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子育て

お七夜の意味や時期とは?お祝いのし方やママとパパが気をつけたこと

お七夜とは、赤ちゃんの誕生を祝って、生後7日目に命名式をして名前を披露する行事とされています。祖父母を招いて食事をしたり、家族だけで簡単にお祝いしたりと、そのスタイルはさまざまのようです。今回は、お七夜の意味や時期、お祝いの中でやること、ママやパパたちが気をつけたことなどをご紹介します。

お七夜とは?いつ行うもの?

お七夜(おしちや)とは、赤ちゃんが生まれてから7日目に行う、誕生を祝う行事のことを指します。昔は生活環境や栄養状態の悪さが原因で、生後すぐに亡くなってしまう赤ちゃんが多かったと言われています。そのため、無事に7日目を迎えたら、赤ちゃんの名前を付ける「命名式」を行うことが一つの節目になったようです。お七夜には、赤ちゃんが最初の7日間を元気に過ごせたことを祝うとともに、これからの無病息災を願うという重要な意味があるとされています。

お七夜の正しい数え方は、生まれた日を1日目として数えるようです。例えば赤ちゃんが1月1日生まれであれば、1月7日の夜が「お七夜」になります。お七夜は、「生まれた日を含めて7日目の夜」と覚えておくとよいかもしれません。

お七夜について気になること

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ママやパパたちに、お七夜について気になることを聞いてみました。

必ずやらなければならない?

「妊娠中からお宮参りや百日祝いなどの行事があることは知っていましたが、産後すぐのお七夜についてはよく知りませんでした。調べると必ずしもやらなければならないものではないと知り、少し安心しました」(20代/10カ月の赤ちゃんのママ)

お七夜は、必ずやらなければならないことではないとされています。初めての出産を控える方にとっては、産後1週間頃にお祝いができる状態にあるのかもわからず、不安に思うこともあるかもしれません。家庭によって、お七夜をやらなかったという方や時期をずらしてお祝いした方、パパとママだけでささやかにお祝いした方などさまざまのようです。

祖父母や親戚も呼んだほうがよい?

「お七夜をやる場合、誰を呼べばいいのか気になりました。それぞれの両親だけでなく、兄弟や親戚も呼ぶべきなのか迷いました」(30代/1歳児のパパ)

かつてお七夜は、祖父母をはじめ、親戚を集めて盛大に祝われていたようです。しかし、現在は昔とライフスタイルが異なるため、誰を呼ばなければならないというルールはないとされています。可能であれば祖父母を呼んでお祝いするのもよいですし、パパとママ、赤ちゃんだけでお七夜をお祝いしても問題はないようです。

自宅でお祝いできない場合はどうすればよい?

「お七夜は、父方の実家で行うのが本来の習わしと聞きました。しかし私は自宅から離れた故郷で里帰り出産をする予定だったので、どこでお七夜をすればよいのか気になりました」(20代/9カ月の赤ちゃんのママ)

お七夜は本来、父方の実家で行うのが習わしですが、現代では地域や家庭によってさまざまなようです。里帰り中の場合はママの実家で行ったり、里帰りが終わってから自宅で行ったりする場合もあるようです。もし祖父母が行事の形式にこだわるようであれば、事前に相談しておくとよいかもしれません。

お七夜でやること

実際に、お七夜ではどのようなことをしてお祝いするのでしょうか。お七夜でやることの例をご紹介します。

身近な人へ感謝の挨拶をする

パパとママ、赤ちゃんだけではなく、祖父母も参加してお七夜をお祝いするのであれば、まずはパパやママから感謝の挨拶を述べるようです。お七夜のお祝いに参加してくれたお礼と、妊娠中から出産に至るまでいろいろな形で手助けをしてくれたことへの感謝を伝えるとよいかもしれません。

命名式を行う

赤ちゃんの名前を決め、家族や親戚に披露する「命名式」はお七夜のメインイベントとされています。命名式では、同席している人たちに命名書や命名紙を披露するようです。命名書には「正式」と「略式」があり、それによって使う用紙や道具が変わってくるので、どちらにするか考えて準備のうえ、当日を迎えるとよいかもしれません。

