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パラシュート反射とは?目安の時期や反応しないときのママパパの対応法

大人になっても重要な反応「パラシュート反射」。転んだときに手をついて身体を守るときに必要な反射といわれています。生後9~10カ月健診では、チェックが行なわれるようです。今回は、パラシュート反射の種類や出現期間などを詳しく紹介します。また、健診で反応が見られなかった時の対応法をママやパパに聞き、まとめました。

パラシュート反射とは

パラシュート反射とは、赤ちゃんがうつぶせの状態で身体をもち上げ、前方向に頭を傾けたときに赤ちゃんの両腕が前に出る反射のことを指します。
 
無意識的に反応する反射のひとつで一度備わると永久に現れるため、大人になっても同じような反応が起こります。
 
なお、パラシュート反射は側方と前方の2種類が存在します。
 
<側方パラシュート反射>
身体を左右どちらかに傾けたとき、傾いた側に身体を支えるように手が伸びる反射のことをいいます。
 
<前方パラシュート反射>
身体を前方に傾けたときに、前方に向けて両腕が伸びる反射のことをいいます。
 
パラシュート反射は、転びそうになったときに手を前について身体を守るために現れる反応といわれており、ケガを防ぐためにも必要な要素ですね。

パラシュート反射の出現時期

パラシュート反射の出現期間は「生後半年から10カ月程度」といわれています。
 
生後9~10カ月児の健診の検査項目の中で確認が行なわれるようです。
 
生後9カ月頃はお座りしたりハイハイしたりと、身体を動かすことが増える時期でしょう。
 
身体のバランスが崩れて転んでしまう場面もあるため、健診を通してパラシュート反射をチェックしてもらうことが大切になりますね。

健診でパラシュート反射が見られなかったときの対応法

stock.adobe.com/naka


健診でパラシュート反射が見られないときは、どんな対応をしたのかママやパパに聞いてみました。

経過を観察した

「検査中に手の開きが少し悪かったため、経過を見ることになりました。1歳児健診でもう一度確認してもらいましたが、問題なくてホッとしました。」(40代/2歳児のパパ)

 

「検査で手が前に出なかったので様子を見ることになりました。その後、つかまり立ちしたときに転ばないように手で支える仕草が見られたので、安心しました。」(30代/1歳児のママ)

 
健診でパラシュート反射に対して指摘があった場合は、経過観察になることも多いかもしれません。こまめに子どもの様子を記録しておくとよさそうですね。

病院に相談した

「整形外科に相談して定期的に経過をチェックしてもらいました。心配なことは全て相談できたので受診してよかったです。」(20代/2歳児のパパ)

 

「生後9カ月のときに小児科を受診するとしばらく様子を見るように言われました。1歳頃に家庭で検査をしてみたら、パラシュート反射が見られたので安堵しました。」(30代/1歳児のママ)

 
発達に不安があるときは早めに病院に行くのも大切ですね。基本的には小児科で診察してもらうようですが一度病院に電話で症状を話してから、専門的に診てくれる科があるのか、聞いてみるとよさそうです。

保育園に状況を伝えた

「健診結果を保育園に伝えて、担任の先生に様子を見てもらうように伝えました。『心配なことがあればいつでも相談してください』と先生も言ってくれたので、伝えてよかったです。」(30代/3歳児のママ)

 

「保育園に子どもの状況を話して転びそうになったときに手が出ているか、チェックしてもらいました。家庭での様子を連絡帳に書き、共有していました。」(20代/4歳児のママ)

 
保育園に通っている場合は園側に健診結果を伝えて、子どもの様子を見守ってもらう必要がありますね。保育士さんと心配事や悩みを共有しておくと、ママやパパの不安も和らぐでしょう。

パラシュート反射が見られないときは悩みを抱え込まないこと

パラシュート反射は大人にも備わっている反応のひとつです。
 
もし健診で反応が見られなかったときは、ママパパだけで悩みを抱え込まず、保健師さんや病院などに相談することも必要ですね。
 
経過観察中は子どもの様子を確認して記録を残しておくと、相談機関に状況を説明しやすいでしょう。

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