子育て

産後のガルガル期とは?いつからいつまで続いたかやママとパパがした工夫

「ガルガル期」とは、産後の一定期間において誰かに赤ちゃんを触れられると嫌な気持ちになったり、家族にイライラする気持ちが抑えられなかったりするといったママの複雑な心境のことをいうようです。今回は、ガルガル期がいつからいつまで続いたかや、ママたちの心境と乗り越えるための工夫などを、ママやパパの体験談を交えながらご紹介します。

ガルガル期とは。いつからいつまで続く?

ガルガル期とは、出産後に動物が子どもを守ろうとする防衛反応から「ガルガル」と威嚇することからその名前がついたとされています。医学的な用語ではなく、インターネットスラングのひとつとして、近年使われている言葉だそうです。ガルガル期によって、ママが産後にイライラしたり気性が荒くなったりするのは、母性本能や産後のホルモンの変動が影響しているといわれています。

ガルガル期がいつからいつまで続いたか、ママたちに聞いてみました。

「私は産後2週が経った頃からガルガル期が始まりました。生後3カ月くらいから赤ちゃんの生活リズムも落ち着き始めたので、徐々にイライラがおさまっていったと思います」(20代/8カ月の赤ちゃんのママ)

「私の場合は産後1カ月頃からガルガル期が始まり、子どもが1歳になる頃まで続いていました。子どもが歩けるようになり抱っこが減ってから、少しずつおさまっていきました」(30代/2歳児のママ)

ガルガル期は、産後直後から8週頃までの大きなホルモンの変動から、精神的に不安定になりやすいことから起きるといわれています。

ママによっては、産後数カ月経った頃から1年ほど続いたという声や、産後直後に始まって1カ月程度で落ち着いたという声も聞かれました。いつからいつまで続くかは、一人ひとり異なるようです。

ガルガル期のママの気持ち

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ガルガル期を経験したことのあるママたちに、誰に対してどのようにイライラしていたのか聞いてみました。

パパに対してイライラする

「私は夫に対して、『赤ちゃんの抱っこのやり方が違う』『そのあやし方では落ち着かない』という気持ちになってイライラしていました。とにかく赤ちゃんに触らないでという気持ちが強かったことを覚えています」(40代/3歳児のママ)

ママにとって一番身近なパパに、イライラの矛先が向きやすいこともあるようです。ほかには、パパが抱っこすると赤ちゃんが落ち着くのを見てイライラしたという声もありました。

家族に対してイライラする

「義母に『赤ちゃんを預かるからゆっくり休んで』と言われましたが、赤ちゃんを取られてしまうような気持ちになり断っていました。今となっては、あのとき義母に頼っていれば体を休められていたのにと思います」(20代/1歳児のママ)

両親や義両親、兄弟といった家族に対してイライラしていたママもいました。「赤ちゃんにベタベタと触らないで」という気持ちから、家族に抱っこされたり触られたりするのも嫌だったという声も聞かれました。

知人や友人に対してイライラする

「先輩ママの友人に対して気持ちを相談したとき、『私はそんな風に思うことはなかったな』と言われ、全く共感してもらえませんでした。イライラとともに、こんな気持ちになるのは私だけなのかと孤独を感じてしまいました」(30代/10カ月の赤ちゃんのママ)

ガルガル期には、友人や知人に対してもイライラしてしまうことがあるようです。SNSを通じ、知り合いが順調に育児する様子を見てイライラすることもあったというママもいました。

ガルガル期を乗り越えるための工夫

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ガルガル期を乗り越えるために、ママたちがした工夫をご紹介します。

周囲の人に気持ちを伝える

「自分がガルガル期だと気づいたとき、まずは夫に『今私はガルガル期で、こういうことでイライラしてしまう』ということを伝えました。それを理解してもらえたことで、気持ちが楽になりました」(40代/5歳児と1歳児のママ)

ガルガル期のどうしようもない気持ちを、周囲に打ち明けたママもいるようです。ほかには、実母や友人など身近な人に気持ちを伝え共感してもらえたことで、前向きな気持ちになれたという声もありました。

完璧を目指さない

「イライラして気持ちに余裕がない日は、デリバリーの食事を活用するなど家事の負担を減らしていました。完璧を目指さないようにしようと考えるようになってから、気持ちにゆとりができました」(30代/11カ月の赤ちゃんのママ)

ガルガル期には、家事と育児の両方を完璧にしようと思わず、自分への負担を減らすことで時間と心にゆとりを作ったママがいました。ほかにも、掃除の頻度を減らして休息の時間をとるように意識していたという声も聞かれました。

好きなことをする時間を作る

「イライラがおさまらないときは、赤ちゃんが寝ている間に趣味の刺繍をして気持ちを紛らわすようにしていました。好きなことをしていると感情が落ち着き、また笑顔で赤ちゃんと接することができました」(20代/2歳児のママ)

赤ちゃんと2人きりの時間が長いと、疲れやストレスを感じやすくなり、イライラしてしまうこともあるようです。パパや家族に赤ちゃんを預けて、趣味の時間を作ったり、友人と食事をしたりと、好きなことをする時間を作る工夫をしているママもいました。

ガルガル期のママにしたパパの対応

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ガルガル期のママに対し、パパたちがした対応について聞いてみました。

家事やお世話を積極的にする

「妻がイライラしているときは、率先して家事や上の子のお世話をするようにしていました。ガルガル期は妻もつらい様子だったので、できるだけ体も心も休めてほしいという気持ちでした」(40代/6歳児と1歳児のパパ)

ママがイライラしていて余裕がなさそうなときに、積極的に家事をするようにしていたパパもいるようです。家事のやり方によってママのイライラがより強まらないよう、できるだけ具体的に教えてもらっていたという声もありました。

不安に寄り添う

「妻自身が自分の感情の変化に追いつけず苦しんでいる様子だったので、その不安に寄り添うことに徹していました。『つらいんだね』『今はどんな気持ちかな』と声をかけるようにしていました」(30代/2歳児のパパ)

ママの不安や不満などの気持ちに寄り添うように意識していたパパもいました。どう反応したらよいかわからない場合は、「そうだったんだね」「そういう気持ちになっているんだね」とママの気持ちを認めて話を聞いていたという声も寄せられました。

ストレスになりそうなことを減らす

「産後直後に、私の両親や兄弟が赤ちゃんに会いに自宅を訪れたいということがありました。しかし妻はそのときガルガル期で、家族が来ると気を遣って余計につらくなりそうだったので、もう少し日を置いてから来てほしいと伝えました」(20代/9カ月の赤ちゃんのパパ)

ガルガル期はさまざまなことに対してストレスを感じやすくなっているかもしれません。家族の来訪などよってママのイライラを強めることのないよう、ストレスを減らす工夫をしていたパパもいるようでした。

ガルガル期には気持ちを認めて寄り添う姿勢を

ガルガル期には、夫や家族などに対して「赤ちゃんに触ってほしくない」といったイライラが強まるママもいるようです。イライラが強いときには、完璧を目指さないことや自分の趣味の時間を作るなど工夫したという声もありました。パパや周囲のサポートを受けながら、ガルガル期の気持ちに寄り添った対応ができるとよいですね。

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