「正式」の場合は奉書紙を使い、パパの名前や続柄、赤ちゃんの名前、生まれた日、命名日、名付け親の名前を毛筆で書くとされています。「略式」は、毛筆で赤ちゃんの名前と生年月日を書くのが基本的な形のようです。最近ではデザイン色紙を用いたり、パソコンで作成したりと、オリジナルの命名紙を用意する方もいるようです。

命名紙は神棚や床の間に飾るのがマナーとされています。神棚がない場合は、ベビーベッドやその周辺の壁などに飾っておくとよいかもしれません。命名書を飾っておく期間は、約1カ月程度と言われています。

お祝いの食事をする

お七夜は、赤ちゃんの誕生を祝い、今後の無病息災を願う行事なので、食事のメニューも縁起のよいものが適しているようです。例として、尾頭付きの鯛や赤飯、ハマグリのお吸い物、紅白なます、昆布巻きなどが挙げられます。

ただし、料理の品に特に決まりはないと言われています。家族だけでお祝いするのであれば、和食のメニューにこだわらず、ケーキや洋食などママの食べたいものを選ぶのもよいかもしれません。

赤ちゃんの写真や手形足形をとる

お七夜の記念として、赤ちゃんの写真を撮ったり、手形や足形を残したりする方もいるようです。赤ちゃんとママやパパの名前を書いた命名紙とともに、写真や手形足形をフレームなどに入れれば、記念になりそうですね。

赤ちゃんの手形や足形を上手に取るためのアイテムも販売されているので、チェックしてみるとよいかもしれません。ただし、赤ちゃんの体調なども考えて、あまり時間をかけないようにするのも大切なポイントです。

お七夜をするときに気をつけたこと

stock.adobe.com/metamorworks

ママやパパたちに、お七夜をするときに気をつけたことについて聞いてみました。

やるかやらないかはパパとママが決める

「お七夜をやるかやらないかは夫婦で決めてよいと聞いたので、自分たちはどうするか、出産前にパートナーとよく話し合いました。結果的に、私たちは家族だけでささやかなお祝いをするということにしました」(40代/2歳児のパパ)

お七夜を行うか行わないかは、ママやパパで出産前に話し合っておいたという声がありました。祖父母が伝統を重んじている場合は、早めに相談や報告をしておくとよいかもしれません。

ママや赤ちゃんの体調に合わせる

「お七夜は、パートナーの体調に合わせてやるかやらないか決めようと話し合っていました。結果的に、産後直後の体のダメージが大きかったことから、やらないことにしました」(30代/1歳児のパパ)

お七夜のお祝いは出産後間もないため、ママも赤ちゃんも体調が安定していないことが考えられます。無理にお祝いしようとするのではなく、ママや赤ちゃんの体調を優先して計画するとよいかもしれません。産後の体調によって別の日に改めたり、簡単に済ませたりしたという声も聞かれました。

体への負担の少ない方法にする

「お七夜には縁起のよいメニューを出すとのことでしたが、手の込んだ料理ができる状態になかったので仕出し屋のお祝い膳を注文しました。自分で料理する手間が省けたので、体への負担が少なく済みました」(20代/8カ月の赤ちゃんのママ)

お七夜の料理の準備などを、体への負担の少ない方法に工夫したママやパパもいるようです。「自分で料理を作れるほど体力が回復していない」「たくさんの品を作るのは大変」という方は、仕出し屋やテイクアウト、デリバリーを活用するのもよいかもしれません。

お七夜は赤ちゃんやママの体調を優先してお祝いを

お七夜とは、赤ちゃんが生まれた日を含む7日目の夜に命名式などを行うお祝いごとを指します。必ずしもやらなくてはならない行事ではないとされているため、ママとパパで話し合って決めるとよいかもしれません。お祝いをするときは、人数を少なくしたり、料理は仕出しを利用したりと体への負担が少ない方法に工夫している方もいるようでした。ママと赤ちゃんの体調を優先しながら、お七夜のお祝いができるとよいですね。

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