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子育て

赤ちゃんの社会的微笑とは?いつから見られたかや新生児微笑との見分け方、ママたちに聞いた笑顔を促すための工夫

赤ちゃんの社会的微笑とは何かや、いつから見られるかなどが気になるママやパパもいるのではないでしょうか。社会的微笑とは、一般的に赤ちゃんが人の顔を見たときにはっきりとした笑顔を見せることとされています。そこで今回は、社会的微笑がいつから始まったかや、新生児微笑との見分け方、月齢ごとの特徴、笑顔を引き出すためにした工夫などについて、ママやパパの体験談を交えて紹介します。

社会的微笑とは?いつから見られた?

社会的微笑とは、一般的に赤ちゃんが生後2カ月頃を過ぎた頃、人の顔を見てにっこりと笑うこととされています。人の顔や声、好きなおもちゃなど、外的刺激に反応して笑うことができるようになってきたことを示していると言われています。

社会的微笑は、大人の笑顔と同じように、口角が上がることに加えて、口が開いていたり、目の周りの筋肉が動いて頬が上がったりする表情が特徴のようです。

では、そんな社会的微笑はいつから見られるものなのでしょうか。ママやパパたちに聞いてみました。

私の子は生後2カ月半頃、オムツ替えの最中に話しかけたときに、初めてにっこりとした笑顔を見せてくれました。『なんて可愛いんだろう』と感動したのを覚えています(20代/11カ月の赤ちゃんのパパ)

うちの子は生後3カ月を過ぎた頃、授乳中に私の顔をじーっと見つめて、にこっと笑いました。初めての笑顔を見て、涙が出るほどうれしかったです(30代/2歳児のママ)

社会的微笑がいつから見られるかや、どのようなタイミングなのかは、一人ひとり異なるようです。ほかにも、赤ちゃんを抱っこしてあやしているときやマッサージしているときに初めて笑顔を見られたというママやパパの声もありました。

新生児微笑との見分け方

ママやパパのなかには、赤ちゃんが寝ているときやうとうとしているときに、目を閉じたまま、にっこりと笑う姿を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。これらは、新生児微笑と呼ばれ、早いと生後まもなくから現れ、生後2カ月頃になると見られなくなっていく現象のようです。赤ちゃんが楽しさを感じたり、笑顔になろうと意識したりしてほほえんでいるのではなく、反射的なほほえみだと言われています。

この新生児微笑と社会的微笑との見分け方が知りたいという方もいるかもしれませんが、一般的には、新生児微笑がいわゆる反射的なほほえみであるのに対し、社会的微笑は外的な刺激によるもので、前述したように、人の顔や声、好きなおもちゃなどに反応するほほえみと理解しておくとよいでしょう。

赤ちゃんの月齢で異なる社会的微笑の特徴

buritora / stock.adobe.com

 

社会的微笑は、月齢によって異なる特徴があるようです。ママやパパたちの体験談を紹介します。

生後2カ月頃

うちは赤ちゃんが生後2カ月を過ぎた頃、あやすとよく笑うようになりました。たまに遊びに来る祖父母があやしても笑っていたので、特定の人に対して笑っているようではない印象でした(30代/1歳児のパパ)

生後2カ月頃に見られる社会的微笑は、人の顔を見てほほえむ「普遍的微笑」であると言われています。そのため、知らない人や好きなおもちゃなど、家族以外の人や物に対しても笑顔を見せるのが特徴のようです。

生後3〜4カ月頃

私の子は生後4カ月頃に、私や夫に対してにこっと笑うようになりました。抱っこしながら話しかけると、目を見ながらよく笑ってくれて、幸せな気持ちになりました(20代/10カ月の赤ちゃんのママ)

生後3〜4カ月頃になると視覚や聴覚が発達するため、人の顔や声を認識して反応し、ほほえむようになるとされています。ママやパパが赤ちゃんに近づいて顔をよく見せると、よく笑ってくれるようになったという声もありました。

生後7~8カ月頃

子どもが8カ月くらいになると、私や妻、上の子の顔を認識して笑うようになりました。逆に、知らない人にはあまり笑わなくなり、家族の顔を判別できるようになってきたのかなと思いました(40代/4歳児と1歳児のパパ)

生後8カ月前後になると、それまで不特定の人の顔や声に反応していた赤ちゃんも、だんだんと身近で愛着がある人にほほえむようになると言われています。相手によって、笑ったり泣いたりと、反応を変えることもあるようです。

ここまで月齢ごとの社会的微笑の特徴を述べましたが、笑顔を見せる時期や赤ちゃんの反応には個人差があります。赤ちゃんが笑う姿があまり見られないからといって、必要以上に心配することはなさそうです。赤ちゃんとスキンシップやコミュニケーションをとる中で、どうしても不安な場合は、かかりつけの小児科医に相談するとよいかもしれません。

赤ちゃんの社会的微笑を引き出すための工夫

gamelover / stock.adobe.com

 

生後2カ月頃から見られるようになる社会的微笑。ママやパパたちの体験談にもあったように、赤ちゃんのこのようなほほえみを見ると幸せな気持ちになりますよね。そこで、赤ちゃんの笑顔を引き出すための工夫をママ・パパに聞いてみました。

しっかりと目を見て接する

赤ちゃんと接するときは、しっかり目を見るようにしていました。そうすることで、赤ちゃんも私の目をよく見てくれるようになりましたし、家族の顔を認識して笑ってくれるようになったと感じました(30代/2歳児のママ)

赤ちゃんと遊ぶときだけでなく、オムツ替えや授乳といったお世話の最中も、赤ちゃんとコミュニケーションをとる大切な時間と言えます。しっかりと目を見て赤ちゃんと接することで、赤ちゃんも自分に注目してくれていることを感じ取り、そのうれしさや安心感から笑顔を見せてくれるかもしれません。

いろいろな遊びを取り入れる

うちの子が社会的微笑を見せるようになってからは、より笑顔になってほしくてさまざまな遊びを取り入れるようにしていました。いないいないばぁをしたり、やさしく高い高いをしたりすると、喜んでケラケラとよく笑っていました(40代/4歳児と2歳児のパパ)

赤ちゃんが社会的微笑を見せるようになると、コミュニケーションの幅を広げるためにいろいろな遊びを取り入れたママやパパもいるようです。ほかにも、身体をくすぐったり、変な顔をしたりと、赤ちゃんが興味のあるものに合わせた遊びを取り入れたという声も聞かれました。

歌や音であやす

うちの子は歌が好きで、私が歌うとニコニコしてくれました。さらに歌に合わせて手拍手も加えると、いつも楽しそうに笑っていました(20代/10歳の男の子のママ)

赤ちゃんは、お腹の中にいるときから聴覚が発達していると言われています。そのため、声や音に対して興味を示しやすいかもしれません。ほかにも、音の出るおもちゃであやしたり、赤ちゃんの胸やお腹に顔をうずめて音を出したりして、笑いを促していたというママやパパもいました。

赤ちゃんの社会的微笑を促しながら楽しい子育てを

人の顔や声に反応して微笑むこととされている社会的微笑。赤ちゃんの月齢によって、笑い方が異なるのが特徴で、笑顔をより引き出すために、ママやパパはしっかり目をみてコミュニケーションをとったり、歌や音であやしたりと、さまざまな工夫をしているようでした。それぞれの赤ちゃんが好きな遊びを取り入れて、その時期にしか見られない赤ちゃんのかわいい笑顔を引き出せるとよいですね。

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