間にシッターを探しておきましょう。アプリの検索画面からご希望条件・日時を設定し絞込検索ができます。お気に入りのシッターをアプリ上で保存しておくこともできます。
面談依頼を送る
面談依頼を
送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)初めてのシッターとは1時間の面談を行い、お預かり内容や保育方針の確認をし、お子さまと慣れてもらいます。面談には1時間分の料金が発生します。面談依頼を送ると見積りが届くので、確認して依頼を確定します。
- 面談依頼を送るとメッセージのやりとりが可能になります。
シッティング依頼を送る
シッティング
依頼を送るシッターの
見積りを待つ見積りを承認
(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
面談・シッティング当日
当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
完了後の決済/レビュー
面談・シッティング完了後、シッターからシッティング報告書が届きます。内容をご確認いただけましたら、決済ボタンを押してください。事前にご登録いただいたクレジットカードでのお支払いになります。
レビュー投稿にも是非ご協力ください。