赤ちゃんの寝言泣きとは、眠っているときに寝言を言うかわりに泣いている状態のこととされています。夜中に突然赤ちゃんが泣き出すと、「夜泣きかな？」と心配になるママやパパもいるかもしれません。今回は、寝言泣きの特徴や時期、夜泣きとの違い、対処法と気をつけたことについて、ママやパパたちの体験談を交えてご紹介します。

赤ちゃんの寝言泣きとは

寝言泣きとは、赤ちゃんが寝言を言うように泣くことを指します。何かを訴えたくて泣くのではなく、寝ぼけている場合や眠りが浅い場合などに起きるようです。特徴として一瞬声を大きくあげたり、泣いてもすぐ静かになったりすることがあげられます。寝言泣きは赤ちゃんの脳が発達しているサインでもあるため、必要以上に心配しなくてもよいとされています。

寝言泣きが起きるタイミング

寝言泣きは、赤ちゃんが眠った後、数十分から1時間後くらいにくり返すことが多いと言われています。赤ちゃんはおおよそ1時間単位で「深い眠り」と「浅い眠り」をくり返しますが、「浅い眠り」の時間のほうが長いとされています。「浅い眠り」のときに、寝ぼけて泣くのを寝言泣きと呼ぶようです。

寝言泣きはいつからいつまで？

寝言泣きは、一般的に赤ちゃんの体の発達が進む生後4～6カ月頃に始まり、睡眠サイクルが整う1歳～1歳半頃まで続くと言われています。ただし期間については個人差があるため、いつからいつまで続くかは一人ひとり異なるようです。

寝言泣きと夜泣きの違い

赤ちゃんが眠っているときに泣く行動として、夜泣きがあります。「寝ている最中に泣き始める」という共通点から、どちらか判断がつきにくいというママやパパもいるのではないでしょうか。

違いを見極めるポイントとしては、泣いている時間の長さがあげられます。泣き始めてから数分後に泣き止んで、また眠るのであれば寝言泣き、しばらくの間泣き続けているのであれば夜泣きと言えるようです。

夜泣きは、赤ちゃんが何かを訴えたくて目を覚まして泣くこととされています。その場合はお世話や赤ちゃんをあやして寝かしつけるといった対応が必要となるかもしれません。

最初のうちは寝言泣きと夜泣きの判断がつきにくいため、少しの間赤ちゃんの様子を見ることが大切なポイントになります。

寝言泣きへの対処法

赤ちゃんの寝言泣きへの対処法を、ママやパパたちに聞いてみました。

しばらく赤ちゃんの様子を見る

「うちの子が寝ているときに急に泣き出したときは、まずはどんな様子か観察するようにしていました。2～3分ほど様子を見ていると、泣き止んでそのまま眠ることが多かったので寝言泣きと判断できました」（30代/2歳児のママ）

赤ちゃんが寝言泣きを始めたときは、数分間様子を見るようにしていたママやパパもいるようです。5分ほど経っても泣き止まないときは、夜泣きと判断してお世話をしていたという声も聞かれました。

お腹をやさしくトントンする

「寝言泣きが長く続くときは、お腹をやさしくトントンすると泣き止むことがありました。いつもの寝かしつけと同じようにトントンすると、リラックスしてまた眠れるようでした」（40代/3歳児のパパ）

寝言泣きがしばらくおさまらないときは、赤ちゃんがリラックスできるようお腹をトントンするとまた眠りに就くこともあるようです。他には、赤ちゃんを起こさない程度に、やさしく頭を撫でたり、頬を撫でたりしていたというママやパパもいました。

泣き止まなければお世話をする

「しばらく様子を見たり、お腹をトントンしたりしても泣き止まないときは、何か不快なことがあると判断してお世話をしていました。オムツ替えや授乳をすると、また眠りました」（20代/1歳児のママ）

上記のような対処法を試してみても泣き止まないときは、寝言泣きではなく赤ちゃんが何らかの不快感を訴えていると判断できるかもしれません。普段通りのお世話をして、赤ちゃんがまたぐっすり眠れるようにするとよさそうです。

寝言泣きへの対応で気をつけたこと

ママやパパたちが、寝言泣きへの対応で気をつけていたことをご紹介します。

すぐに抱っこしない

「夜中に赤ちゃんが泣き出したとき、『早く泣き止ませなければ』と焦りすぐに抱っこしていました。すると赤ちゃんが目覚めてしまい、余計に泣くことがありました。それからは、すぐに抱っこしないことを意識していました」（40代/5歳児と3歳児のパパ）

寝言泣きをしている赤ちゃんを抱っこすると、眠りを妨げる可能性があります。赤ちゃんが泣いていると、「大丈夫かな」と心配になる方もいるかもしれませんが、寝言泣きであればそのまま眠ることもあるようです。すぐに抱っこせず、少しの間様子を見るとよいかもしれません。

刺激を与えない

「夜中に赤ちゃんが泣いたときは、『オムツか授乳かな？』と考えてすぐにお世話をするようにしていました。しかしそれをきっかけに赤ちゃんが目覚め、その後なかなか寝ないことがあったので、お世話の必要がなさそうなときは刺激を与えないように気をつけていました」（30代/2歳児のママ）

寝言泣きの場合は何かを訴えて泣いているわけではないため、不必要に刺激を与えると、赤ちゃんが目覚めてしまうことがあるかもしれません。本気で泣いていると判断できたときには、オムツ替えや授乳といったお世話をするとよさそうです。

寝言泣きはしばらく様子を見ることが大切なポイント

寝言泣きは、赤ちゃんが短い間、寝ながら泣くことを指すようです。寝言泣きか夜泣きか判断に迷ったときは、しばらく様子を見るとよいかもしれません。対応するときは、赤ちゃんの眠りを妨げないよう、すぐに抱っこしたりお世話したりしないようにしていたママやパパもいるようでした。赤ちゃんが寝ているときに泣き出したとしても驚かずに、まずは様子を見守るとよいですね。

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