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子どもにかかわる仕事

初対面や人見知りでも大丈夫!子どもの安心感につながるシッティング術

ベビーシッターの仕事は、単発や週に数回の依頼が多く、ひとりのお子さまと継続的に関わる時間は限られています。そのようななかで「初対面のお子さまとの関係づくりが難しい」「お子さまが人見知りで、定期利用でもなかなか距離感が縮まらない」といった悩みを抱えているシッターの方もいるかもしれません。今回は、限られた時間のなかでも、お子さまとの信頼関係を築き、安心感を与えられるような心構えや具体的な関わり方を紹介します。

信頼関係は一歩ずつ、焦らずに

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シッティングにおいて保護者のニーズに応えることはもちろん大切ですが、お子さまがシッティングの時間を安心してすごし、一人ひとりに合った保育を提供することもベビーシッターの重要な役割です。

しかし、初日で完璧な信頼関係ができないのは当たり前。保護者と離れたお子さまは、「保護者さまの姿を求めて右往左往」「泣き叫んで大あばれ」「やさしく話しかけても応えてくれず物陰に……」というような状況も珍しくありません。

お子さまが保護者さまと離れて不安を感じるのは、ごく自然なことです。さらに、大好きな人が見えず、知らない大人とふたりきりになるため、怖さや不安を感じるのは当然のことでしょう。

以下の点を踏まえ、落ち着いて対応するようにしましょう。

  • お子さまの不安な気持ちは「正常な反応」
    保護者さまがお子さまに十分な愛情を注ぎ、強い愛着関係が築かれている証拠と捉える
  • 焦りは禁物
    「早く泣き止ませないと」と焦ると、お子さまはその動揺を敏感に察知し、さらに不安に なって心を閉ざしてしまう可能性も
  • まずはいったん深呼吸
    お子さまのありのままの気持ちを受け取り、共感しながら穏やかに寄り添う

お子さまの安心感につながるヒアリングポイント

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保護者さまとの事前面談は、シッティング当日、お子さまがシッターとの時間に安心感をもつためにとても重要です。

ここでは、お子さまがシッターとの時間を安心して楽しめるようにするためのポイントを2点お伝えします。

【ヒアリングポイント①】安心する人物像

お子さまは、普段の生活のなかで、どのような人とふれ合ってすごしてきたのでしょうか。年齢によっては、家族以外の方とふれ合うことが初めてというお子さまもいるかもしれません。

お子さまはこれまでどんな人と出会ってきましたか?

特に安心して関わることができた方がいれば教えてください。

(上記のような方がいる場合)その方の特徴も教えていただけるとうれしいです。

まずは、このような質問を投げかけてみましょう。

あまり家族以外の人と関わったことがありません。

○○さん(祖父母・友人など)にはとても懐いていますね。

その方は、○○な関わり方をしてくれて、子どもが喜んでいます。

高すぎない声で、ゆっくり話す方が安心できるみたいです。

大きな身振り手振りはあまり好きではないようです。

このように、これまでの人間関係のエピソードを保護者さまからヒアリングすることで、お子さまが安心するためのヒントを得られるかもしれません。

たとえば、お子さまとスムーズにうちとける方法として、にぎやかに笑ってアプローチしたり、ダイナミックな遊びを提供したりする方もいるかもしれません。しかし、それが裏目に出ることもあります。ほどよい距離感を保って、少しずつ関わりを作ることが、お子さまの安心につながるでしょう。

まずは、家庭の生活を知るところから始め、最初からお子さまとの関係づくりがうまくいかなくても、試行錯誤しながら少しずつ調整していきましょう。

【ヒアリングポイント②】好きな遊び

保護者さまから、お子さまが気に入っている玩具や遊びをヒアリングしておくことも重要です。

事前面談の際に、ご家庭の環境や玩具を紹介いただきながら、

  • 普段どのようなタイミングでその玩具を使っているか
  • その玩具や遊びのどのようなところが気に入っているか
  • その遊びのなかで、大人はどのように関わっているか

など、具体的に対話しておくと、当日のシッティングのイメージをもちやすいでしょう。

また、普段の生活習慣での興味関心についてのヒアリングにもヒントがあります。

ティッシュペーパーを引き出すことに興味をもっています

たとえば、上記のようなエピソードを保護者さまから聞き、玩具持ち込みの許可をいただいた場合、「箱から布を引き出して遊ぶ玩具」を作って持参することで、身近なところの興味関心から遊びを広げることができそうです。

さらに、お子さまが自分の欲求を受け入れられ、叶えてもらえた安心感をシッターに対してもつことにもつながるでしょう。

新しい遊びの提案のなかで、日常にアクセントを与えることもひとつの方法ですが、最初は慣れ親しんだ生活や遊びから、お子さまの安心感につなげていきましょう

シッティング中に忘れてはいけない4つのポイント

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シッターに対するお子さまの最初の印象は、残念ながら「知らない人」「こわい人」というケースも少なくありません。そのため、最初から心を開いて歩み寄ってもらえることはほとんどないと考えておく方がよいでしょう。

シッターは、お子さまにとって「自分と家族だけの安心できる世界」に足を踏み入れることになります。そのため、最大の敬意を払ってお邪魔することが、お子さまとの信頼関係を築く近道となります。

たとえば大人でも、大切にしている私物になんの断りもなく触れられると、誰でも抵抗を感じるのではないでしょうか。これは、お子さまにとっても同じです。
「これ知ってる!いっしょに遊ぼう!」などと、おもむろにお子さまの持ち物を手に取り、遊びだすようなことは避け、まずは以下のような声かけを心がけてみましょう。

○○くんが今一番好きなおもちゃはどれかな?

そのおもちゃ、わたしも知ってるよ。楽しいよね!

これ見たことがあるんだけど、どうやって遊ぶんだったかな?教えてもらえる?

このおもちゃおもしろそうだね。いっしょに遊ばせてもらってもいいかな?

あくまで主導権はお子さまであることを、常に念頭において接することを忘れないようにしましょう。

 【質問】 【傾聴】 【共感】 【依頼】

シッティング中は、これらの4つのポイントをていねいに使い分けながら、お子さまに歩み寄ることが大切です。自分の気持ちが尊重され、心が満たされることで、お子さまは自然と心を開いていくことでしょう。

心の距離を縮める4ステップで安心できるシッティングを

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お子さまとの関係を築くには、ある程度の時間が必要です。それでも、シッターは限りある時間のなかで、お子さまが安心できる環境を作っていく必要があるでしょう。

  1. 初日で信頼関係を築くことは難しく、当たり前というマインド
  2. ヒアリングで、お子さまが安心する人物像をイメージする
  3. お子さまの好きな遊びや興味関心をヒアリングして、当日の保育をイメージする
  4. お子さまの世界にお邪魔するときには最大の敬意を払う

今回紹介した、この4つのステップを意識することで、お子さまとの心の距離はぐっと縮まりそうです。

お子さまが心を開き、自発的にシッターとの関わりを求めてもらえるのは本当にうれしいですよね。まずはこれらの点を心がけて良好な関係性を築き、質の高い保育を提供していきましょう。

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