ワンオペ育児度をチェックしよう。10個のチェックリストと現状を変えるための対応
ワンオペ育児とは
厚生労働省の資料によると、ワンオペ育児とは「家庭内において育児負担が女性に集中している」状態を指す言葉とされています。ワンオペレーション(1人作業)で育児を行なっているという状況から、ワンオペ育児といわれるようになったようです。
家庭のなかで主に育児を担当する方たちが、SNSなどを通じて育児や家事に関する負担の重さや孤独感を発信し、語り合う場面も少なくないのではないでしょうか。
どこからがワンオペ育児?ワンオペの判断基準
ワンオペ育児とは、育児の負担が一方の親にかたより、日常的にほとんど一人で育児と家事をこなさなければならない状況を指しますが、実際にはどこからがワンオペ育児といえるのでしょうか。
以下の3つのポイントを目安に、ワンオペ育児の判断基準を確認してみましょう。
育児・家事の分担が著しく偏っている
ワンオペ育児とされる場合、育児や家事の大部分を一人で担っていることが多いようです。例えば、パートナーの協力がほとんど得られず、日々の生活の中で、育児・家事の分担が自分に集中していると感じる場合には、ワンオペ状態にあるといえるかもしれません。
孤独感やストレスを強く感じている
ワンオペ育児は心身の負担が大きく、孤独感やストレスを感じやすい状況です。子どもと2人きりの時間が長く、会話や家事の共有が少ない場合は、育児そのものだけでなく、精神的な負担も増える傾向があります。育児や家事を一人でこなす日々に、不安や疲れを感じることが多ければ、ワンオペ育児といえる可能性が高いでしょう。
育児や家事の支援を得るのが難しい
家族や友人などからのサポートが得られにくい場合も、ワンオペ育児の判断基準の一つとなります。夫婦の実家が遠い、あるいはパートナーが仕事などで長時間家を空けるなど、育児や家事の負担を一人で抱えざるを得ない状況は、ワンオペ育児になりやすい状況と言えるでしょう。支援を得る手段が限られている場合には、その状況に対応するための対策を検討する必要があります。
ワンオペ育児の状態にあるかどうかを判断する際は、こうした上記のような基準に加え、自分が感じている負担の度合いや生活リズムなども一緒に考えることが重要です。
また、日々の育児・家事の状況を見直しながら、必要に応じて家族やサポートサービスを活用することで、ワンオペ育児の負担を少しでも軽減する工夫を取り入れていけるとよいかもしれません。
ワンオペ育児度のチェックリスト
自分の家庭がワンオペ育児に当てはまるのかや、ワンオペ育児度がどのくらいなのか知りたい方もいるようです。10個のリストのなかから、いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
1.パートナーが自宅にいない時間が長い
自宅に子どもと自分だけがいる状態が長く続く場合、育児や家事の分量も多いのではないでしょうか。子どものお世話や入浴、寝かしつけに加えて、洗濯や料理、掃除などの家事も1人で行なっている場合は、この項目にチェックをしてください。
2.子どもの送迎や行事への参加は自分が担当
ママ・パパたちによると、保育園や習い事の教室への送迎が当たり前のように夫婦どちらかの担当になっている家庭もあるようです。こちらの項目に当てはまる家庭では、送迎や行事に夫婦のどちらが参加するかを、都度相談しながら決められていないケースがあるそうです。
3.子どもを病院に連れて行くのは自分が担当
子どもがケガをしたり体調を崩したりした場合、病院への付き添いを誰が行なうか相談できていますか?専業主婦や共働きなど仕事の有無に関わらず、夫婦で話し合える環境が整っていない場合は、チェックを入れてもよいかもしれません。
4.パートナーに育児を任せることが不安
パートナーに育児を任せることに抵抗があり、自分の担当を増やしているというママ・パパたちの声もありました。夫婦で育児のやり方を共有できていない場合、「自分が担当した方が早い」「パートナーに任せると最後までしてもらえない」などのモヤモヤを感じる方もいるでしょう。
5.夫婦の実家に頼りにくい
「自分も夫も実家が遠方で、子育てをサポートしてもらいにくい」というママの声もありました。夫婦の間で育児量の偏りを感じているうえに、実家からもサポートも受けにくい場合は、ワンオペ育児度が高い状態といえるかもしれません。
6.パートナーの休日も育児の分担が同じ
仕事をする日と休日では、子どもと自宅で過ごす時間に違いがあるのではないでしょうか。しかし、育児や家事の分担が普段と変わらない場合、ワンオペ育児になっていないか不安になるという方もいるそうです。
7.ほぼ1人で子育てをしている感覚がある
1日のタイムスケジュールを振り返ったとき、自分だけが子どものお世話や遊び相手をしていると感じる方も少なくないのではないでしょうか。家族で生活している感覚はあっても、夫婦で子育てをしている感覚が薄れている場合は、こちらの項目にもチェックを入れてみてください。
8.自分の時間がないと感じている
働きながら育児や家事を優先して生活していることで、自分のために使う時間が短いと話すママもいました。仕事が終わってすぐに帰宅し、食後にゆっくり休む時間がとれない状態で子どもをお風呂に入れたり寝かしつけたりするため、自分の時間もほしいと感じている方もいるようです。
9.自分の負担が多くイライラしてしまう
育児や家事の分担量を見直したとき、自分の方が負担が多いのではないかと感じる方もいるかもしれません。気持ちが沈んだりイライラしたりする場合は、この項目にも当てはまるといえるでしょう。
10.子どもの年齢が0歳から6歳
赤ちゃんや幼児期の子どもは、自分でできることが少しずつ増えていく期間のため、ママやパパからのサポートが必要なシーンもあるでしょう。お世話をする頻度や回数が多いと、ワンオペ育児にもつながる要素があるのではないでしょうか。
ワンオペ育児の現状を変えるための対応
チェックリストに当てはまる項目があった場合、ワンオペ育児といえる状況にあるかもしれません。ママ・パパたちに、ワンオペ育児の現状を変えるために実際に行なった対応について聞いてみました。
夫婦で話し合う
ワンオペ育児に悩むとき、まずは夫婦で話し合う機会を作るとよいかもしれません。ママ・パパからは、相手に理解してもらうために感情的にならず、落ち着いてゆっくりと伝えるよう心がけたところ、お互いに気持ちよく相談することにつながったという声も聞かれました。
子育て支援事業やサービスを活用する
ベビーシッターサービスに子育てをサポートしてもらった家庭があるようです。他には、自治体が運営する一時保育やファミリー・サポート・センター事業を活用したという家庭もありました。
家事代行サービスに依頼する
家事代行サービスを活用しているパパもいるようです。会社によっては、掃除や料理だけでなくペットの散歩なども代行してくれるそうなので、代わってほしい家事の内容に合わせてサービス会社を選ぶとよいかもしれません。
ワンオペ育児で悩むときは夫婦で相談を
自分の家庭はワンオペ育児かもしれないと感じる方も少なくないようです。チェックリストでワンオペ育児度を確認し、現状を変えたいと感じたママやパパもいました。ワンオペ育児で悩むときは、まずはパートナーに自分の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
夫婦だけではワンオペ育児の状況を変えにくい場合は、子育て支援サービスや家事代行サービスだけでなく、子どもを安心しておまかせできるベビーシッターサービスを活用し、より前向きな環境で子育てをしていけるとよいですね。
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