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子どもにかかわる仕事

夏の保育を安全に。子どもを守るための注意と対策

夏は、子どもたちにとって特別な季節です。日照時間が長くなるにつれて、お祭りや花火大会など、楽しいイベントも目白押しですよね。子どもたちも大好きな外遊びを心待ちにしていることでしょう。また、夏は幼稚園や小学校が夏休みになるため、ベビーシッターの出番が増える時期でもあります。しかし、そんな楽しい夏の保育には、特別な配慮と注意が必要です。子どもたちが安全に、そして健やかに夏をすごせるよう、ベビーシッターが知っておくべき対策ポイントをまとめました。

注意したい夏のトラブルと対策

kapinon / stock.adobe.com

夏の保育は、楽しい反面、注意すべきトラブルも潜んでいます。ここでは、子どもたちが安全に夏をすごせるよう、夏のトラブルに関する具体的な注意点と対策をまとめました。

熱中症・脱水症状

夏にシッターの方が特に注意すべきことといえば、「熱中症」と「脱水」でしょう。

子どもは温度変化の影響を受けやすいのに加え、体温調節機能が十分に発達していないことから、熱中症になりやすいといわれています。晴れた日には、地面に近いほど気温が高くなるため、身長の低い幼児は、大人よりも高温の環境にいることになります。

なかには、お子さまが遊びに夢中になり、水分補給を忘れて、本人が気がつかないうちに体温が上昇し熱中症になってしまっていたというケースもあります。また、水分や塩分をとらない状態でたくさん汗をかくと、脱水症状にもなりやすいため、注意が必要です。

以下に、このような事態にならないための5つの対策ポイントをまとめました。

  1. 室温を確認し、カーテンを閉めるなど直射日光を防ぐ
  2. こまめに休憩、水分補給をする
    (お子さまが「のどが渇いた」と言わなくても、飲み物をあげるようにしましょう)
  3. お子さまの服装を確認する
    (風通しがよい素材のものかどうかや、太陽にあたる場合はなるべく黒い服は避けるなど)
  4. 外出時は帽子を着用し、できるだけ日陰ですごすようにする
  5. 暑さ指数を確認し、戸外に出る時間や戸外遊びの可否を判断する

「暑さ指数」とは、ISOで国際的に規格化されている熱中症の危険度を示す指標です。これは単なる気温とは違い、人間がどれくらい暑さを感じ、熱中症になりやすいかを総合的に判断するために作られています。

以下に、暑さ指数の目安をまとめました。夏遊びをはじめる前にしっかり確認しておきましょう。

  • 21℃以上:外遊び、およびプールを実施する際は、熱中症に警戒する
  • 28℃以上:外遊び、およびプールは自粛することが望ましいが、実施する場合は、激しい活動は控え、熱中症に厳重に注意する
  • 31℃以上:外遊び、およびプールを中止とする

虫刺され

気温が上がると虫も活発になり、特に戸外では虫と遭遇することも増えますよね。なかでも、ハチと毛虫には特に注意が必要です。ハチに刺されると、アナフィラキシーを引き起こす可能性もあります。

また、蚊に刺されてそこを掻きむしり、傷口からウイルスが入ってしまうと、とびひなどの感染症を引き起こすこともあります。可能な限り「蚊だから大丈夫」と見過ごすことのないよう心がけましょう。

虫刺されには、3つの対策があります。

  1. 事前面談で、虫よけスプレーや虫刺され用塗り薬などの用意があるかや、外出時はお子さまに使用してよいかを確認する
  2. 戸外に出るときは、虫よけスプレーや虫よけパッチなどを活用する
  3. 虫の多そうな茂みにはなるべく近づかず、公園に着いたら、園内(木や草に毛虫やハチなど、危険な虫がいないか)を確認する

なお、虫とりなど、あえて虫の多い場所へ行く際には、ハチの巣などお子さまに危険がないか、必ず確認するようにしましょう。

水遊びによる事故

育児やシッティング中のプール遊びで、ヒヤリハットを経験されたシッターの方もいるかもしれません。

夏の水遊びはお子さまにとって楽しいものですが、溺れたり、窒息したりしないように細心の注意も必要になります。

乳幼児は、数センチの水深でも溺れてしまうことがあります。また、水温が低すぎると夏風邪の原因になるだけでなく、低体温症のおそれもあるため注意が必要です。水深や水温に気をつけていても、体調不良のときに水遊びを行うことで体調が急に悪化してしまうことも考えられます。

