子育て

産後クライシスの原因は?3つの対処法とママパパの体験談

産後クライシスとは出産後の数年間、夫婦関係に亀裂が生じやすくなる状況のことをいいます。「パパが育児に協力的でない」「夫婦間の会話が減っていっしょにいてもつまらない」などさまざまな悩みを抱えるご家庭がありそうです。今回は産後クライシスの原因と対処法を紹介!誰にでも起こりうる状況であることを知り、心の安定を図りましょう。

産後クライシスとは

産後クライシスとは、出産後のさまざまな変化の中で夫婦関係に亀裂が生じやすくなる現象を指します。
 
産後クライシスになると、配偶者に対して以下のような症状が現れるようです。
 

・細かなことで苛だちを覚える
・感情のコントロールが難しく、辛辣な言葉を投げかけてしまう
・愛情を感じられず、ふれ合うことが苦痛になる
・不満が募り、攻撃的になる

 
お互い家にいても不穏な雰囲気となり、「家にいるのが辛い」「妻(夫)といると落ち着かない」と感じてしまうことも…。
 
一般的に、産後クライシスは出産後に数年間続くといわれています。
 
なぜ、出産というおめでたい出来事の後に、このような状況になってしまうのか、その原因を見てみましょう。

産後クライシスの原因

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産後クライシスとなる原因についてママやパパに聞いてみました。

生活環境が子ども優先に変化

「子どもが産まれてお世話に忙しくて夜も眠れず、必死に子育てしています。パパは仕事に忙しく、顔をあわせずに寝ることもあって愛情がうすれています。」(30代/9カ月のママ)

 

「出産後、ママが子ども優先の生活になって食事をいっしょにとることが減りました。それをきっかけに夫婦で話す時間もなくなり、冷たい態度をとることもあります。」(40代/1歳児のパパ)

 
授乳やおむつ替えなど子どものお世話に追われて、夫婦で過ごす時間が減ってしまうご家庭は多いかもしれません。配偶者が仕事で忙しいとすれ違いの生活が続くこともありそうです。

配偶者が育児や家事に非協力的

「パパが全然、子どものお世話を手伝ってくれません。『赤ちゃんを抱っこするのが怖い』といって子どもを抱きたがりません。毎日、一人で子育てしているみたいで悲しいです。」
(30代/1歳児のママ)

 

「パパは服をいつも脱ぎっぱなしでゴミも片づけず、家事を手伝ってくれないので腹が立ちます。赤ちゃんよりも手がかかる…といっしょにいるのが嫌になることがあります。」(20代/10カ月のママ)

 
パパが育児や家事に協力してくれないことに憤りを感じるママの声が集まる中、逆にママ自身が実家に子どもを預けて育児をしないことが多いといったケースもあるようです。

配偶者との育児への考え方の違い

「パパは子どもに小さな頃からいろいろな絵本を読んであげたほうがいいと読み聞かせをしています。早く寝てほしいときもずっと本を読んでいて、喧嘩になることがあります。」(40代/11カ月のママ)

 

「ママが子どものおもちゃを用意する時に『知育のものがいい』と言ってキャラクターものは一切買いません。子どもが好きになったキャラクターのおもちゃも買わないので『なぜダメなの?』と伝えると、言い合いになってしまいます。」(30代/1歳児のパパ)

 
夫婦の中で育児への考え方の違いで意見が衝突することがあると、言い争いになることもあるようです。お互いの価値観のズレが大きな溝となり、亀裂が生じてしまいそうですね。

ホルモンバランスがおかしくなる

「子どもを産んでからママの具合がいつも悪そうです。泣いていることも多く、どうしたらよいかわかりません。」(40代/6カ月のパパ)

 

「出産後に身体がほてったり、だるかったりして眠れないことがあります。パパが家事を手伝ってくれても素直に感謝できなくて冷たく接してしまいます。」(20代/4カ月のママ)

 
ママの中には出産後のホルモンバランスの変化に伴い、体調を崩してしまう方もいるでしょう。育児や家事に追われる中で身体が不調を感じると辛いですよね。

産後クライシスになったらどうする?3つの対処法

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産後クライシスになると「この状況がいつまで続くのだろう…」と、夫婦関係の修復に不安を感じることもありますよね。
 
ここでは対処方法についてまとめました。

適度に距離を置く

産後クライシスになると、冷静に夫婦関係を見ることができなくなるでしょう。
相手と話をしても一方的に責めてしまったり、相手の言葉を聞くことができなかったりすることもありそうです。
 
まずは適度に距離を置いて、配偶者への愛情を振り返ることも大切です。
 
配偶者への気持ちを取り戻す方法は以下の通り。
 
・楽しかった思い出を写真や動画で見返す
・相手の好きなところやよいところを書き出してみる
・相手の立場になって自分に非がなかったかを考える

 
配偶者への不満をずっと抱えているのは辛いものです。
どのようにすればお互いが快適に過ごし、良好な夫婦関係を築けるのかを考えてみることが大切ですね。
 
距離を置いて冷静になると、感情的になっていたときとは違った発見があるかもしれません。

同じ境遇の方と悩みを共有する

配偶者に対して不満が募るとなかなか他者に悩みを打ち明けられずにいる方もいるでしょう。

ただ、他のご家庭の中には「パパが子どもに無関心」「ママが子どもにかかりっきりで冷たい」など同じ境遇の方もいるかもしれません。
 
産後クライシスとまでに至らなくても配偶者に対して不満を感じる方は多いでしょう。
 
同じ境遇の方と話をするうちに「みんな悩みを抱えている、私一人だけじゃない」という安心感が芽生えて、気持ちが落ち着くことがありそうですね。

家事代行やベビーシッターサービスを利用する

出産後は自分のペースで生活していた状況が一変して、子どもを優先することが増えていきます。
 
「夜ごはんをゆっくり作りたかったのに、赤ちゃんが起きてお世話に追われた」「出産前は8時間睡眠だったのに、夜泣きが続いて4時間しか眠れていない」などさまざまな状況となり、疲れてしまうこともありそうです。
 
そんなときは家事やベビーシッターサービスを利用し、休息をとることが大切ですね。
 
リフレッシュする時間があると気持ちも安定し、配偶者に対して「どうしてこんなにイライラしていたのだろう・・・」と我にかえり、夫婦関係を見つめ直す時間がもてそうです。

産後クライシスになったら悩みを抱え込まないで

産後クライシスになったときは、感情的になりすぎずに冷静に夫婦関係を振り返ることも大切でしょう。
 
感情的になると、つい相手を傷つける言葉を言ってしまうことや相手の粗探しをすることもありそうです。
 
夫婦関係の修復に向けて悩みを一人で抱え込まずに、リフレッシュしたり誰かに相談したりすることも大切ですね。

産後クライシスに悩んだときはキズナシッターの利用を

産後クライシスになると、身体も心も辛い状況が続く方もいるでしょう。
 
そんなときは休息をとってゆったりとした時間を過ごすことが必要です。
 
キズナシッターはそんなママやパパの味方。
 
0歳から12歳のお子様を保育士や幼稚園教諭、看護師などの国家資格の所有者がしっかり世話させていただきます!
 
「体調が優れない」「少しだけ自分の時間が欲しい」といったママやパパも前日の利用予約が可能なため、ぜひご活用くださいね。
 
自分を大切にする時間をもちたいという方は、キズナシッターが子育てのサポートをいたしますので、お問い合わせください。

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