子育て

中間反抗期とは?子どもの特徴とパパやママたちが接するときに気をつけたこと

「中間反抗期」とは、6歳頃~8歳頃の子どもに見られる反抗期のこととされています。一般的な「第1次反抗期」から、「第2次反抗期」に向かうまでの心の発達を表す時期を指すようです。今回は、中間反抗期が見られる時期や子どもの特徴、中間反抗期の子どもと接するときに気をつけたことについて、ママやパパの体験談を交えてご紹介します。

中間反抗期とは

「中間反抗期」とは、2~3歳頃の「第1次反抗期」と、12歳~14歳頃の「第2次反抗期」の間に訪れるため、「中間反抗期」と呼ばれているようです。はじめに、一般的な時期や原因についてご紹介します。

中間反抗期の時期

子どもは、成長の過程で2つの大きな反抗期を迎えると言われています。最初に起こるのが2歳前後の「イヤイヤ期」とも呼ばれる「第1次反抗期」とされています。この時期は、自我が芽生え始めることで自己主張が強くなるのが特徴のようです。「自分でやりたい気持ち」と「上手くできない現状」にジレンマを感じ、癇癪を起こすこともあるかもしれません。

次に起こるのが、小学生高学年~中学生頃の「思春期」と重なる「第二次反抗期」と言われています。自立心が芽生えるこの時期は、大人への反発を通して自分の価値観や自我を確立していくとされており、反抗的な態度が強くなるのが特徴のようです。

「中間反抗期」は、この2つの反抗期の間に起こるようです。一般的には、6歳(年長児)~8歳(小学生低学年頃)に起こると言われていますが、程度やタイミングには個人差があるかもしれません。

中間反抗期の原因

中間反抗期の原因は、「自我」の発達が関係しているとされています。6〜8歳頃は言語能力が増し、子ども同士のコミュニケーションもより活発になるかもしれません。それまで親と密接な関係を築いてきた子どもたちも、友達との関わりの中で、関心の中心が親から友達へと次第にシフトしていくようです。

「自分で考えて、自分で行動したい」という気持ちもより強くなり、親の干渉や手助けを嫌がると言われています。自分の考えと大人の考えの微妙なズレを敏感に察知し、自分の意思を貫こうとすることで、反抗的な態度が現れやすくなるようです。

また、女児の場合には、女性ホルモンが影響を与える場合もあるそうです。中間反抗期が終わりに差し掛かる10~12歳くらいに初潮を迎える子どもが多いようですが、それより早く初潮が見られることもあるかもしれません。女性ホルモンの影響から、心身のバランスを崩してストレスとなり、反抗的な態度を取ることもあると言われています。

子どもが反抗によって意思表示をしたり、主張をしたりすることは、「自我の確立」のために重要な役割を果たすものとされています。

中間反抗期の子どもの特徴

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中間反抗期の子どもには、どのような特徴があるのでしょうか。ママやパパたちに、中間反抗期の子どもの様子を聞いてみました。

親に口答えをする

「うちの子は幼稚園の年長くらいのときに、反抗的な態度をとるようになりました。私が言うことに対して、『言われなくてもわかってるよ!』『ママだってやってるじゃん!』という口答えをすることが多くなりました」(30代/9歳児のママ)

中間反抗期を迎えるまでは親の言うことを素直に受け入れていたのが、反抗的な口答えや屁理屈が増えるのも特徴の一つです。子ども自身に考える力がつき、親の言うことにも矛盾や間違いがあることに気づき始めることが理由でもあるかもしれません。

親の言うことを無視する

「子どもが小学校1年生の頃、親の言葉を無視することが増えました。特に子どもにとって都合の悪いことは、知らんぷりということが多かったです」(40代/10歳児と7歳児のパパ)

親の言うことに対して、無視したり聞こえないふりをしたりするのも特徴としてあげられます。口答えをせずとも、「親の言うことを聞かない」という態度で反抗心を示す子どももいるようです。

親の干渉を嫌がる

「中間反抗期を迎える前は、学校で誰と遊んだのか、何をしてきたのかをよく話してくれていました。しかし、反抗期になってからは私があれこれ聞いても教えてくれないことが多くなりました」(30代/7歳児のママ)

特徴の例として、親に干渉されることを嫌がることもあげられるようです。ほかにも、学校の準備を手伝おうとしたところ「自分でやるからいい」と嫌がられたというママやパパもいました。

中間反抗期の子どもと接するときに気をつけたこと

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ママやパパたちが、中間反抗期の子どもと接するときに気をつけていたことをご紹介します。

子どもの思いを尊重する

「中間反抗期の子どもは、『自分で考えて行動したい時期』と育児書で読みました。それを理解した上で、『◯◯ならどうする?』『どう思う?』と問いかけたり、実際にさせてみたりして、子どもの思いを尊重する姿勢を大切にしていました」(30代/9歳児と7歳児のパパ)

子どもの思いを尊重する雰囲気を作ることで、子どもも自分で考えたり意思を伝えたりしやすくなるかもしれません。ほかにも、何かに挑戦して失敗してしまったとしても、「自分で決めてチャレンジできたね」「失敗を踏まえてどうするかを考えられたね」と言葉をかけて、子どものしたことを尊重する声かけをしているママやパパもいるようでした。

見守る姿勢を大切にする

「友だちとのコミュニケーションが活発になったことで、グループ内で独自の約束をすることもあるようでした。ついあれこれ聞き出したくなることもありましたが、自分たちで決めたことを見守る姿勢を大切にしていました」(30代/10歳児のママ)

子ども自身が自分で決めたことや友だち同士の関わりについては、見守る姿勢を大切にしていたパパやママもいました。ただし、モラルに反することや危険なこと、家庭のルールとして守ってほしいことに対してはしっかりと注意していたという声も寄せられました。

親の考えを伝える

「子どもが反抗的な態度をとったり、乱暴な行動をとったりしたときは、それで親がどんな気持ちになるかを伝えながら叱るようにしていました。頭ごなしに『ダメ』と言うのではなく、『◯◯にそんな風に言われて悲しい』『危ないことをして、◯◯がケガをしたら心配だから』というように伝えています」(40代/10歳児と8歳児のママ)

ただ感情的に叱るのではなく、親自身の気持ちや叱る理由を伝えることもポイントの一つと言えそうです。子どもがとった行動により、身近な人がどのような気持ちになるのかを知ることで、その後の行動を見直すきっかけにもなるかもしれません。

中間反抗期の子どもの様子に合わせた対応を

中間反抗期とは、第1次反抗期と第2次反抗期の間に迎える反抗期のこととされています。特徴として、親の言うことに口答えしたり、無視したりすることがあげられるようです。中間反抗期の子どもに接するときは、子どもの気持ちを尊重するような声かけがポイントになるかもしれません。中間反抗期は、自我の確立のために欠かせないプロセスと言えるようです。子どもをあたたかく見守りながら、親子ともに成長していければよいですね。

中間反抗期の子育てサポーターとして「キズナシッター」を

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