中間反抗期とは?ママパパの体験談で見る子どもへの対応NG例と上手な接し方
中間反抗期とは
子どもは、成長の過程で2つの大きな反抗期を迎えるといわれています。
最初に起こるのが2歳前後の「イヤイヤ期」とも呼ばれる「第一次反抗期」とされています。この時期は、自我が芽生え始めることで自己主張が強くなるのが特徴と言われています。
次が、小学生高学年~中学生頃の「思春期」と重なる「第二次反抗期」といわれています。自立心が芽生えるこの時期は、周囲への反発を通して自分の価値観や自我を確立していくとされており、大人や社会に対する反抗的な態度が強くなるのが特徴のようです。
「中間反抗期」は、この2つの反抗期の間の時期に起こるとされています。一般的には、6歳(年長児)~8歳(小学生低学年頃)が主であるようですが、程度やタイミングには個人差があるでしょう。
中間反抗期が起こる主な要因
この時期に、中間反抗期が起こる要因について見ていきましょう。
中間反抗期の原因は、「自我」の発達が関係しているとされています。子どもが意思表示や自己主張をすることは、自我の確立のために必要なプロセスと考えられるでしょう。
年齢的な時期から見ると、6歳〜8歳頃は言語能力が増し、子ども同士のコミュニケーションもより活発になる傾向があります。
それまでは親や家族という限定的な世界で育ってきた子どもが園や学校などの外部と関わる中で、意識や関心が家庭の外へ次第にシフトしていくようです。
また、この時期は保護者の干渉を嫌がるといわれています。自分と大人の考えのズレを察知し自分の意思を主張する態度が、大人からは反抗的に見えることもあるでしょう。
また、女児の場合には、女性ホルモンが影響を与える場合もあるそうです。この影響で心身のバランスを崩してストレスを感じることから反抗的な態度をとることもあるといわれます。
中間反抗期の子どもの特徴
自己主張が強くなる
中間反抗期の子どもは、自我がより強く芽生え、自分の意思を持つことが顕著になることがあるようです。
成長の一環と理解しつつも、時にはその主張の強さに戸惑うこともあるでしょう。しかし、この時期は自己主張を受け止めつつ、子どもの考えを尊重する姿勢を意識できるとよいかもしれません。
親への依存と自立の間で葛藤する
この時期の子どもは、親からの独立を求める気持ちと、まだ完全に自立できない自分の間で葛藤を抱えるため、行動と言葉が一致しなかったり、自立心が結果に結びつかなかったりすることでかんしゃくを起こすこともあるようです。
このような矛盾する行動は成長過程の一段階であり、親としては温かく見守りながら、子どもの自立心を妨げないようにサポートすることが求められるでしょう。
感情の起伏が激しくなる
感情の起伏が激しくなるのも中間反抗期の特徴です。この背景には、周囲の人間関係や学校生活の影響が要因になっているケースもあるようです。
親はその感情をダイレクトにぶつけられることが多くなりますが、子どもの感情に振り回されず、冷静な態度で気持ちを受け止めることが大切です。
友人関係での影響を受けやすい
この時期の子どもは友人関係が重要になり、親よりも友達の意見を優先することが多くなってきたと感じるママやパパも多いようです。
これも社会性を身につける成長過程の一環です。親としては過干渉にならないよう注意しつつ、適切なサポートを心がけましょう。
ルールや指示に反抗する
ルールや指示に反抗するのも、この時期の子どもの特徴です。ママやパパのなかには、できるだけ子どものやりたいことを尊重したいけど、最低限のルールや約束は守ってほしいと葛藤するという声もありました。
これは自己主張や自立心の表れからくるケースでもあるようです。押しつけずおだやかに対話しながら、子どもが納得するまで根気よく対応できるとよいかもしれませんね。
中間反抗期の子どもとの接し方
子どものストレスや反抗的な態度を、どのように受けとめればよいのか悩むこともあるでしょう。ここでは、中間反抗期を乗り切ったママやパパの体験談を紹介します。
子どもの思いを尊重する
中間反抗期の子どもが「これがやりたい」と言ったとき、否定せずに耳を傾けることで親子の信頼関係を深めることを意識するとよいようです。
子どもの意見を尊重する姿勢は、「自分は大切にされている」と感じさせ、自信を育むきっかけになるという声がありました。親が意見を聞くことで、子どもが自分の考えを話しやすい環境をつくることで、結果的に成長をうながすことにつながりそうです。
見守る姿勢を大切にする
親が過干渉を避けて子どもを見守ることで、自己解決能力の育ちにつながることが期待できます。成功体験が得られれば達成感も自信につながり、うまくいかなかった場合も、失敗を通して得られる学びは成長の糧となるでしょう。
