育児におけるアタッチメントとは?行動の特徴とママやパパたちが意識したこと
アタッチメントとは
アタッチメント(愛着)の一般的な意味は、「慣れ親しんだ物事に深く心をひかれ、離れがたく感じること」とされています。心理学におけるアタッチメントとは、乳幼児と特定の養育者(親や保育者)との間に形成される情緒的結びつきを指すようです。
生後間もない赤ちゃんは、生きるためや安心感を得るため、泣いたり声を出したりして養育者に働きかけるとされています。成長するにつれて、その働きかけは抱っこをせがんだり、どこにいるのかと目で追って探したりする行動へと変化していくようです。それらの行動を通してより密接な関係を築いていくことで、子どもは情緒豊かにのびのびと育っていくと言われています。
赤ちゃんや子どもからの養育者に対する働きかけと、その働きかけへの養育者の応え方が相互に作用し、両者間に情緒的結びつきが作られていくことを、「アタッチメント形成」と呼ぶようです。
アタッチメント行動の特徴
アタッチメント形成には、4段階の特徴的な行動があると言われています。目安の月齢や年齢とともに、段階ごとのアタッチメント行動の特徴をご紹介します。
第1段階:誕生から生後12週頃
第1段階では、特定の人を見分けることはなく周囲にいる誰にでも泣いたり微笑んだりして働きかけるようです。それに対し、周囲の人がどのような反応をするのかを、赤ちゃんは見たり感じたりしていると言われています。
第2段階:生後12週から6カ月頃
第2段階では、自分の働きかけに対してより多く応えてくれる人を特定し始めると言われています。特定の養育者に対して、じっと見つめたり、声のする方を見たりするようになるかもしれません。また、笑いかける、手を伸ばす、服をぎゅっとつかむなどもアタッチメント行動とされています。
第3段階:生後6カ月から2歳頃
第3段階では、特定の養育者と他の人を見分けてアタッチメント行動をするようになるとされています。特定の養育者があやすととても喜んだり、後追いをしたり、姿が見えなくなると泣いたりするのが特徴です。自発的に特定の養育者を求めるようになり、そばにいることで安心感を得ていると言われています。
第4段階:2歳頃から3歳以上
第4段階では、特定の養育者との間に「いつも見てもらえている」「大切にしてもらえている」という情緒的なつながりを感じ始めるようです。特定の養育者が常にそばにいなくてもつながりを感じることで安心し、外の世界と関わることができるとされています。不安を感じると特定の養育者の元へ戻り、スキンシップをとって気持ちを安定させようとすることもあるかもしれません。安心すると、また養育者から離れていくようです。
アタッチメントを育むために意識したこと
アタッチメントを育むために意識したことを、ママやパパたちに聞いてみました。
ありのままの子どもを受け入れる
「我が子とのアタッチメントを育むために、まずはありのままの子どもを受け入れることを意識していました。ほかの子どもと比べたり、失敗を責めたりするようなことはせず、『大丈夫、いつもあなたの味方だよ』という気持ちで接していました」(30代/5歳児のパパ)
アタッチメント形成のためには、ありのままの子どもを受け入れることがポイントの一つです。子どもも、自分が大好きな人から「そのままのあなたが好き」と言葉や行動で伝えてもらえると、自然に自分を好きになって自信がつくかもしれません。
積極的にスキンシップをとる
「育児書に、『アタッチメント形成にはスキンシップが重要』と書いてあったので、積極的にとるようにしていました。子どもが3歳を過ぎても、求められる限りは抱っこしたり遊んだりしていました」(40代/7歳児のママ)
大好きな人とのスキンシップは、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」の分泌を促し、気持ちを安定させると言われています。アタッチメント形成のためにスキンシップをたくさんとれば、オキシトシン効果で大人も子どもも気持ちが満たされるかもしれません。
大好きという気持ちを言葉で伝える
「毎日忙しくてなかなか子どもとゆっくり過ごせないときでも、朝起きたときや夜眠る前などに『大好き』と伝えることを意識していました。『どんなときでもあなたが大好き』ということを、思うだけでなく言葉にして伝えることで、子どもも安心しているようでした」(20代/6歳児のママ)
心で思っているだけでなく、きちんと言葉にして「大好き」と伝えることで、子どもは自分が受け入れられ、大切に思われていることを実感できるかもしれません。ほかにも、「あなたのことがとても大切」や「生まれてきてくれて嬉しい」といった言葉を伝えているというママやパパもいました。
寝る前にコミュニケーションをとる
「日中に子どもとの時間がとれなかったときは、寝かしつけの時間を有効活用していました。一日のできごとを聞いたり、絵本の読み聞かせをしたりして、コミュニケーションをとっていました。短い間でも、その時間があることでお互いに満たされるような気がしました」(30代/8歳児と4歳児のパパ)
眠る前の時間を、親子でゆっくり過ごすのもポイントの一つです。入眠の儀式として、話をしたり、ギュッと抱きしめたりしているというママやパパの声もありました。
アタッチメント形成のために愛情を伝えることが大切
アタッチメントとは、ママやパパ、保育者といった特定の養育者との情緒的なつながりを指すようです。成長するにつれ行動が変化していき、形成へとつながっていくとされています。安定したアタッチメント形成のために、子どもとたくさんスキンシップをとったり、「大好き」と言ったりすることを意識しているママやパパもいるようでした。赤ちゃんや子どもに愛情を伝えることを意識しながら、アタッチメントを育んでいけるとよいですね。
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アタッチメントを育むために「子どもとの時間を大事にしたい」と思っていても、気力や体力に余裕がないときもあるかもしれません。そのようなときは、キズナシッターにご相談ください。
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