子育て

ベビーサインとは?いつから始めたかや教えるときに意識したこと

ベビーサインとは、言葉が話せない赤ちゃんや子どもとコミュニケーションをとる方法の一つとされています。今回は、ベビーサインの説明や始めた時期、ベビーサインを教えるときに意識したことについて、ママやパパたちの体験談を交えてご紹介します。

ベビーサインとは

ベビーサインとは、赤ちゃんや子どもとボディランゲージでコミュニケーションをとる育児方法のこととされています。1990年代中頃にアメリカで始まったもので、近年は日本でも広まりつつあるようです。ベビーサインはごく簡単なジェスチャーが中心なため、言葉の話せない赤ちゃんや子どもともコミュニケーションがとりやすいといわれています。

手足を自由に動かせるようになった赤ちゃんであれば、いつでもベビーサインに取り組めるようです。また、国ごとに異なる言葉と違い、ベビーサインのようなボディランゲージには国境がないため、誰でも簡単に取り入れられるのが魅力の一つといえます。

ベビーサインを始めた時期

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ベビーサインを取り入れた時期について、ママやパパたちに聞いてみました。

生後5カ月頃

「妊娠中から、『赤ちゃんが生まれたらベビーサインを取り入れてみたい』と思っていたので、ベビーサインの本で勉強をしていました。実際には、赤ちゃんを生んで5カ月が経った頃から始めました」(20代/2歳児のママ)

赤ちゃんと目と目を合わせてコミュニケーションがとれるようになった生後5カ月頃から、ベビーサインを始めたママやパパもいるようです。「おっぱい」や「オムツ」など、お世話の中で頻度の高いものからベビーサインを取り入れたという声も聞かれました。

生後8カ月頃

「赤ちゃんがお座りできるようになった8カ月頃から、何種類かのベビーサインを取り入れてみました。赤ちゃんが楽しそうにジェスチャーの真似をしてくれるようになり、コミュニケーションの幅が広がりました」(30代/4歳児のパパ)

赤ちゃんがお座りできるようになると、手足が自由に使えることも増えるためベビーサインがしやすくなるかもしれません。生後8~10カ月頃に、5種類ほどのベビーサインから始めたというママやパパもいました。

1歳頃

「我が家では子どもが1歳を過ぎた頃から、いっしょにベビーサインの教室に通い始めました。言葉ではうまくコミュニケーションがとれないときに、ベビーサインが役立ちました」(40代/6歳児と2歳児のママ)

赤ちゃんや子どもがまだ言葉で気持ちを伝えられない時期でも、ベビーサインによって大人が欲求を汲み取りやすくなることもあるようです。ベビーサインによって気持ちが満たされるからか、子どもがぐずったり泣きじゃくったりすることが少なくなったというママやパパの声も寄せられました。

取り入れたベビーサインの例

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ママやパパたちが実際に取り入れたベビーサインの例をご紹介します。

おっぱいやミルク

「授乳のときには、胸の前で片手を閉じたり開いたりしてグーパーするベビーサインをしています。『おっぱい飲もうね』と言葉をかけながら手を動かしています」(20代/11カ月のママ)

おっぱいやミルクのときに、ベビーサインを取り入れたママやパパもいました。数カ月続けているうちに、赤ちゃんや子どもから「ミルクがほしい」とベビーサインで伝えるようになったという声もありました。

もっと

「離乳食をあげるときに、赤ちゃんがまだ物足りなさそうな様子を見せたら、『もっと』のサインを使うようにしています。両手の指先をきゅっとすぼめてトントンとくり返し合わせ、『もっと食べる?』と聞いています」(20代/1歳児のママ)

授乳や離乳食のとき、赤ちゃんや子どもの様子に合わせて「もっと?」とベビーサインで聞いてみるのも一つの例としてあげられるようです。赤ちゃんや子どもから「もっと食べたい」「もっとほしい」という要望を伝えてもらえるようになり、食事量が調整しやすくなったというママやパパもいました。

おしまい

「遊びや絵本の読み聞かせを終わりにするときは、『おしまい』のサインをしています。上に向けた両手のひらを同時にクルッと下に向けるジェスチャーをします」(40歳/4歳児と10カ月の赤ちゃんのパパ)

遊びや食事などの終わりを知らせるとき、「もうおしまいね」のベビーサインをしているママやパパもいるようです。「おしまい」のベビーサインを見ると、子どもも納得した様子で終わらせていたという声も寄せられました。

オムツ

「オムツを替えるときのベビーサインとして、両手で自分の下腹部をポンポンと叩くジェスチャーを教えました。オムツのサインが『おしっこ(うんち)が出た』という合図になり、すぐオムツ替えできたので、子どもが不快な思いをすることも減った気がします」(30代/3歳児のママ)

オムツ替えのときに「おしっこ(うんち)が出たね。オムツ替えようね」と声をかけながらサインを見せていたママやパパもいました。また、オムツのサインが「おしっこ出そう」という意思表示にもなるため、トイレトレーニングに役立ったという声も聞かれました。

ベビーサインを教えるときに意識したこと

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ベビーサインを教えるときに意識したことを、ママやパパたちに聞いてみました。

楽しい雰囲気で教える

「ベビーサインは、赤ちゃんが遊びの中で覚えられるようにしたかったので、楽しい雰囲気づくりを意識していました。遊びの延長でやっているうちに、いつの間にか赤ちゃんも覚えていました」(30代/2歳児と10カ月の赤ちゃんのパパ)

赤ちゃんや子どもにベビーサインを教えるときには、ママやパパが楽しい雰囲気を作ることが大切なポイントといえそうです。最初は遊びの中で、「楽しんで見てもらえたらいいな」「いつか気づいてくれるといいな」という気持ちで始めたという声もありました。

焦ったり強要したりしない

「赤ちゃんがベビーサインを見たり覚えたりしなくても、強要はしないようにしていました。こちらが無理にやらせると赤ちゃんを怖がらせてしまうと思ったので、自然に興味を示してくれるまで待ちました」(40代/5歳児と1歳児のパパ)

赤ちゃんがベビーサインを習得する時期や時間には個人差があるといわれています。無理に教えようとしたり、結果を急いだりするのは逆効果となるかもしれません。大人が楽しんでいる様子を見ているうちに、赤ちゃんも興味をもち、自分からサインを見せてくれるようになったというママやパパもいました。

語りかけながら動きを伝える

「ベビーサインをするときには、『ご飯食べようね』『帽子をかぶってお出かけしようね』など、言葉で語りかけながらジェスチャーを見せていました。そのうちに、子どもも言葉とサインで伝えてくれるようになりました」(20代/3歳児と9カ月の赤ちゃんのママ)

赤ちゃんや子どもにベビーサインを教えるときは、語りかけにあわせてジェスチャーを見せることもポイントの一つのようです。言葉といっしょにサインの意味を理解することで、赤ちゃんや子どもも両方使えるようになるかもしれません。

親子のコミュニケーションをより楽しむためにベビーサインを

ベビーサインは、言葉が話せない赤ちゃんや子どもとコミュニケーションをとる方法の一つとして取り入れられているようです。授乳やオムツ替えのときなどに、いっしょに楽しみながらできるのも魅力の一つかもしれません。ベビーサインを上手く活用して、親子のコミュニケーションをより楽しめるとよいですね。

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