首が座る前にやってはいけないこととは?完了時期や判断方法、注意点
赤ちゃんの首座りについてママやパパたちが気になること
「首が座る」とは、赤ちゃんの首がぐらぐらしなくなり、安定して頭を動かせるようになる状態のこととされています。赤ちゃんの重要な成長過程のひとつとして気にかけている家庭も多いのではないでしょうか。そこで、ママやパパたちに赤ちゃんの首座りについて気になることを聞いてみました。
多くのママやパパたちは、首座りが完了する前にやってはいけないことと時期について、心配しているようでした。ほかには、赤ちゃんの他に上の子どもがいる家庭から、子どもに対して「首が座る前にやってはいけないこと」をどのように伝えればよいか知りたいという声も聞かれました。
赤ちゃんの首が座る前にやってはいけないこと
buritora / stock.adobe.com多くのママとパパが気になっていた、赤ちゃんの首が座る前にやってはいけないこと。ここでは、それらの例をいくつかピックアップして紹介します。
縦向きで抱かない
縦向きの抱っことは、赤ちゃんのお尻と頭を手で支えながら、赤ちゃんが縦になるようにして自分の上体に抱き寄せる体勢のことをいうようです。首が座る前の赤ちゃんをこのように縦向きで抱っこすると、首がぐらぐらしてしまうことがあったというパパがいました。赤ちゃんのげっぷを促したいときなど、縦向きに抱っこする場合には、しっかりと首を支え、頭を自分の肩にもたれさせるようにしていたというママやパパの声もありました。
うつ伏せで寝かせない
首が座る前の赤ちゃんは自分の頭を持ち上げる力が少ないため、うつ伏せでは鼻や口を床から離せず苦しくなってしまうことがあるようです。首座りを促すための練習でうつ伏せにするときも、赤ちゃんが苦しそうにしていないか注意して見守っていたというパパやママもいました。
激しく揺さぶらない
「乳幼児揺さぶられ症候群」とは、赤ちゃんが身体に強い衝撃を受けたり、長時間揺さぶられたりすることで、脳の神経が傷ついてしまうことです。家族が抱っこするときも、赤ちゃんを激しく揺さぶらないよう、しっかり伝えるようにしましょう。
出典:赤ちゃんが泣き止まない/厚生労働省赤ちゃんの首が座る時期の目安
首座りについてママやパパが気になることのなかに、首が座る時期が知りたいという声が多くありました。次は、この首座りが完了する時期について紹介します。
首座りの目安は生後3カ月~5カ月頃
一般的には、生後3カ月〜4カ月頃に首がしっかりと座った状態になる赤ちゃんが多いようです。目安としては、生後5カ月頃までにほとんどの赤ちゃんの首座りが完了するようですが、下記の厚生労働省の資料からもわかるように、生後6カ月過ぎまでかかったというケースもあります。このように、首が座る時期には個人差があるため、過度に心配しすぎる必要はないでしょう。
出典:平成22年 乳幼児身体発育調查報告書/厚生労働省首座りの完了を判断するポイント
首が座ったかどうかを家庭で確認するときのポイントを下記にまとめました。いずれも無理をすることなく行なうよう、気をつけましょう。
- うつ伏せや腹ばいになったとき、自力で頭を持ち上げられる。また、首を左右に動かすことができる
- 仰向けの状態で両手をやさしく持ち上げて、赤ちゃんの上体を45度程度までそっと引き上げたときに頭が遅れずについてくる
- 縦抱きにしたときに、首がしっかりと安定してぐらつかない
首が座りはじめの頃は、少しの間だけ頭を持ち上げることができても、首がぐらついたり頭がついてこなかったりすることもあるでしょう。この場合は完全に首が座ったとはいえないようです。
心配な場合はかかりつけ医に相談を
ママたちの体験談のなかには、赤ちゃんの3,4カ月児健診のときに「首すわりが十分ではないので1カ月後くらいにもう一度診察しましょう」と言われたというものがありました。
このように経過観察になった場合、心配する方も多いかもしれませんが、再診察の際には首が座り、問題ないと言われるケースがほとんどのようです。