親が一歩引いてサポートすることで、子どもは挑戦する勇気を持ち、自立する力を身につけることができそうです。このような場合は、言いたいことを多少抑えても見守る姿勢を持てるとよいでしょう。
親の考えを伝える
子どもが反抗的な態度を示しても、親が一方的に指示をするのではなく、自分の考えを冷静に伝えるように心がけたという声が寄せられました。
子どもに自分の考えを押し付けるのではなく、「こうしてみたら?」と具体的で実行しやすいアドバイスを伝えることで、子どもが自分自身で行動を見直すきっかけになりそうです。
親の価値観を分かりやすく説明することで、子どもはその意味を理解し、自分なりの解決策を考えられるようになるでしょう。この対話で子ども大人の考えを聞くことで、自分の行動を見直すきっかけを得られるかもしれません。
中間反抗期の子どもへのNG対応
takasu / stock.adobe.com中間反抗期の子どもに対してやってはいけない・逆効果になるNG対応について、体験談を聞きました。
感情的に叱る・頭ごなしに否定する
感情的に叱ったり頭ごなしに否定したりすることは、子どもの話す意欲や自己肯定感を傷つける恐れがあります。
中間反抗期の子どもにとって、親の冷静さは安心感を与える重要な要素と言えるでしょう。叱る前に子どもの行動の背景や気持ちを理解しようと努めることで、子どもからの信頼関係を損なわない対応ができるようになりそうです。
突き放したり無視したりする
突き放す・無視するような対応は、子どもに孤独感や不信感を与える可能性があります。
反抗的な態度は、何かしらの気持ちの表現であることが多いため、それを受け止め、話を聞こうとする姿勢を見せられると子どもは安心するようです。
子どもが親に安心して気持ちを話せる環境をつくることで、反抗期の問題も円滑に乗り越えられるかもしれませんね。
干渉しすぎたりコントロールしようとする
過度な干渉やコントロールは、子どもの自立心を妨げ、親子間の衝突を招くことにもつながりかねません。
中間反抗期の子どもは自分の意志で行動する機会を求めるため、親は子どもを信じて適度な距離感を保ちながら、危険なことがないように近くで見守る姿勢を崩さないようにしましょう。
また必要に応じてサポートする姿勢を示すことで、子どもが自己解決力を育む助けになれるとよいかもしれません。
中間反抗期の子どもには寄り添いの姿勢を
中間反抗期は、子どもが自立と依存の間で揺れ動く大切な成長過程です。この時期に見られる反抗的な態度や行動は、子どもの内面的な成長を表していると言えます。
親としては、子どもの気持ちに寄り添いながらも、必要なときにはしっかりとサポートするバランスが求められます。
また、親自身も完璧であろうとせず、悩んだときは周囲の人や専門家に相談することをためらわないようにしましょう。
親子間の信頼関係を大切にし、子どもの成長を温かく見守ることで、中間反抗期を子どもの豊かな成長の機会にできるとよいですね。
中間反抗期の子育てサポートには「キズナシッター」
中間反抗期を迎える子どもがいる家庭からは、「イライラする気持ちを誰かに聞いてもらいたい」「子どもを預けて一人の時間がほしい」と考える方もいるようです。
子育てに疲れを感じたときの息抜きとして「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターは、保育士や幼稚園教諭、看護師いずれかの国家資格所有者のみがシッティングを担当する、ベビーシッターのマッチングサービスです。
0歳から12歳までの子どもを対象としており、最大3名まで同時に預かれるため、兄弟のサポートが必要なときにもご利用いただけます。
育児に疲れたとき、保育のプロに子どもを預けることで安心して自分の時間を過ごせたという方もいます。自分の心と体が疲れ切ってしまう前に、キズナシッターにご相談ください。
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(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
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当日、シッターは5分~10分前を目安に到着するので、ご家庭のルール、お預かりの注意事項、鍵の扱い、緊急時の対応方法など必要事項をお伝えください。
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