マンツーマンで行う保育とは。働き方の種類と概要、保育を行う上で大切にしたいこと
マンツーマンの保育をしたいときの働き方とは?
子どもと接する仕事をしたいと考えている方のなかには、子どもとマンツーマンで関わりながら、一人ひとりに寄り添った保育をしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。マンツーマンの保育を考える際に、抑えておきたい「居宅型訪問保育」と「ベビーシッター」という職業の働き方など詳しく見ていきましょう。
居宅型訪問保育
マンツーマン保育の働き方のひとつに、居宅型訪問保育の職員として働く方法があるそうです。居宅型訪問保育の対象となる子どもや働き方、必要な資格をご紹介します。
対象となる子ども
居宅型訪問保育は、子ども・子育て支援新制度における「地域型保育事業」のひとつとされ、保育を必要とする3歳未満の乳幼児が対象となります。事業の利用は、子どもが病気や障害を抱えていることや、継続的な保育の受け皿が必要であるなど、自治体や保育園等の事情で集団保育が難しい場合となるそうです。
働き方
居宅型訪問保育の働き方は、各市町村や民間の委託事業所等に所属して働くことになるそうです。また、働く場所は、保育を必要とする乳幼児の自宅において保育を行います。
保育所保育指針に準じた保育を提供し、1日8時間が原則となっていますが、保護者の就労時間などに応じて異なるかもしれません。保護者から引継ぎを行い、マンツーマンの関わりを通して子どもの遊びや食事、排泄の援助をしながら、心身の健やかな育ちをサポートしていくでしょう。
必要な資格
居宅型訪問保育として働く際、保育士資格は必須ではないとされています。一方で、子どもの命を預かる職業であるため、必要な研修を修了し、保育士または保育士と同等以上の知識および経験を有すると市町村長が認める者が要件となっています。
ベビーシッター
マンツーマン保育の働き方として、もうひとつベビーシッターがあります。対象となる子どもや働き方、必要な資格をご紹介します。
対象となる子ども
ベビーシッターの場合は、所属するベビーシッター会社などによって対象年齢は異なりますが、一般的に子どもの年齢は、0歳から12歳の子どもとなるようです。また、対応する人数も、1人もしくは兄弟によっては複数人となるケースもあるでしょう。
働き方
ベビーシッターの働き方は、ベビーシッター会社に所属したり、個人でマッチングサイトに登録して働いたりする方法があるそうです。働く場所は、利用者の自宅が主となりますが、依頼内容によっては、近くの公園や子育て支援センターといったケースもあるかもしれません。保育内容は、利用者の要望に応じて対応しつつ、子どものペースに合わせて心身の育ちをサポートしていくようになるでしょう。
必要な資格
ベビーシッターとして働く場合、特に資格は必要ないとされているそうです。しかし、子どもと関わる仕事となるため、万が一の際に適切に対応できるよう、保育や安全に対する知識があるとよいでしょう。保育士などの資格を取得していない場合には、民間のベビーシッター資格もあるそうなので、検討してみてもよいかもしれません。
マンツーマンの保育を行う上での大切にしたいこと
マンツーマン保育は集団保育とは異なるため、保育を行う上で意識したいポイントも変わってくるでしょう。マンツーマンの保育を行う際に大切にしたいことをご紹介します。
事前確認
マンツーマンの保育は、利用者の自宅に訪問し保育を行うため、事前確認がとても重要となるでしょう。事前の打ち合わせにおいて、緊急の連絡先やアレルギーの有無、お昼寝や食事の対応、好きな遊びなど、保育を行う際に必要となる情報を細かく確認しておくと、家庭での保育がイメージしやすくなるかもしれません。
実際のシッティング前にも、気になることを前もって確認しておくことで、イレギュラーなことが起きた場合でも対応がしやすくなるでしょう。
信頼関係
特にベビーシッターサービスに携わる場合、子どもと関わる時間が依頼された数時間のみになるケースもあるでしょう。そのため、限られた時間のなかでいかに子どもとの信頼関係を築けるかが、とても大切になってきます。信頼関係を築くためには、どのように関わるかは、子どもの性格によって変わってくるでしょう。
こちらからアクションを起こしていく場合以外にも、見守りに徹することで、子どもの警戒心が解けていき、心を開いてくれることもあるかもしれません。観察力を養い、一人ひとりに合ったマンツーマンのサポートを行っていくことは、子どもの変化や育ちを感じるきっかけとなり、やりがいにもつながっていくでしょう。
柔軟性
マンツーマン保育は、集団保育と異なり、1人で保育を行うため何かあったときには自分1人で対処するという責任感が求められます。そのため、予想していなかったことが起きた場合であっても、冷静で柔軟に対応していくことが重要となるでしょう。
柔軟に対応していくためには、事前確認や準備を怠らず、利用者とコミュニケーションを密に図っていくことも大切といわれています。わからないことは、積極的に確認していきましょう。
マンツーマンの保育をしたいときは自分らしい働き方を考慮して
マンツーマンの保育の働き方として、居宅型訪問保育とベビーシッターにわけて、対象となる子どもや働き方、必要な資格について触れました。マンツーマンの保育に携わる場合には、利用者とのコミュニケーションを通して、細かな事前確認が大切になってくるようです。
また、集団保育とは異なる部分を理解しつつ、子どもとの信頼関係や柔軟な対応を意識できるとよいかもしれません。マンツーマンの保育をしたいと感じたときには、自分らしい働き方ができるかといった視点で考えていけるとよいですね。
マンツーマンの関わりを大事にしたいときには「キズナシッター」も
子どもと関わる資格を所有している方のなかには、「一人ひとりとじっくり関わる保育がしたい」「プライベートも大切にした働き方がしたい」といった要望をもつ方もいるようです。マンツーマンの関わりを重視した働き方がしたいときには「キズナシッター」を検討してみてはいかがでしょうか。
キズナシッターとは、子どもを預けたい利用者とベビーシッターとして働きたい方の出会いをサポートする、マッチングサービスです。保育士や看護師免許などの資格を所有している方のみが登録でき、資格や経験を活かした働き方ができるでしょう。
働くスケジュールやシッティング料金は自分で設定ができるため、自分の理想とする働き方に合わせて仕事が行えるのも魅力のひとつです。子ども一人ひとりとの関わりを大切にし、やりがいを感じながら保育したいと感じたときには、キズナシッターも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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