以下の5つの対策で、このような危険からお子さまを守りましょう。

  1. お子さまの体調を確認する(熱がないか、鼻水が出ていないか、ケガや傷がないかなど)
  2. 環境の安全確認をする(水深は深くないか、水温は冷たすぎないか、水中に異物・危険物がないか、すべり止めマットなどの転倒防止が万全かなど)
  3. お子さまから絶対に目を離さない
  4. 水遊びの前に、お子さまと約束事を決める(水に顔をつけない、体調が悪くなったらすぐに言うなど)
  5. 不安な場合はシッティング中の水遊びをお断りする(別の遊びを提案するとよりよいでしょう)

また、緊急時にスムーズに対応できるように、シッターの携帯電話やタオル、飲み物などは、すぐに手が届く範囲に必ず用意しておきましょう。

遊具によるやけど

シッティングの依頼によっては、暑い日でもお子さまを屋外でお預かりすることがあるかもしれません。

すべり台やうんてい、ジャングルジム、ブランコなどの鉄製の遊具、砂場、コンクリートの地面などは、太陽の直射日光でかなり高温になっていることがあります。

お子さまがそれらに直接触れてやけどしないよう、3つの対策を怠らないようにしましょう。

  1. 遊ぶ前に必ず遊具をさわって温度を確認し、危ないと感じたら遊具に近づかせないようにする
  2. 外遊びの時間を工夫する(遊具が高温になっていない午前中や涼しくなってくる夕方、公園が日陰になっている時間など)
  3. 絶対に裸足で歩かせないようにし、皮膚が遊具に直接触れないように服装にも注意する

食中毒

梅雨や夏場は細菌やカビが繁殖しやすく、食中毒のリスクが高まります。シッティング中に食事介助がある際は、以下の対応をより徹底するよう心がけましょう。

  1. 食事の前に、お子さまもシッターもしっかり手を洗う
  2. お子さまの食事や飲み物は、常温で保管しない
  3. 一度お子さまが口にしたものを、時間が経ってから、再度提供しない

なお、これらの対応について事前に保護者さまにも伝えておき、安全性の確保のためという意図を理解してもらえるとよいでしょう。

夏の保育で持っておくべきもの

polkadot / stock.adobe.com

暑い日はいつもの持ち物に加えて、以下のものもあると安心です。忘れず準備しておきましょう。

  • 日焼け対策用の帽子
  • ハンディタイプのファンや保冷剤
  • シッター自身の着替え(靴下やTシャツなど、汗をかいたときのため)

夏は、特に汗が気になるという方もいるのではないでしょうか。濡れた服や靴下のまま、ご家庭にお邪魔することのないよう、念のため着替えを用意しましょう。

また、お子さまの月齢によっては、シッターが着替えるタイミングがないこともあるでしょう。汗ふきシートなどを活用し、その場合は無香料タイプを準備するようにしましょう。

以下のものは、お子さまに使用するかどうかや、保護者さまにご用意いただけるかなどについて、事前に保護者さまへ確認が必要です。しっかり話し合っておきましょう。

  • お子さま用の虫よけスプレー
  • 虫刺され用の塗り薬
  • お子さま用の日焼け止め

夏のシッティングで気をつけたい3つのポイント

maru54 / stock.adobe.com

シッティングをするうえで、保護者さまが保育に関すること以外に、夏に気になりやすい注意ポイントがあります。以下に3点まとめました。

  1. ご自宅に裸足であがっていませんか?
    保護者さまのご自宅は、シッターのみなさまにとっては「職場」になります。
    夏の移動はスニーカーでは暑いため、サンダルで向かわれるといった場合も必ず靴下を持参し、裸足でご自宅にあがらないようにしましょう。
  2. 勝手に冷蔵庫に私物を入れていませんか?
    夏はお子さまだけではなく、シッター自身も熱中症や脱水症状の対策をしましょう。
    長時間のシッティングの際は、自分の食事の食中毒についても注意が必要です。
    飲み物や食事を冷やすために冷蔵庫を使いたい場合は、面談やシッティングの開始時に、メッセージなどで必ず許可をいただくようにしましょう。
  3. 断りなくエアコンや扇風機を使用していませんか?
    夏場はエアコンを使用するシーンも多いでしょう。
    使用する場合は、冷房の温度設定などを必ず確認するようにしましょう。
    また外出の際は、つけっぱなしかすべて消すか(ペットがいるご家庭では消さないケースが多いため)など使い方はご家庭によって異なります。忘れず確認しておきましょう。
出典:熱中症予防情報サイト/環境省

 

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