それぞれの赤ちゃんによって首座りの時期が異なることは当たり前として捉え、発達段階に応じて徐々に安定していくことを覚えておきましょう。
それでも赤ちゃんの首座りに関して不安がある場合は、自治体の保健所やかかりつけ医に相談してみてもよいでしょう。専門的な意見を聞くことで安心できることもあるかもしれません。
首座りの練習方法
首座りの時期を過度に心配する必要はないとお伝えしましたが、一方で「そろそろ首が座りそうかな」と思ったときには、ちょっとした練習で赤ちゃんの発育をサポートしてあげることができるようです。
ここでは、日常生活のなかに取り入れることができる首座りの練習方法を紹介します。
縦抱き
赤ちゃんのゲップ出しの際に行なうことが多い縦抱き。赤ちゃんが3カ月を過ぎたら、この縦抱きの姿勢で赤ちゃんの首を支える時間を増やしてみるとよいかもしれません。
また、縦抱きによる授乳も首座りのサポートにつながるようです。
赤ちゃんの頭が反り返らないように注意し、背中とお尻を支えながらそっと縦に抱っこしてみましょう。慣れてきたら、縦抱きをしながらママやパパが少し前傾姿勢になってみてもよいかもしれません。
うつ伏せ遊び
うつ伏せ遊びとは、赤ちゃんをうつ伏せにして両ひじを肩より下の位置に置き、ママやパパが上から声をかけて赤ちゃんの興味を引く方法のことです。
音の出るおもちゃなどを使ってもよいでしょう。
赤ちゃんが自分で首を動かし、それらの方へ自然と頭を持ち上げるように促しながら、無理のない範囲で行なうことがポイントのようです。ただし、うつ伏せはおなかを圧迫することがあるようなので、授乳直後は避けるようにしましょう。
首が座る前の赤ちゃんと接するときに気をつけたこと
宏員 武井 / stock.adobe.com首座りをサポートする練習方法について紹介しましたが、これらは首座りを無理に早めるためではなく、あくまで赤ちゃんの自然な成長に応じて行なうことが大切のようです。そこで、首が座る前の赤ちゃんと接するときに、ママやパパたちが気をつけていたことについて聞いてみました。
赤ちゃんの様子に合ったグッズを使う
首が座る前の赤ちゃんの様子に合わせて、抱っこ紐やベビーカーなどを選んでいるママやパパがいるようです。ほかにも、赤ちゃんの首を支えるクッションをベビーシートなどに装着して使っていたという声も聞かれました。
首に負担のかかる遊びを避ける
赤ちゃんの首を支えずに抱き上げる「高い高い」といった遊びは、赤ちゃんの首に負担がかかってしまうかもしれません。ほかにも、赤ちゃんが座るような体勢での遊びは頭が不安定になったので避けていたというママやパパもいました。
首が座る前にやってはいけないことに注意して見守ろう
maru54 / stock.adobe.com赤ちゃんの首が座る前にやってはいけないこととして、縦向きに抱っこしたり激しく揺さぶったりすることがあげられるようです。
赤ちゃんとふれあうときには、首に負担のかかる遊びを避けていたというママやパパもいました。
首座りをサポートするための練習方法も、首座りを無理に早めるために行なうのではなく、赤ちゃんの自然な成長のリズムに寄り添いながら取り組むことが大切でしょう。
また、首が座る時期についても、遅いからといってあまり心配しすぎる必要はなさそうです。
今回紹介した首座りの完了時期はあくまで目安として捉え、自分の子どもの成長や発達をあたたかく見守ることが大切かもしれません。
首が座る前の赤ちゃんのサポートが必要なときは「キズナシッター」へ
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(依頼確定)面談依頼を送ったら、続いてシッティング依頼を送ることができます。シッターから見積もりが届いたら、内容を確認して依頼を確定します。
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